簡約「曹周本」

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あらすじ] [簡易年表]
(2)簡易年表(第81~119回)

出来事のあとの( )は回数を示しています。
時期出来事根拠
宝玉15歳
晩秋 某日、迎春、泣いて栄国府を去る(81)
 宝玉と黛玉、岫烟の侍女より岫烟づきの者たちの無法を聞く(81)
 探春、玉桂児の妻(迎春の乳母の兄嫁)らを厳罰に処す(81)
 熙鳳、平児の報告を受け、探春を賞賛する(81)
 同夜、黛玉、「姑蘇風景図」を見て故郷を偲ぶ(82)
翌日、黛玉、熱を出して寝込む(82)
 賈政、工部侍郎に昇任。史太君と熙鳳、祝賀の段取りをする(82)
2日後(?)、宝釵と薛未亡人、賈政の祝賀で栄国府を訪れる(82)
 宝玉と宝釵、黛玉を見舞う(82)
数日後、花庁で「長恨歌」の舞戯がかけられる(83)
 宝釵、花庁を抜け出し、園内で湘雲の舞を見る(83)
 宝釵と湘雲、襲人を訪ねる。湘雲、舞を披露する(83)
数日後、江南の甄家が財産を返還されるとの報届く(83)
 賈環、賈蘭と兎狩りをし、賈蘭の得物を横取りする(83)
 熙鳳、周瑞の妻よりこれを聞いて賈環を叱る(83)
紫菱洲の秋景
 香菱、大観園を訪れ、蘅蕪苑で詩を吟ず(84)
 香菱、瀟湘館を訪れる。宝玉・黛玉・湘雲の詩の競作(84)
 金桂と宝蟾が大喧嘩する(84)
「もう寒い冬の季節」
年末  金桂、いとまも告げずに実家に帰る(84)
宝玉16歳
1月上旬  熙鳳と賈璉、江南の林家の余財を売る算段をする(85) 5日より前
1月14日  劉婆さん、板児を連れて栄国府に来る(85)
 史太君、劉婆さんらと園内の灯籠を観賞する(85)
 湘雲・宝琴・宝玉・熙鳳が龍灯踊りをする(85)
 湘雲と宝琴、池でスケートをする(85)
元宵節前日
1月15日  宝玉、北静王府に挨拶に訪れる(86)
 宝玉、水月庵に芳官を訪ねる。芳官、宝玉を冷たくあしらう(86)
 同夜、邸内で盛大に花火が打ち上げられる(86)
 襲人、賈芸と小紅の密会を目撃する(86)
 襲人、逃げる途中で、転んで足をくじく(86)
元宵節
1月16日  平児と小紅、熙鳳の使いで襲人を見舞う(87)
 平児、襲人に探春の縁談の話をする(87)
 黛玉・湘雲・宝釵、襲人を見舞う(87)
元宵節の翌日
1月?  香菱と黛玉、謝道韞の詩に続作する(87) 春雪が舞う
1~2月  宝玉、探春の部屋の書画掛け替えに立ち会う(87)
 宝玉、櫳翠庵で妙玉所有の書画を見せてもらう(87)
 惜春と黛玉、妙玉と碁を打つ(87)
 宝玉、黛玉に書画を贈ろうとして断られる(88)
 宝玉、怡紅院の書画を掛け替える(88)
数日後、趙氏、探春が宝玉に書画を贈ったことを知る(88)
 趙氏、探春のところに怒鳴り込む(88)
 賈芸と焙茗、芳官が牟尼庵に移れるよう始末をつける(88)
 宝玉、藕香榭で姉妹達とかくれんぼする(88)
 李綺、鬼の宝玉から逃げようとして池に落ちる(88)
 李紈ら、李綺を介抱する(88)
櫳翠庵の紅梅
2~3月  宝釵と宝玉、蘅蕪苑で花葉を摘む(89)
 黛玉、燕を追って蘅蕪苑に行き、二人を目撃する(89)
 黛玉、夢に太虚幻境を訪れる(89)
 警幻仙姑、黛玉に<紅楼夢>の戯舞を披露する(89)
 宝玉と妙玉、夢に太虚幻境を訪れる(89)
 宝玉と黛玉、幻境の蓮池に船を浮かべて遊ぶ(89)
数日後、探春・宝玉・黛玉、宝釵の家を訪れる(90)
 宝釵、宝玉たちと「打馬」をして遊ぶ(90)
 探春、東海国王の妃候補になったことを王夫人に告げられる(90)
 同夜、探春、侍書と語り合って覚悟を決める(90)
数日後、探春、宏仁寺に参拝し、東海国王と会う(90)
 宝玉、饅頭庵に智能児を訪ねる(91)
 宝玉、村はずれで芋を洗っていた二Y頭と再会する(91)
数日後、宝玉、芋を食べたいと騒ぎ、皆で芋を煮て食べる(91)
蘅蕪苑の新緑
燕の巣作り
夏?  史太君、病気になる(91)
翌日、賈珍、荘園の被害について賈蓉を問い正す(91)
翌日、賈蓉、荘園に向けて発つ(91)
数日後、黛玉、病気になって寝込む(91)
2日後、鴛鴦、池の蓮の葉を見て感傷に浸る(91)
 探春、宝玉ら詩社の再興を決め、名を「蓮花社」とする(91)
 鴛鴦、蓮の葉で香づけした粥を史太君らに振る舞う(91)
数日後、探春・宝玉ら、詩会の相談をする(92)
 宝玉と湘雲、稲香村のビワを摘む(92)
2日後、池に船を浮かべて詩会を行う。宝釵が第一等に(92)
 史太君の提案で、藕香榭で酒令を開く(93)
 探春の東海国王妃決定の知らせが届く(93)
翌日、宝玉と姉妹達、詩を清書して探春に贈る(93)
数日後、宝玉、探春に望遠鏡を贈る(93)
藕香榭の蓮の花
宝玉17歳
 探春、東海国王に輿入れする(93)
数日後、東海王府で祝宴がはられる(93)
翌日、国王と探春、東海国へ発つ(93)
輿入れは翌年の春
晩春?  王夫人、宝琴に海外の事情を尋ねる(94)
 宝琴、海外の演劇として「ロミオとジュリエット」を紹介(94)
 宝釵らはこれを批判、黛玉らは心酔する(94)
数日後、宝玉と黛玉、梨の花びらを拾い集める(94)
梨の花
夏?  賈璉、江南の荘園から戻る(94)
数日後、賈蓉が荘園で被災民に捕らわるとの報伝わる(94)
 賈政・賈珍・賈璉、対策を協議する(94)
翌日、賈璉、賈蓉の救出に向けて発つ(94)
 史太君ら一同、頼大の家へ招かれる(94)
 黛玉、宴を抜け出して園に帰る(94)
 宝玉、縁談は身内で進められるとの話を黛玉に伝える(95)
 紫鵑、宝玉に史太君への後押しを頼む(95)
 金桂、薛家に戻ってくる(95)
数日後、金桂、病床に伏せ、香菱に相伴させる(95)
 金桂の態度以前と一変し、香菱に優しく接する
 
