紅楼夢年表

タイトルページ

簡易年表] [詳細年表(1)] [詳細年表(2)] [人物年表
(2)紅楼夢詳細年表(第1~80回)

出来事のあとの( )は回数を示しています。
時期出来事根拠
宝玉1歳
甄士隠、夢に通霊宝玉を見る。宝玉の誕生(1)
同日、かさ頭の道士が士隠に娘の不運を予言する(1)
同日、賈雨村が甄家の侍女(嬌杏)を見初める(1)
「ある日、暑い夏の昼」と明記
8月15日賈雨村、士隠に志を打明けて旅費をもらう(1) 「仲秋の佳節」と明記
8月16日雨村、都に向けて出発する(1)  
宝玉2歳
2月12日林黛玉の誕生 
9月賈雨村、科挙(会試)を受験し、進士に及第する(2) 
宝玉3歳
1月15日甄英蓮、灯籠見物に出かけてさらわれる(1)「元宵の佳節」と明記
2月甄士隠夫妻、病に伏す(1)「みるみるひと月がたち」
3月15日葫蘆廟から出火し、甄家全焼する(1)明記
甄士隠、田舎の土地屋敷を売り、岳父の家に入る(1) 
宝玉4歳
甄士隠、足なえの道士について出奔する(1) 移って1年余り
宝玉5歳
賈雨村、大如州知府として赴任する(1)
数日後、雨村、嬌杏を妾として迎える(2)
 
9月林如海、科挙に探花で及第する(2)科挙は3年毎
宝玉6歳
嬌杏、男の子を出産する(2)
半年後、賈雨村の正妻が病没し、嬌杏を正妻にする(2)
「1年ほどの間に」
賈雨村、上役に弾劾され、免職となる(2) 
賈雨村、甄宝玉の家庭教師になる(2) 
冬?林如海、楊州の巡塩御史に任命される(2)
翌月、賈雨村、林黛玉の家庭教師になる(2)
「着任してひと月の余り」
宝玉7歳
林黛玉の母(賈敏)、病没する(2)
翌月、賈雨村、冷子興より寧栄邸の内情を聞く(2)
雨村「母君は先月お亡くなりに」
薛蟠、香菱をめぐって馮淵を叩き殺す(4) 「訴え出まして早一年」
林黛玉、雨村と共に上京し栄国邸に入る(3) 史太君「この冬を越して春になったら」
宝玉8歳
春?賈雨村、復職して応天府知事になる(3) 上京から「2、3ヶ月とたたないうちに」
賈雨村、薛蟠の殺人事件をもみ消す(4) 
薛宝釵、家族と共に上京し栄国邸に入る(4) 
王子騰、九省統制に昇任して辺境に赴任(4) 
寧国邸で観梅の宴が設けられる(5)
宝玉、夢に太虚幻境を訪れる(5)
梅が満開
宝玉9歳
初冬劉婆さん、栄国邸に無心に訪れる(6)
同日、薛未亡人、姉妹達に簪を贈る(7)
翌日、熙鳳と宝玉、寧国邸に招かれ、秦鐘に会う(7)
翌日、宝玉、宝釵を見舞い、通霊宝玉と金の首飾りを見せ合う(8)
同夜、宝玉、癇癪を起こして茶碗を投げ割る(8)
翌日、秦鐘、史太君に拝謁する(8)
「秋も暮れて冬になり」
宝玉10歳
1月?宝玉と秦鐘、家塾に入る(9) 
8月20日この頃から秦可卿の容態が悪化(10)明記
9月中旬金栄と秦鐘の争いが塾での騒動を招く(9)
翌日、金栄の妻が寧国邸に押し入る(10)
翌日、名医張友士が可卿を診察する(10)
翌日、賈敬の誕生日。賈瑞が熙鳳に近づく(10)
熙鳳「九月も半ばになったばかり」
12月2日王熙鳳、可卿を見舞う(11)
同日、賈瑞が熙鳳の計で一晩寒風の中で過ごす(11)
数日後、賈瑞、再び熙鳳の計で賈蓉に抱きつく(11)
冬至が11月30日で見舞いは2日後
12月賈瑞、病に伏せる(11) 
宝玉11歳
春?賈瑞、風月宝鑑を覗いて死ぬ(12)「師走も暮れて春」
林如海重病となり、黛玉と賈璉揚州へ出発(12)「冬の末のこと」は誤り?
9月3日林如海亡くなる(13)明記
晩秋秦可卿、賈珍との密会を侍女に見られて縊死す(13)
数日後、賈珍、戴権より賈蓉に竜禁尉の株を買う(13)
翌日、賈珍、熙鳳に奧の取締りを依頼する(13)
翌日、王熙鳳、寧国邸に入り可卿の葬儀を取りしきる(14)
昭児が戻ってきた時期から
可卿の出棺。賈宝玉、北静親王に会う(15)
同日、宝玉、休憩先の農家で二丫頭に会う(15)
同夜、王熙鳳、水月庵の浄虚より相談を受ける(15)
翌日、熙鳳、来旺に事件の処理を委ねる(15)
翌日、熙鳳と宝玉、栄国邸に帰る(15)
間もなく秦鐘が病床に伏す(15)
秦可卿の死後49日
賈政の誕生日。元春が鳳藻宮に封じられ、賢徳妃となる(16)
智能が秦家に忍び込み、秦業に叩き出される(16)
間もなく秦業憤死する(16)
 
