紅楼夢雑談部屋

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◯ ここでは皆様から寄せられたメールを紹介します。「紅楼夢」への思い入れを語れるページにしていきたいと思います。
◯ このページへのご意見はこちらにお寄せください。なお、こちらの判断で掲載を見送ったり部分引用にさせていただく場合があります。ご了承ください。

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▩たちかわさん (1998年11月29日)
こんにちは
久しぶりにお邪魔したらとても充実していてうれしかったです。
内山書店でビデオを手に入れられたとのことですが
一般のビデオデッキで見られるものですか?
すごく見てみたいです。
(頁主より)
内山書店にはその後も何度か行ったのですが、紅楼夢ビデオはもう置いてないようです(涙)
ビデオラベルの説明文が繁体字で書かれているので、香港か台湾製だと思います。
ビデオは国によって映像方式が異なる場合があり(日本はNTSC、中国はPAL方式)、そのまま手持ちのデッキに入れても見られません。
内山で買った紅楼夢ビデオはNTSCでした。変換したものを売っているみたいです。画質はイマイチでしたが… なお、画像についてはチャン・レオさんが順次公開されています。

なお、現地でPALのテープを買ってきた場合は、変換サービス(1本1000円くらい)を利用すれば大丈夫です。PALに対応したデッキもあるそうですが、10万円くらいするとのこと…


▩奥村とむさん (1998年11月28日)
こんにちは、半年ほど前にメールしたおくむらです。
ホントに久しぶりに見てみたら、いろいろ拡張されていてびっくり。
思ったこと。あんまり関係のない話ですけど。
しばらく前にラルクアンシェルというバンドが「花葬」っていう曲をだしましたよね。あれを初めて聞いて「ドキッ」とされた方いますか?
花弁を葬るというのはなかなか芸術的な発想ですよね。歌詞を書いた人(ボーカルのHyde)は紅楼夢をモチーフにしたのかしら、それとも独自の発想?と考えはじめて悶々。
ひらやまさん頑張って下さい!!
(頁主より)
おひさしぶりです。紅楼夢のサイトもだいぶ数が増えてきて、いろんな情報を得られるようになりました。
「紅楼夢好きな人って結構いるんだなあ」というのが率直な感想です(笑)
私のページもマイペースで作っていますが、それらしくなってきたでしょう(笑)

さて、私はラルクは全然聴かないので「花葬」を知りませんでした(恥) さっそく歌詞を見てみましたが、黛玉の葬花とはイメージが異なるみたいですね。もし関連があるのなら興味深いところです。


▩紅迷さん (1998年11月24日)
最初、このHPの掲示板に投稿させてもらったのですが
こちらの方が、いいのかな?
改めて、ふざけたHNで失礼します。42歳の会社員です。
中学二年生の時、全訳ではないのですが、(未だに全訳
を読んでいないので、大きなことは言えませんが)紅楼夢
を読んで、すっかり魅了されている男です。
画本「紅楼夢」の解説に書いてありましたが、作者の本当の
ラストは現在出版されているストーリーではなく、もっと徹底した
悲劇で終っていたとのこと。そのことでまた、私は深くその小説に
引きこまれました。
(頁主より)
どちらでも結構ですよ。掲示板の書込みはいずれ消えてしまうので、内容によっては(許可を得て)こちらに転載されていただこうと考えています。
さて、紅楼夢歴28年ですか。筋金入りの紅迷ですね。曹雪芹が意図した後半のストーリーについては、岩波文庫・平凡社文庫でも8巻末に書かれていますが、現行のものとはだいぶ違っていたようですね。特に高鶚の続作では賈家が復興に転じたことと、宝玉が科挙(郷試)に合格したことが大きく批判されているようです。

▩渡辺仙州さん (1998年11月18日)
>紅楼夢のゲームはどういったものなのでしょうか? もしよろしければ
>教えていただけないでしょうか(台湾版とは違うのかもしれませんが)
>トキメモばりの恋愛ゲームだとか、18禁ゲームではないかとか、様々な情報と
>憶測が出回っていて全然実体が分からないのです(笑)

 半分、あたっています。トキメモばりの恋愛ゲーム(って、やったことないけど)
ですが、18禁ゲームではありません。ようするに、十二人の女性との好感度を
あげながら、さらに勉学、会話能力とかのパラメータをあげて自己を鍛え、科挙試験
をめざすと(わけわからん説明になった)。ちなみに台湾版しかありません。絵は
アニメ調で、背景はポリゴンです。アイテムとかもあり、一番重要なのは「人との
出会い」というものです(これを「縁」という)。登場人物は、いつもその場所にいるとは
かぎらないので、これが高くないと、出会えなかったりします。「おっ?」と思う脇役、
ちょい役も出てきますので(あと、マップがよくできているので)、紅楼夢ファンだったら
楽しめると思います。