8月中旬  金桂、母の病気を理由に里帰りする(95)
数日後、薛未亡人、王夫人を訪ねる(95)
 史太君は黛玉、王夫人は宝釵を宝玉の嫁にしたいらしい
 王夫人、熙鳳に宝釵を嫁にする策を求める(96)
 甄夫人・宝玉ら、上京し、栄国邸を訪ねる(96)
 賈宝玉と甄宝玉、対面する(96)
 宝玉、史太君から結婚相手は黛玉であることを確かめる(96)
 宝玉、怡紅院で酒宴をひらく。侍女たちはわけがわからず(96)
同夜、紫鵑、黛玉に宝玉からの知らせを告げる(96)
 黛玉、一晩窓辺に座って甘き夢を見る(96)
数日後、賈政、宝玉に南巡への同伴を命ずる(97)
 賈璉、賈蓉を連れて帰京する(97)
2日後、賈政と宝玉、南方に向けて発つ(97)
 王夫人と熙鳳、史太君の意中は黛玉であることを知る(97)
翌日、史太君と熙鳳、参内して元春妃に拝謁する(97)
2日後、元春妃より宝玉・宝釵の婚儀への旨意が伝わる(97)
 史太君、宝黛の成婚を決めておかなかったことを後悔す(97)
 熙鳳、黛玉と甄宝玉の婚儀を勧める(97)
 王夫人、王子騰夫人を通し、甄家に縁談をもちかける(97)
数日後、史太君、黛玉に「結婚相手は宝玉」とだけ伝える(97)
同日(?)、熙鳳、薛未亡人に宝玉との婚儀を申し入れる(98)
薛未亡人「立秋の10日に
なったばかり」
9月?  甄宝玉、栄国邸を訪れる(98)
 甄宝玉、沁芳亭で黛玉に会う(98)
 黛玉、結婚相手が甄宝玉であることを知って卒倒する(98)
 史太君、病床の黛玉を見舞う(98)
 黛玉、夢に再び太虚幻境を訪れ、全ての因縁を知る(98)
翌朝、黛玉、静かに息を引き取る(98)
 この日より宝釵、黛玉の霊前で泣き続ける
 宝釵を嫌っていた紫鵑、これを見て心を動かされる
宝玉は1~2ヶ月で帰ると言い、
この20日後に帰京
秋?  賈政と宝玉、江南より帰京する(99)
 襲人、宝玉に黛玉の死を伝える(99)
 宝玉、黛玉の霊前に倒れ、夢に太虚幻境を訪れる(99)
翌朝、宝釵、宝玉に出奔・出家を促す(99)
 宝釵、自分との婚儀は受けるべきでないと訴える
 宝玉、紫鵑の勧めに従い、宝釵との結婚を決意する(99)
黛玉の死後20日
晩秋?  賈璉、黛玉の柩を送って蘇州に発つ(99)
 紫鵑と雪雁、これに従う(99)
黛玉の死後49日
 迎春、黛玉の死を悲しんで孫紹祖に罵られる(100)
 迎春、首を吊って死ぬ(100)
 