11月黛玉と賈璉、蘇州より帰京する(16)
同日、賈政より賈璉に省親の件が伝えられる(16)
翌日、省親別園の場所検分と図面作成が始まる(16)
昭児「暮れにはご帰館」
実際は一月早く帰ってきた
12月秦鐘、病死する(16) 晩冬
宝玉12歳
春?別園の内部工事が完成する(17)
蘇州から買われた女の子達の芝居の稽古始まる(17)
某日、賈政、宝玉に園の額聯を題させる(17)
同日、黛玉、怒って香袋にハサミを入れる(17)
翌日、妙玉、櫳翠庵の庵主として招かれる(17)
 
10月園内の整備と飾付けがほぼ終了(18)明記
宝玉13歳
1月15日 元春妃帰省し、園に「大観園」の名を賜る(18)
宝玉と姉妹達が貴妃の御前で詩をつくる(18)
「正月十五日上元の日に」
1月16日宝玉、里帰りした襲人を実家に訪ねる(19)
茗烟、万字と密会する(19)
襲人、自分の身請け話をネタに宝玉を戒める(19)
 
1月17日襲人、風邪を引いて寝込む(19)
宝玉、黛玉の枕元で冗談話をする(19)
李婆さん、襲人を怒鳴りつける(20)
同夜、宝玉、麝月の髪をすく(20)
 
1月18日賈環と鶯児がいさかいし、宝玉、賈環を叱る(20)
史湘雲が栄国邸に遊びに来る(初登場)(20)
 
1月19日湘雲、宝玉の髪を梳く(21)
宝玉、「壮子南華経」を読んで悟り、続作する(21)
 
1月20日宝玉、襲人に叱られ、玉簪を折って誓いを立てる(21)
大姐児が疱瘡にかかり、医者に診せる(21)
賈璉、表の書斎に別居する(21)
 
1月21日 宝釵の誕生祝(22)
宝玉、黛玉と湘雲の機嫌を損ねる(22)
明記
1月22日 黛玉、宝玉と禅問答して諫める(22)
元春から灯謎が届き、史太君が灯謎を飾る(22)
賈政、姉妹たちの灯謎を読み、不吉な暗示を嘆ず(22)
賈璉、多姐と密会する(21)
「ふた晩ほど一人で寝ると」
2月2日大姐児の全快祝い(21) 「十二日目に」
2月3日平児が多姐の髪を見つける(21)
平児、熙鳳の嫉妬から賈璉を救う(21)
「翌日の朝」
2月 元春、賈政に命じて大観園の詩を石に彫り刻ませる(23)
小坊主と小道士が鉄檻寺に送られる(23)
賈芹、鉄檻寺の管理者になる(23)
 