(頁主より)
上記は渡辺さんが紅楼夢のパソコンゲームを持っていらっしゃるとお聞きし、私の問い合わせに丁寧に回答いただいたものを転載しました。台湾版ですが、北京でも購入できるそうです。大変貴重な情報を有り難うございます。
私は雑誌の掲載記事で読んだだけなのですが、画面がとっても綺麗で引きつけられました。来年台湾に行く予定でおり、絶対に買ってきたいと思います。

▩こおろぎさん (1998年10月06日)
こんにちわ、私の見た本は、たぶん「中国劇画紅楼夢(全2巻)」のほうだと思います。
省略があるのは難点ですが、もともと、絵の美しさにひかれて読んだので、個人的には
よい本だと思います。たぶん10人ぐらいの画家さんたちが、分担して画いているんですが、
ちゃんと人物の顔から服装まで、そっくりに画いてあるんですよ。
でも、やっぱり個人の癖が(特に背景)でてて、あ、これこの人だ!と、違う面でも楽しめました。
 私の中の登場人物は、その本の絵で固定されてしまいましたし、もし機会があれば、ぜひとも
「紅楼夢人物図解」に加えてください。
(頁主より)
情報ありがとうございました。
私も以前、ネットで紀伊国屋書店に問い合わせてみたことがあるのですが、「入手不可能」との回答をいただきました(涙)。 図書館や古本屋を地道に探すほかなさそうです(でも私は田舎住まいなので無理そう…)。
仮に入手できても日本の書籍だと著作権が面倒いので掲載は難しいかもしれません(勿論、中国の本も勝手に使えるわけじゃない んでしょうけど)。
う~ん、「封神演義」みたいに誰か紅楼夢のマンガ描いてくれないですかねぇ。

▩こおろぎさん (1998年09月15日)
こんにちわ。
私も紅楼夢だいすきです。
高校生のときにはじめて挑戦した中国小説が「紅楼夢」でした。
その本は、絵物語形式で、だいぶ省略(やばいあたり)されてはいたけど
紅楼夢の世界がすっごくよくわかりました。
宝玉坊ちゃん、ハレンチなんだか純情なんだかわかんないしね(笑)
いや、あんた、それがいいんですよねえ(しみじみ)。
(頁主より)
はじめまして。
画本関係では中央公論社から「中国劇画紅楼夢(全2巻)」と「画本紅楼夢(全5巻)」が出ているようですが、今は絶版になっているようです(私は見たことがありません)。どのような出来なんでしょう?
それから、宝玉坊ちゃんはやっぱり純情なんだと思います。紫鵑や湘雲にたしなめられてオロオロしているくらいですから。傍目にはハレンチに見えてもそこはそれ、「意淫」の持ち主ですから(笑)
しかし当時の中国は「男女、7歳にして席を同じゅうせず」の国。女性たちの中に彼がたった一人混じって暮らしているのは、やっぱり異常な設定なんでしょう。

▩色即是空さん (1998年09月12日)
はじめまして
いきなりでなんなんですが、私「紅楼夢」って読んだことないんです。
今年の8月ぐらいから中国古代小説にはまっちゃって、「水滸伝」「封神演義」を
立て続けに読んじゃったんです(「三国志」はけっこう前に読みました)。あの無駄に多すぎる登場人物がグッド。必ずといっていいほどお気に入りのキャラクターが見つかるものですね。
「封神演義」を読み終わって「さて次は何を読もう?」と思った時に、何かの本で「水滸伝」「封神演技」「紅楼夢」が古代中国の三大小説だと書いてあったのを思い出し、「どうせなら三つとも読破してしまえ」と考えました。で、さっそく書店に行って「紅楼夢」を探したんですけど、どこに行っても置いてないんですよ。かれこれ十数軒大きな書店を回ったんですけど見つかりませんでした。
そこでネット上なら何か情報が有るんじゃないかと思っていた時にこのHPを見つけたというわけです。そこでもし宜しかったら「紅楼夢」の本がどこの出版社から出ていてどの本が読みやすいor面白いか教えて頂けないでしょうか。
よろしくお願いします。

(頁主より)
私も水滸や封神は貪るように読んだ記憶があります。確かに中国小説は人物が多すぎるきらいがありますね(私が紅楼夢のHPを作ったのも人物関係を整理するのが目的でしたし)。
一方で中国は男尊女卑の社会でしたから三国演義も水滸も女性の活躍があまりにも少ない。そんな気持ちで紅楼夢を読み始めるとハマるんですよ、これが(笑)

