紅楼芸文苑

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 紅楼芸文苑は世界文化遺産の明孝陵(明の初代皇帝・朱元璋の陵墓)に隣接しており、中山陵園管理局によって1997年に造られたものです。

 地下鉄2号線「苜蓿園」の1番口から明孝陵を目指して登っていくと、石獣が並ぶ神道があり、その途中から北西に進むか、明孝陵入口の金水橋から南に進むと紅楼芸文苑に到着します。地下鉄出口から歩いておよそ20分程です。こちらに地図をおきますので参考にしてください。

 なお、紅楼芸文苑は有料の明孝陵景区内にあり、入場後はうっかり出てしまわないように注意してください。料金は明孝陵景区のみが70元、中山陵・霊谷寺とのセット入場券が100元ですが、いずれも山の上にありますので時間と体力を考えてよく選んでください(^^;
 紅楼芸文苑自体はさほど広くありませんので30分もあれば十分かと思います。


展示内容
 明孝陵から南下すると、すぐに曹雪芹の立像が現れます。その先に蘆雪庭と櫳翠庵があり、近くの梅林に薛宝琴の像が設置されています。

曹雪芹像 蘆雪庭(蘆雪聯吟)
櫳翠庵 宝琴像

 園内には12のエリア(芙蓉仙境・蘆雪聯吟・海棠吟社・薬園沉醉・沁芳釣台・櫳翠分花・瀟湘竹韵・香丘・梨園雛鶯・紅楼芸文館・香草園)があり、香丘に黛玉像、沁芳釣台に宝玉・黛玉像、薬園沉醉に湘雲像を確認しました。

黛玉像 宝玉・黛玉像
湘雲像 瀟湘竹韵

 最も東側に太虚幻境の牌坊があり、その近くに警幻仙姑の像と大石(通霊宝玉)があります。警幻は煉瓦のようなものを手にしているので、最初は女媧だと思ったのですが、台座に「警幻仙子」と書かれていました。

太虚幻境牌坊 警幻仙姑像
通霊宝玉 含芳閣