2月22日 宝玉と姉妹達が大観園に引き移る(23) 明記
2~3月 茗烟、宝玉に芝居本を賈ってくる(23)  
3月11日? 宝玉と黛玉、「会真記」を読み、桃の落花を埋める(23)
黛玉、少女役者の芝居の文句を聞いて涙する(23)
賈芸、宝玉の甥になる(24)
賈芸、倪二に金を借りる(24)
3月中旬と明記
3月12日? 賈芸、熙鳳に香料を献じて機嫌を伺う(24)  
3月13日? 賈芸、熙鳳から園の花木管理の仕事をもらう(24)
宝玉、小紅と初めて会う(24)
 
3月14日? 大観園で植木の仕事始まる(25)  
3月15日? 宝玉、賈環が倒した燭台の熱油で大火傷をする(25)
黛玉、宝玉を見舞う(25)
 
3月16日? 宝玉、史太君に火傷したことを報告する(25)
馬道婆、趙氏と密約を交わす(25)
 
3月17日 馬道婆の呪詛により宝玉と熙鳳が狂乱する(25) 芒種節(4/26)から計算
3月20日 宝玉と熙鳳、昏睡状態となる(25) 「みるみる3日がたって」
3月21日 坊主と道士が玉を清め、宝玉と熙鳳、蘇生する(25)  
4月24日 宝玉と熙鳳、本復する(26) 養生は33日間
4月25日 小紅と佳恵、話をする(26)
宝玉、賈芸を書斎に招く(26)
賈蘭、築山に鹿を試射する(26)
宝玉、薛蟠の招宴で馮紫英に会う(26)
黛玉、怡紅院で門前払いを喰う(26)
 
4月26日 宝釵、蝶を追い、滴翠亭で小紅と墜児の密談を聞く(27)
小紅、熙鳳の使いをして気に入られる(27)
黛玉、「葬花吟」を口ずさむ(28)
宝玉と黛玉、和解する(28)
宝玉、馮紫英の招酒で、蒋玉函と腰帯を交換する(28)
小紅、熙鳳の侍女になる(28)
元春より端午の節句の品を下賜される(28)
芒種節
4月27日 宝玉、宝釵の白い腕に見取れる(29)  
5月1日 清虚観の法要で芝居見物に出かける(29)
張道士、宝玉に見合い話を持ちかける(29)
法要は5/1~3
5月2日 宝玉と黛玉が大喧嘩。黛玉、玉の総を切る(29)  
5月3日 宝玉、薛蟠の誕生祝宴に欠席(29)  
5月4日 宝玉と黛玉、和解する(30)
宝玉、宝釵を楊貴妃に例える(30)
宝玉、金釧児にちょっかいを出す(30)
金釧児、王夫人の怒りをかい、屋敷を追い出される(30)
宝玉、齢官が土に薔の字を書くのを見る(30)
宝玉、誤って襲人を足蹴にする(30)
襲人、夜中に血痰を吐く(30)
 
5月5日宝玉、襲人の治療をする(31)
晴雯、扇子を落とし割って宝玉といさかいを起こす(31)
端午の佳節
5月6日湘雲、栄国邸に来る(31)
湘雲、宝玉の落とした金麒麟を拾う(31)
宝玉、黛玉に自らの心の内を打ち明ける(32)
金釧児、井戸に身投げする(32)
忠順親王の執事、宝玉に蒋玉函の所在を尋ねる(33)
賈政、賈環の告げ口を信じて宝玉を折檻する(33)
宝釵と黛玉、宝玉を見舞う(32)
襲人、日頃よりの苦衷を王夫人に訴える(32)
宝玉、黛玉に古いハンカチを贈り、黛玉それに詩を書く(34)
薛蟠、薛未亡人&薛宝釵といさかいを起こす(34)
 
5月7日黛玉、宝玉を見舞う人々を見て涙する(35)
王夫人、玉釧児と鶯児に宝玉の元へ食事を運ばせる(35)
宝玉、玉釧児に蓮の葉のスープを飲ませる(35)
鶯児、宝玉に編み袋を編む(35)
 