文献情報についてはりりかさんのページの「紅楼夢文献案内」等を参考にされるとよいと思います(私は詳しくありませんので)。
文庫本は次の二つしかないようです。
◯岩波文庫12巻は割合訳がこなれていて読みやすいんですが、今は絶版になっています。
◯平凡社ライブラリー12巻は昨年全巻刊行されましたので、一番手に入りやすいと思います。 (大きな書店ならたいてい置いてあるはずですし、取り寄せれば問題なく手に入ります。1冊1200円と高いのが難点ですが)
抄訳版としては「ザ・紅楼夢」というA4サイズの分厚いのがあります。完訳を読んだ後だと(省略の仕方に)抵抗があるのですが、最初に入るなら一番手頃だと思います(全1冊だし値段も手頃だし)。ほかの本は入手も難しいし値段も高いので、図書館で借りるのがベターだと思います。
読破されたら是非感想などを聞かせてくださいね。


▩るいるいさん (1998年08月06日)
紅楼夢のHPって、はじめてみました。
ちょっと、うれしい。
昔、CS放送で、OWTというところが放送していた番組をみて、「紅楼夢」を知りました。一応、ビデオには納めていますが、なかなか見れず、未だに見ていないんですが・・・。
最近、急に「紅楼夢」が見たくなり、繋がっていなかったビデオを繋ぎました。・・・でも、今度はテープの場所を探さないといけない・・・。
本も買いっぱなしで、読んでないし・・・。
少しココロを入れ替えて、まじめに読もう・・・。
また、出直します。
(頁主より)
CS放送については全く無知ですので、るいるいさんに再度お伺いしたところ、「OWTは日本のTV局だったんですが、数年前につぶれてしまいました。視聴者とスポンサー不足が原因だったと思います」とのことです(ありがとうございます)。

紅楼夢の本もビデオもありながら読まれていないとはちょっと勿体なかったですね。これから時間を作って読まれるとのこと、私のページの資料(特に人物関係)も使ってみてくださいね(そういえば自分も読破するまで2度3度挫折した記憶があるなあ…)。


▩あむりたさん (1998年07月09日)
◇ おひさしぶりのあむりたです。
 『賈家主従関係表』がアップされていますね。あれ、いいと
思います。
 これは、ちょっとした「提言」ですが‥‥、なるべくなら、
『紅楼夢』の人物系図があると面白いと思いますよ。
 とりあえずは、平山さんの眼からみた寧国邸・栄国邸の系図を
書いてアップしてみてはいかがでしょう? それもまた知的刺激が
あって楽しいかと思います。
(頁主より)
「主従関係表」は紅楼夢語言詞典の付表に手を加えたものですが、これと家系図があれば主要人物はほぼ把握できると思います。私も寧栄邸の家人関係が整理できたので、長年のもやもやが晴れたような感じでいます。
家系図については実は以前から考えていたのですが、HTMLでは表現できず(スタイルシートを駆使すれば不可能ではない気がしま すが…)、画像で表現するしかないために面倒くさがっていた次第です。まあ、今回提言をいただきましたので、早速とりかかるとしましょう。
でも既に完璧なモノが各種ありますので、いかに分かりやすくできるかだけですけどね。

▩蝶々さん (1998年06月09日)
初めまして。
私は大学で勉強している中国からの留学生です。
HPはわかりやすく作られて、とても好きになりました。
5月中旬から時々お訪ねいたしております。
特に英語版の紅楼夢DREAM OF THE RED CHAMBERまで読んでいらっしゃるようですが、すばらしいですね。
実は、私も現在紅楼夢を読んでいます。
どうして、いまさらまた紅楼夢かと言うかも知れませんが、
今度博士論文のテーマにしたわけです。
文学は苦手ですが、紅楼夢の服飾の研究に挑戦しています。
どうか楽しくやっていけたらいいなと思います。
いろいろ分かっている知識、情報を教えてくださるようお願い申しあげます。
さて、早速ですが、わたしも英語版の紅楼夢読みたくなりましたので、ちょっと出版社名と翻訳者などを詳しく教えて頂けませんか。
よろしくお願いいたします。
(頁主より)
メール有り難うございました。本場の方に見ていただいているとは恐縮の至りです。でも大変励みになります。
御存知のように日本では紅楼夢の認知度が非常に低く、中国のように人々が物心つく前から紅楼夢に触れ、本屋に行けば関連書籍が山のようにある状況とは雲泥の差があります(逆に言えば、新鮮に紅楼夢を読めるということでもありますけど)。
私の紅楼夢の知識なんて微々たるものですから、こちらこそいろいろ教えていただければ有り難いです。

それからAnchor Bookについては次のとおりです(この本は完訳ではなく抄訳です)。
◯タイトル:Dream of the Red Chamber
◯出版社:DOUBLEDAY
◯訳者:Chi-Chen Wang(王際真)
◯ISBN:0385093799


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