紅楼夢人物図解


(25)史太君(賈母)

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「電視連続劇紅楼夢」の李婷さん
「紅楼夢図咏」(河北美術出版社)
「紅楼夢人物画譜」(百家出版社)
「紅楼夢・大観園人物図譜」(上海人民美術出版社)
「紅楼夢群芳図譜」(万巻楼図書有限公司)
「崔君沛紅楼夢人物册」(上海上海科学院出版社)
「紅楼夢絵画本」(上海人民美術出版社)
「紅楼夢連環画(全3巻)」(中国連環画出版社)
「古代小説名著故事・紅楼夢」(中国辞書出版社)
「紅楼服飾」(山東画報出版社)
「紅楼夢撲克」
「紅楼夢高級撲克」(上海文化用品総公司)
「紅楼群芳図」
「紅楼夢撲克」(杭州亜光撲克彩印厰)
「紅楼夢煙画」(合肥市銀連彩色印務有限責任公司)
「皇城根系列珍蔵撲克・紅楼夢」(北京出版社)

 賈家の最高権力者・史太君
 服装についての記述は多くありませんが、原作から容貌をイメージするのは比較的容易と見え、いずれも品のある老婦人として描かれています。

 各本の紹介イラストは、いずれも椅子にゆったりと腰掛けた姿で描かれ、ぴったり後ろに鴛鴦が侍しています。平凡社「北京風俗図説」によると、鉢巻のように見えるのは兜帽(トウマオ)という帽子だそうで、熙鳳のところで記述のあった「昭君套」もこの一種だとのこと。

 また第38回で、小さい頃に池で溺れた時に、杭に頭をぶつけて傷をこしらえ、いまだに鬢(びん)のつけ根に指の先ほどのくぼみが傷跡として残っていることを述べています。


本文中の記載
 服装について
 「見れば賈母は、青いすう紬に一斗珠(毛が真珠を連ねたように巻いている白羊の毛皮)を裏打ちした褂子(はおり)を召し、長寝台の上に端座しています」(第42回・王太医の診察を受ける場面)

 「はるかかなたから、大きな釣鐘マントに身を包み、灰鼠(ちんちら)の防寒用頭巾をかぶった賈母がやってきます」(第50回・雪見)

 容貌について
 「銀髪の老夫人が二人の婦人の肩を借りて迎えに出てくる様子です」(第3回)