5月某日 王夫人、襲人を自分づきにする(36)
同日、宝釵、宝玉の枕元で襲人の代わりに刺繍をする(36)
翌日、宝玉、梨香院で齢官と賈薔の恋慕を知る(36)
同日、湘雲、家に帰る(36)
宝玉「こんな暑い日に」
湘雲の滞在日数から考えて5月中旬?
8月20日賈政、学政に任じられ、京を発つ(37) 明記
8月21日探春の提案により海棠詩社結成される(37)
第1回の詩会、宝釵が第1等に(37)
8月25日より逆算
8月22日湘雲、栄国邸に来て詩社に加わる(37) 
8月23日湘雲と宝釵、桂花の花見に史太君らを招く(37)
第2回の詩会、黛玉が第1等に。宝釵ら蟹の詩を詠む(38)
劉婆さんと板児、再び栄国邸を訪れる(39)
劉婆さん、史太君に目通りする(39)
 
8月24日宝玉、劉婆さんの作り話を信じて茗烟にお堂を探させる(39)  
8月25日史太君、劉婆さんに大観園を案内する(40)
劉婆さん、おどけて座を賑わす(40)
妙玉、櫳翠庵で史太君らに茶を振舞う(41)
劉婆さん、酔って宝玉の寝室で爆睡する(41)
劉婆さん、大姐に巧姐の名を賜う(42)
玉匣記で調べた日付が八月廿五日
8月26日劉婆さん、家に帰る(42)
宝釵、黛玉に雑書に染まらぬよう提言する(42)
稲香村で「大観園の絵」の描き方について相談する(43)
 
9月1日 頼尚栄が知事に任命され、挨拶に来る(45)
 
9月2日煕鳳の誕生祝(43)
宝玉、水仙庵で金釧児の霊を祀る(44)
煕鳳、賈璉と鮑二の妻との浮気現場になぐり込む(44)
煕鳳、平児を疑って殴打する(44)
宝玉、怡紅院で平児に誠意を見せる(44)
史太君「この2日が鳳ちゃんの誕生日」
9月3日 賈璉、煕鳳と平児に詫びを入れる(45)
鮑二の妻、首を吊って死ぬ(45)
頼婆さん、頼尚栄の祝宴の招待に来る(45)
 
9月10日 宝釵、黛玉に燕窩を常食するよう提言する(45)
賈赦、鴛鴦を妾に望み、邢夫人に説得を命じる(46)
鴛鴦、大観園に逃げ、平児と襲人、彼女を気遣う(46)
鴛鴦、説得に来た兄嫁を罵倒する(46)
夜、黛玉、「秋窓風雨の夕」の詩をつくる(45)
夜、宝玉、雨の中を黛玉を見舞う(45)
9月14日より推定(以下同じ)
9月11日 鴛鴦、髪を切って史太君に訴える(46)
史太君激怒して邢夫人を叱りつける(47)
 
9月14日 賈家の一同、頼家の祝宴に招かれる(47)
宝玉、席上で柳湘蓮と会う(47)
湘蓮、北門外で薛蟠を打ち据えて逐電する(47)
明記
10月某日 賈雨村、石阿呆の扇子を権力で奪い取る(48)
賈赦、賈璉を打ち据える(48)
 
10月14日 薛蟠、張徳輝と共に商用の旅に出る(48)
香菱、大観園に入り宝釵と同居する(48)
香菱、黛玉に詩を学び熱中する(48)
明記
10月16日 香菱、夢の中で八行詩をつくる(49)
邢岫烟・宝琴・李姉妹ら栄国邸に到着する(49)
湘雲、叔父の転出に伴い、大観園に入る(49)
 
10月17日 初雪が降り、稲香村で詩会の相談をする(48) 李紈「昨日の定例の日(16日)は…」
10月18日 宝玉と湘雲、蘆雪庵で鹿肉を焼く(49)
姉妹、蘆雪庵で聯句をつくる(49)
宝玉、妙玉より櫳翠庵の紅梅をもらう(49)
 
10月19日 史太君、惜春に絵の注文をつける(50)
宝琴、懐古の詩を披露する(51)
襲人、母危篤のため宿下がりする。母死亡(51)
晴雯、麝月を驚かそうとして夜風に当たる(51)
 
10月20日 晴雯、風邪をひき、医師の診断を受ける(51)
煕鳳ら、園内に厨房を設置することを決める(51)
 
10月21日 王子騰の誕生日
瀟湘館で宝琴、真々国の女性の漢詩を紹介する(52)
宝玉、史太君よりもらった雀金裘に焦痕をつける(52)
晴雯、腕輪を盗んだ墜児を邸より追い出す(52)
晴雯、夜を徹して雀金裘を繕う(52)
 