 元春、夢に黛玉に会い、恨みを述べられる(100)
 元春、この日より病床に伏せる(100)
数日後、史太君と王夫人、元春の見舞いに参内する(100)
 同夜、史太君、黛玉の霊を祀る(100)
翌日、史太君、体調を崩して寝込む(100)
数日後、元春の病気快方に向かう(100)
 これを聞いて史太君の病、たちまち癒える(100)
「時期は冬に入り」
 湘雲、宝玉の結婚のため、栄国邸に招かれる(101)
 湘雲、黛玉の霊前で泣き、「悼亡友詩」を詠む(101)
数日後、宝玉と宝釵、結婚する(101)
 同夜、宝玉、襲人の反対を押し切り、黛玉を祀る(101)
 宝釵、これに同意し、「南浦・悼亡友」を詠む(101)
 宝玉、「悼仙妹詞」を詠む(101)
湘雲「紅梅ももう咲くのでは?」
某月15日  宝釵、湘雲に結婚祝の品を贈る(101)
 湘雲の結婚は翌年の4~5月だという
 同夜、宝釵と湘雲、蘅蕪苑で聯句を作る(101)
湘雲「今日は15日」
 宝玉と賈芸、藕官・蕊官に会いに行く(102)
 倪二、藕官らにちょっかいを出したごろつきに憤慨して大喧嘩(102)
 宝玉、これを収め、倪二を賞賛する(102)
 賈芸、倪二と藕官の婚儀を宝玉に提案する(102)
  併せて自分と紅玉の件を宝玉に打ち明け、取りなしを求める
 惜春の「大観園の図」完成する(102)
 宝玉、湘雲に金の麒麟を贈る(102)
翌日、湘雲、栄国邸を去る(102)
 
 宝玉、煕鳳に賈芸と紅玉の件を承諾させる(102)
 元春の病が悪化し、宝玉が写経をする(102)
 
12月30日  賈芹の不祥事が賈政の耳に入る(103)
 同夜、賈政・王夫人の夢に元春が現れ、別れを告げる(103)
大晦日
宝玉18歳
1月1日  元春妃薨逝の知らせが届く(103)
数日後、賈璉、水月庵に賈芹を捕らえて邸に移送する(103)
 この時、賈芹、庵内で賭博の真っ最中
 賈芹の母、煕鳳に助けを求めるが、断られる(103)
 賈芹、職を解かれ、追放される(104)
 
 夏金桂、首飾りがなくなったと騒ぎを起こす(104)
 薛蟠、香菱を疑い、叱りつける(104)
 この日より香菱の病悪化し、危篤に陥る(104)
数日後、香菱、病没する(104)
 
 史太君、各部屋の侍女を減らすことを決める(104)
 賈政、後事に備え、家廟の修造を提言する(104)
 賈芸、煕鳳より小紅との結婚を許される(104)
 
 賈雨村、忠順親王の機嫌取りを画策する(104)
 孫紹祖、賈雨村に賈珍の扇子を献ずるよう提案する(104)
 賈珍、これを承知せず(104)
 孫紹祖、借金未払をでっち上げ、門前で賈珍を痛罵す(104)
 賈璉と家人、孫紹祖をボコボコに殴りつける(104)
 
5月5日  煕鳳、園内の池に龍船を浮かべる(105)
 史太君、船上で倒れ、人事不省となる(105)
その晩、史太君、死去す(105)
端午節(1年後?)
6月?  史太君の葬儀が行われる(105)
 平児、鴛鴦に今後の身の振り方を尋ねる(105)
 
