中国のみやげ話

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◯1998年7月下旬に中国に行った時のお話。
その1
 上海で現地ガイドの方と話をしていたところ、「大観園に行ったことがありますか?」と尋ねられ、しばし紅楼夢の話をしました。
 日本では殆どの人が紅楼夢を知らないと言うと、彼女はやっぱり驚いていました。「紅楼夢で誰が一番好きですか?」と聞かれ、「やっぱり黛玉ですね。中国の方は湘雲好きが多いそうですね」と言うと、 「人によって好みは分かれますよ(当然でした)。私も林さんが好きです」と彼女。
 休憩時間に本屋で連環本を漁っていたら「子供の本!」と言って笑われてしまいました。

その2
 北京大観園で売られているトランプは以前のものより小さく、画像の悪いものになったのですが、以前と同じサイズのものを桂林のホテルで 見つけました。箱の写真も以前同様(表:宝玉と黛玉が会真記を読む場面、裏:惜春・探春らが絵を描く場面)ですが、箱には「山東荷澤印刷厰出品」と書かれています (以前は「中国製造」)。製造元が変わったんでしょうか? トランプの画質は残念ながら悪いものでした。
 売店の壮族の女の子(簡単な日本語の読み書きができるようです)に[紅楼夢を日本語で何ていうの?]と尋ねられ、教えると、彼女はメモ用紙を取り出して「ころむ」と書きました。

その3
 北京で黛玉の掛け軸を見つけました(右の写真)。他に宝玉と黛玉が二人で描かれているものもありました。下の写真は顔の部分ですが、黛玉も宝玉も例のドラマの俳優さん そっくりに描かれています。ちなみに値段は5800元(約10万円)!! 誰が買うんだ~!

 今回はしおり2種、連環本、泥人形、トランプを買ってきました。中国の紅楼夢グッズの詳細(データベース)を作ってみたいという夢はあるのですが 無理だろうな…。どなたか中国に頻繁に出かける方、情報を提供してくれません?
 三国志関連は日本でもかなりのグッズがあるし、通販で中国モノも手に入るようですが。紅楼夢はなあ…