12月 王子騰、九省都検点に昇任する(52)
賈雨村、大司馬になる(52)
黒山村の烏進孝、寧国邸に年貢を届ける(53)
「師走の声を聞く頃」
12月30日 史太君ら、宗祠で拝礼の儀を行う(53)
 
宝玉14歳
1月15日 元宵節。史太君、内輪の宴をひらく(54)
怡紅院で襲人と鴛鴦、互いを慰める(54)
 
1月下旬 煕鳳流産し、不養生がたたって悪化する(55) 「正月の行事も過ぎたばかり」
2月頭? 煕鳳の代わり李紈・探春・宝釵が家事を執る(55)
数日後、探春、呉新登の妻の不手際を叱る(55)
同日、趙氏、探春のところへ怒鳴り込む(55)
同日、探春ら、妻女たちの園内の係り持ちを決める(56)
同日、甄家の妻女が栄国邸を訪れ、宝玉と会う(56)
同日、宝玉、夢に甄宝玉と会う(56)
2日後、宝玉、紫鵑の冗談を信じて精神錯乱に陥る(57)
数日後、宝玉、正気に戻る(57)
数日後、史太君、岫烟と薛蝌の婚儀をまとめる(57)
 
3月 岫烟、綿入れを薛家の質屋に入れる(57)
黛玉、岫烟の不遇を嘆ずる(57)
 
3月 老太妃薨去し、史太君ら葬儀に参加する(58)
薛未亡人、黛玉と同居する(58)
尤氏、少女役者たちを解任し、芳官ら大観園に入る(58)
 
3月
清明節
藕官、園内で紙銭を焚き、夏氏に咎められる(58)
宝玉、藕官をかばう(58)
芳官、義母と悶着を起こし、麝月、この義母を叱る(58)
 
3月 史太君ら老太妃の葬送に出立する(58)
薨去の21日後
3月某日 湘雲、薔薇硝を所望し、宝釵、鶯児を使いにやる(59)
鶯児、柳葉渚の若枝で花籠を編む(59)
春燕の母と叔母、春燕・鶯児らと衝突する(59)
芳官、賈環に薔薇硝をせがまれ、茉利粉を渡す(60)
趙氏、怡紅院に怒鳴り込み、芳官と大喧嘩す(60)
柳氏、五児の怡紅院勤めの斡旋を芳官に頼む(60)
司棋、柳氏と悶着を起こす(61)
柳五児、盗みの嫌疑で一晩軟禁される(61)
翌日、彩雲が白状し、平児、五児を釈放する(61)
五児、これより病に伏せる(61)
葬送の数日後
夏(4月?) 宝玉・宝琴・岫烟・平児の誕生祝(62)
湘雲、芍薬の花の元で酔いつぶれる(62)
香菱、草あわせをして裙を汚す(62)
宝玉、香菱に襲人の裙と替えさせる(62)
同夜、怡紅院で宝玉の誕生祝を行う(63)
翌日、宝玉、妙玉からの賀状に返事を送る(63)
同日、宝玉、方官に耶律雄奴・玻璃の名を賜る(63)
同日、賈敬、丹砂を呑んで頓死する(63)
3日後、尤氏、独力で葬儀の手配を整える(63)
同日、尤姉妹、留守居として寧国邸に入る(63)
数日後、賈珍と賈蓉、帰京する(63)
「時候が暖かくなって」
「この頃は日が長く、夜が短く…」
5月4日 賈敬の葬儀(64)
数日後、黛玉、「五美吟」を作る(64)
翌日、史太君ら、帰京する(64)
「4日の日の卯の刻」
6月3日 賈璉、秘かに尤二姐を娶る(65) 「3日の黄道吉日」
尤三姐、賈珍と賈璉に淫態を示す(65)  
7月下旬 賈璉、尤三姐が柳湘蓮を慕っていることを聞く(66)
数日後、賈璉、平安州に出発する(66)
2日後、湘蓮、薛蟠を強盗から救い、義兄弟の契りを結ぶ(66)
翌日、賈璉、湘蓮に会って婚約を取り決める(66)
 