秋?  賈環、町で何三(周瑞の養子)と会う(106)
 賈環・何三・賈芹・張華、賈府の転覆計画を練る(106)
数日後、張華、賈璉を告訴する(106)
 さらに高利貸について訴えられ、賈璉、逮捕される(106)
 賈雨村、以前追放した小姓に告発される(106)
 賈雨村、孫紹祖に告訴され、賈赦と行った悪事を白状する(106)
 夏金桂、薛蟠を告訴し、薛蟠、逮捕される(107)
 里に男(銭富)ができた金桂が昔のいかさま裁判を訴え出た
 王子騰、病臥し、危篤状態に(107)
数日後、賈政、北静王らに取りなしを求める(107)
 忠順親王、錦衣府の者を連れて賈家に乗り込む(107)
 栄寧邸、家宅捜索を受け、家財悉く没収される(107)
  賈政は免職、賈赦・賈珍・煕鳳・宝玉は逮捕される
 妙玉は牟尼院、岫烟らは実家に戻される(107)
 王夫人ら、残された家廟に入り、後事を相談する(107)
  襲人・麝月ら数名の侍女を残して解雇する
 王子騰、死亡する(107)
史太君の死後半年たたずに
 監獄の看守(茜雪の母)、煕鳳を慰める(107)
 平児、巧姐を連れてたびたび煕鳳と面会する(107)
 
 紅玉と茜雪、獄神廟にて宝玉と面会する(108)
 賈芸、何三を説得し、訴状を撤回させる(108)
 賈赦と賈珍、黒竜江への流罪が確定する(108)
 賈蓉・尤氏ら、賈珍の勧めに従い江南に移り住む(108)
 宝玉、出獄する(108)
 賈政の運動が功を奏し、賈璉、釈放される(108)
宝玉の投獄期間は約20日間
年末?  薛蝌と岫烟が結婚する(109)  
宝玉19歳
1月~  王夫人の病、悪化の一途をたどる(109)
 煎薬室から失火し、家廟を全焼する(109)
  各自が親戚等を頼って別れ住むことに
 賈璉、平児を正妻にする(109)
 李綺と馮紫英の婚儀が決定する(109)
 湘雲の夫が病死し、家人と共に都を離れる(109)
宝釵「もう初春」
 王夫人、病没する(110)
 賈政、宝玉に科挙及第を託すが、宝玉頑として聞かず(110)
 宝玉、襲人に実家で決めた婚儀を受けるよう説得する(110)
 賈政と惜春、江南に帰る。宝玉と賈璉が同伴す(110)
 襲人、宝釵に別れを告げて実家に帰る(110)
十数日後、襲人、蒋玉函に嫁ぐ(112)
 
 賈政、南京の家廟に入る(110)
数日後、宝玉と惜春、蘇州に黛玉の墓参に訪れる(110)
 宝玉、黛玉の墓碑を抱えて痛哭する(110)
 紫鵑、この時既に出家して尼となっていた(110)
 惜春、賈璉の反対を押し切り、花神廟で出家する(111)
 賈璉と宝玉、賈政に報告し、帰京の途につく(111)
 
 忠順王府で老太妃が病に伏し、7月7日生まれの
  15歳の娘を側女にせよと夢に託宣を受ける(111)
 王仁・賈環ら、巧姐を売り飛ばす算段をする(111)
翌日、王仁、妻に仮病を使わせ、巧姐を見舞に連れ出す(111)
 王仁の妻、巧姐の優しさに触れ、真相を告白する(111)
 巧姐、隙を見て王仁の家を逃げ出し、板児と遭遇する(111)
 板児、巧姐を自宅に匿う。巧姐と劉婆さんの再会(111)
 
 忠順王府で条件の娘を見つけるも、老太妃は没する(112)
数日後、劉婆さん、平児に巧姐と板児の婚儀を申し出る(112)
 平児、巧姐の意向を受けてこれを承諾する(112)
十数日後、賈璉と宝玉、帰京する(112)
数日後、宝玉・宝釵・麝月・鴛鴦、薛家を出る(112)
 宝玉、馮紫英の紹介で宗学に勤める(112)
この頃、宝釵、懐妊す(112)
 
5月12日  薛宝琴、梅家に嫁ぐ(112) 第109回で明記
 宝蟾、店員と共に家財を盗んで駆落ちする(112)
 
