北京大観園

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その1][その2][その3
怡紅院
 賈宝玉の住居。門前には柳の木が並んでいて落ち着いた雰囲気です。抱厦には「怡紅快緑」の扁額が掲げられており、「紅」は左側の海棠を、「緑」は右側の芭蕉を指しています。中に宝玉・襲人・晴雯の人形が置かれています。
垂花門楼 怡紅院抱厦
怡紅快緑の扁額 宝玉・晴雯・襲人の人形

瀟湘館
 林黛玉の住居。門をくぐると鬱蒼とした竹林が広がります。廻り廊下の奥にある黛玉の書斎には「有鳳来儀」の扁額が掲げられ、中に黛玉と紫鵑の人形があります。また、2007年5月に早逝された陳暁旭さん(テレビドラマ「紅楼夢」の林黛玉役)を悼んで、彼女の写真パネルが諸処に飾られています。
瀟湘館門楼 竹と小径
黛玉の書房 黛玉と紫鵑の人形

蘅蕪苑
 薛宝釵が住んでいた場所。門楼をくぐると石山がど~んとそびえ立っています。院には「蘅芷清芬」の扁額が掲げられ、宝釵と周瑞の妻と鶯児の人形があります。
蘅蕪苑門楼 清厦と岩石群
蘅蕪苑の扁額 宝釵と周瑞の妻と鶯児の人形

櫳翠庵
 妙玉が修行を積んでいた寺で、怡紅院の裏に出て橋を渡ったところにあります。門楼の前には紅梅の木が並んで植えられています。中に入ると、北の部屋は仏殿、東の部屋は禅房になっています。入口でお香や供物を販売しており、仏殿前で参拝している人の姿を見かけます。禅房には「妙音香界」の扁額が掲げられ、中に妙玉の人形があります。
櫳翠庵門楼 仏殿(北屋)
禅房の扁額 妙玉の人形

稲香村
 李紈の住居。垣根は蔓草が覆っていますが、冬はかなり殺風景となります。茅葺きの門には、宝玉の題した「杏簾在望」の旗が立っています。北院の中に李紈の人形があります。東院は売店になっています。
稲香村入口 稲香村北院
稲香村(パンフより)李紈の人形

秋爽齋
 探春の住居で、「桐剪秋風」の扁額が掲げられ、中に探春の人形があります。探春は広々しているのが好きだったため、三間の室内は壁などで隔てられていません。秋爽齋に隣接して暁翠堂(劉婆さんが座を賑わした所)があり、中に史太君・鴛鴦・熙鳳・平児・劉婆さんの人形があります。
*2007年9月には平児の人形が撤去されていました(T^T)
*2008年9月には探春の隣にとってつけたような賈政の人形が置かれていました
*2008年9月には賈母の後ろにとってつけたような宝玉の人形が置かれていました。平児はやはりありません(T^T)
秋爽齋入口 秋爽齋
探春の人形 暁翠堂
熙鳳・平児の人形 史太君・鴛鴦・劉婆さんの人形

綴錦楼(紫菱洲)
 迎春が住んでいた場所。綴錦楼の院内には、西側に迎春の人形があり、東側にはなぜか「巡塩御史署」の模型が置かれています。
紫菱洲門楼 綴錦楼
迎春の人形 遊廊

暖香塢
 惜春が住んでいた場所で寝室と画室を兼ねていました(大観園の図を書きました)。中に惜春と入画の人形があります。また、南側の小高い丘の上にある建物が、惜春の書斎である寥風軒です。
暖香塢門楼 暖香塢
惜春と入画の人形 寥風軒

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