8月某日 湘蓮入京し、宝玉の話を聞いて疑惑を起こす(66)
尤三姐、湘蓮の変心を見て頸を刎ねる(66)
湘蓮、僧について出奔する(66)
「8月になって」
9月? 宝釵、薛蟠の土産を姉妹達に分配する(67)
熙鳳、尤二姐の件を聞きつける(67)
 
10月 賈璉、再び平安州を訪れる(67) 節度使「10月前後に再訪されたし」
10月15日 熙鳳、尤二姐を訪ね、大観園に招き入れる(68)
数日後、熙鳳、張華に訴訟を起こさせる(68)
翌日、熙鳳、賈蓉と尤氏を罵倒する(68)
同日、熙鳳、尤二姐を史太君に引き合わせる(68)
数日後、張華、逐電する(69)
「15日の朝」と明記
12月 賈璉帰宅し、賈赦より秋桐を賜る(69)
尤二姐、秋桐の毒言を聞いて病臥に伏す(69)
胡君栄、誤って尤二姐を堕胎させる(69)
尤二姐、地金を呑んで自殺する(69)
尤二姐「こちらに上がって半年」
宝玉15歳
3月1日 海棠詩社を桃花社に改名する(70)
「明日は3月2日…」
3月某日 瀟湘館で詩会を開き、姉妹達、凧上げをする(70) 晩春
7月? 賈政、任期を終えて帰京する(71) 「夏も末、秋の初め」
7月28日 ~8月5日まで史太君八十の賀祝の宴(71)  
8月3日 尤氏の侍女見習、ばあやたちともめる(71)
周瑞の妻、ばあやたちを軟禁する(71)
 
8月4日 史太君、喜鸞と四姐を気に入る(71)
邢夫人、煕鳳にばあやたちの釈放を求める(71)
夜、鴛鴦、司棋と従弟の密会を目撃する(71)
内宴は8月4日
8月11日 鴛鴦、病床についた司棋と煕鳳を見舞う(72)
賈璉、鴛鴦に史太君の資産借用を依頼す(72)
来旺の妻、彩霞を息子の嫁に強要する(72)
趙氏、彩霞と賈環の婚儀を賈政に打診するが失敗(72)
宝玉、仮病を使って父の追求を避ける(73)
中秋節から逆算
8月12日 史太君、賭場の胴元を厳罰に処す(73)
俊大姐、園で枕絵の香袋を拾う(73)
王住児の妻、迎春に母の取りなしを申し入れる(73)
探春と平児、王住児の妻を叱りつける(73)
煕鳳、王夫人に香袋の件で潔白を主張する(74)
王夫人、王善保の妻の讒言を信じて晴雯を叱る(74)
夜、大観園内の捜索が行われる(74)
中秋節から逆算
8月13日 煕鳳、再び病に伏せる(74)
惜春、尤氏との絶交を宣言する(74)
宝釵、嫌疑を避けて大観園を出る(74)
尤氏、賈珍の賭場をのぞき見る(74)
中秋節から逆算
8月14日 寧国邸で月見の宴(75) 中秋節から逆算
8月15日 栄国邸で月見の宴(75)
黛玉と湘雲、凹晶館で聯句を作る(76)
妙玉、二人を庵に招き、続作する(76)
中秋節
8月16日 司棋・晴雯・四児・芳官、邸より出される(77)
宝玉、ひそかに晴雯の家を訪れる(77)
その夜、晴雯、病没する(77)
 
8月17日 宝玉、賈政の前で林四娘の詩を作る(78)  
8月某日 宝玉、芙蓉の前で「芙蓉女児誄」を詠む(79)
翌日、迎春と孫紹祖の縁組みが決まる(79)
同日、宝玉、香菱より薛蟠と金桂の婚儀を聞く(79)
同夜より宝玉、病に伏せる
 
8~11月 迎春、孫家に嫁ぐが虐待を受ける(80)
金桂、薛蟠に嫁ぐが日々大暴れする(80)
金桂、香菱を秋菱と改名させる(80)
金桂、計略で香菱を虐待し、香菱、宝釵づきに(80)
宝玉の療養中
(約100日)
12月? 宝玉、天斉廟に願解きに行く(80)