 襲人、宝玉を訪ね、一同再会を喜ぶ(112)
 焙茗と麝月、結婚する(112)
宝玉引越して数ヶ月後
 芳官、村はずれで賈環・賈芹に会う(113)
 賈環ら、牟尼院を訪ね、妙玉に一喝される(113)
 芳官は第88回、妙玉は第107回で牟尼院に入っています
数日後、趙氏、宝釵を見舞う名目で芳官・妙玉を連れ出す(113)
 賈環、芳官と妙玉を秋香院(妓楼)に売り払う(113)
 鴇母は遊女になるよう強要するが、二人は頑として屈せず
2ヶ月後、鴇母、桂湖楼の芸妓(藕官・蕊官)に説得を依頼す(113)
 藕官・蕊官、二人を買い取り、桂湖楼に招く(113)
 これより芳官は芸妓に、妙玉は歌本の書写を行うことに
 
年末?  煕鳳、出獄する(114)  
宝玉20歳
 煕鳳、復調するも家事を見ようとせず(114)
 煕鳳、平児に不満を吐き、家人の怨みをかう(114)
春雪
5月  王板児と巧姐、結婚する(114) 明記
秋?  宝玉、働いていた宗学を解雇される(114)
 宝釵、死産す(114)
宝釵の妊娠期間長すぎる?
9月?  賈璉、煕鳳を痛罵し、離縁状を突きつける(114)
 煕鳳と鴛鴦、江南に向けて発つ(115)
 
10月  煕鳳、悲しみから病を発す(115)
  金銭が底をつき、鴛鴦、物乞いをして食をつなぐ
 柳湘蓮、あばら寺で二人と遭遇す(115)
  湘蓮は任侠の道を棄て、泉州で商売を始めていた
 柳湘蓮と鴛鴦、旅館で煕鳳を介護する(115)
明記
冬?  煕鳳、死を悟り、湘蓮と鴛鴦の結婚を提案する(115)
 湘蓮と鴛鴦結婚し、煕鳳、これを見届けて絶命する(115)
 柳湘蓮、昔犯した罪により逮捕される(115)
1年後?に釈放
宝玉21歳
 北静王、宝玉を訪ね、西山の草廬を提供する(116)
  宝玉はこの時、寺院で園番をしていた
数ヶ月後、宝玉と宝釵、西山に引っ越す(116)
 宝玉、これより絵を描いて生活する
 北静王、弾劾されて爵位を削られる(116)
「春になって」
 宝琴と岫烟、宝玉の家を訪ねる(116)
 宝玉、更に李紈・李綺を招いて詩会を開く(116)
 賈璉、旅費の相談で宝玉を訪ねる(116)
  賈赦は黒竜江で2ヶ月前に病死し、遺灰を取りに行くと言う
 宝玉・李紈ら、賈璉に援助する(116)
積雪
宝玉22歳
8月  賈蘭、郷試を受験する(116)  
 馮紫英、甄宝玉、柳湘蓮が宝玉を訪ねる(117)
 四人で桂湖楼を訪ねる。宝玉と妙玉の再会(117)
 
9月  賈蘭、第16席で郷試に及第す(117)  
2月26日  賈蘭、第28席で会試に及第す(117) 明記
3月22日  賈蘭、第3席(探花)で殿試に及第す(117) 明記
4月  賈蘭、兵部主任に就任する(117)  
5月?  李紈、結婚を勧めるが、賈蘭これを断る(117)  
宝玉23歳
秋?  賈蘭、ジュンガル部との戦争で戦死する(117)  
宝玉24歳
3月
清明節
 宝玉と宝釵、史太君の墓参に訪れる(118)
 宝玉ら、賈蘭の墓参に来ていた李紈と会う(118)
 宝釵、高熱を出して寝込み、病状は悪化の一途をたどる(118)
数日後(?)、宝釵、病没す(118)
明記
 史湘雲の義父、弾劾されて家産没収される(118)
 湘雲売奴となるが、史家の昔の家人に救われる(118)
15日後、湘雲、上京すべく漁師の船で衡陽を発つ(118)
?日後、湘雲、道士に扮して漢口より単身京を目指す(118)
半月後、湘南、狼牙山にて飢えと病で動けなくなる(118)
 湘雲、衛若蘭に会い、助けられる(118)
 
 湘雲と宝玉、衛若蘭の働きで再会を果たす(119)
 湘雲、宝玉に抱かれて息を引き取る(119)
 
半年後  宝玉、町で二Y頭と再会する(119)
 宝玉、酒店で賈雨村と冷子興の議論を聞く(119)
 
 宝玉、夢に僧と道士に会い、全ての因縁を知る(119)
 宝玉、失踪する(119)
2年後、惜春と紫鵑、黄山の峰に宝玉の姿を見る(119)
 
注)年齢は推定によるものですが、多分間違っています…