紅楼夢人物図解


(17)金鴛鴦

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「電視連続劇紅楼夢」の鄭錚さん
「紅楼夢図咏」(河北美術出版社)
「紅楼夢人物画譜」(百家出版社)
「紅楼夢・大観園人物図譜」(上海人民美術出版社)
「紅楼夢群芳図譜」(万巻楼図書有限公司)
「崔君沛紅楼夢人物册」(上海上海科学院出版社)
「紅楼夢絵画本」(上海人民美術出版社)
「紅楼夢連環画(全3巻)」(中国連環画出版社)
「古代小説名著故事・紅楼夢」(中国辞書出版社)
「紅楼服飾」(山東画報出版社)
「紅楼夢撲克」
「紅楼夢高級撲克」(上海文化用品総公司)
「紅楼群芳図」
「紅楼夢撲克」(杭州亜光撲克彩印厰)
「紅楼夢煙画」(合肥市銀連彩色印務有限責任公司)
「皇城根系列珍蔵撲克・紅楼夢」(北京出版社)

 史太君の侍女、鴛鴦。
 本文中の彼女の服装・容貌は、第24回の宝玉が鴛鴦にちょっかいをかける場面と第46回の邢夫人が彼女を賈赦の妾にする相談に来た時に記されています。黒の背心と白帯が彼女の衣装の特徴のようですね。
 平凡社「北京風俗図説」によると「背心」とはチョッキの類で、袖がなく、着物の上からまとい、寒暖を調整するもの。「腰帯」は汗巾ともよばれ、外側から衣服をとめ、装飾の意を兼ねるものもあったそうです。補足しておきます。
 各イラストは史太君と一緒に描かれているものと、鋏で髪を切り落とそうとする姿を描いたものがあります。


本文中の記載
 服装について
 「彼女は薄紅の綸子の上衣の上に黒緞子の背心(そでなし)をはおり、白縮緬の腰帯を締め、首には花模様の襟飾りを巻いています」 (第24回)

 「鴛鴦は着古した藤色の綸子の上衣の上に、縁飾りのある黒緞子の背心(そでなし)をはおり、下には薄緑色のスカートをはいています」(第46回)

 容貌について
 「蜂のように細くくびれた腰、すらりとした撫で肩、家鴨の卵のように白い顔、黒く光っている頭髪、高い鼻、そしてあごのあたりにほんのちょっと雀斑があります」(第46回)