正定栄国府

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その1][その2][その3][その4
中部
 中部は南から大門→外儀門→向南大庁→内儀門→栄禧堂と並んでいます。
 外儀門をくぐると、正面にあるのが向南大庁で、中では親省した元春妃と侍女・侍従たちの人形が飾られています。
 その右手前にある建物(東廂)には親省の大行列を表した人形群がガラスケースの中に展示されています。左手前は穿堂になっていて、西部と東部の間にある更道に抜けられます。

外儀門 向南大庁
省親した元春の人形(向南大庁) 向南大庁の左前の穿堂

 その奥に内儀門があり、左手前にある建物(西廂)には「大煕鳳展」との看板があり、別料金を払って入ると、中にはしゃべる煕鳳の人形が待っています(^^; 写真やビデオ撮影は禁止とのことです。
 右手前にある建物(東廂)は曹雪芹書房で、雪芹先生が座っています。

内儀門 大煕鳳展(西廂)
曹雪芹書房(東廂)
*2008年9月には大煕鳳展は賈政院の裏手の建物に移動しており、西廂は閉門されていました。

 最奥に位置するのが栄国府の正殿となる栄禧堂で、ドラマで見たままの美麗な室内に目を奪われます。正房と東西の廂房は廻り廊下で結ばれ、正房の左右に耳房が配置されています。
 左手前の西廂にはご覧のように男たちの人形が並んでいますが、何の場面か分かりません。
 右手前の建物には「太虚幻境」の扁額があり、入ると金陵十二釵の各人の人形が並んでおり、その後ろに各人の予言詩が書かれています。

栄禧堂 栄禧堂内部
太虚幻境(栄禧堂東廂) 太虚幻境内部の様子
謎の人形(栄禧堂西廂) 正房・廻り廊下・東廂


東部
 東部は賈政院と花園からなります。
 栄禧堂の東耳房に続いて賈政書房があり、中には賈政の前でうなだれる宝玉の人形があります。東西廂房を併せて賈政院となっています。東廂は王夫人の居室となっており、王夫人と侍女の人形があります。

賈政書房 賈政の前でうなだれる宝玉(賈政書房)
賈政院東廂 王夫人と侍女の人形(東廂)

 賈政院の中庭に「宝玉出家」の看板があり、矢印に従って賈政書房の対面にある建物に入ると、宝玉が僧と道士について出家する場面が壁に描かれており、右手に青埂峯を擬した一角がありました。また、ここには売店がありますが、紅楼夢グッズはありません。

壁に描かれた宝玉出家の画 青埂峯

 賈政院の東の花園を通って賈政書房の裏に抜けると、西部の鳳姐院まで東西にまっすぐに道が通じています。その北面の建物では5室にわたって「紅楼夢詩詞絵書刻石展」が催されており、石に刻んだ書画の展示がなされていました。

詩詞絵書刻石展 詩詞絵書刻石展の様子


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