紅楼夢人物図解


(22)香菱

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「電視連続劇紅楼夢」の陳剣月さん
「紅楼夢図咏」(河北美術出版社)
「紅楼夢人物画譜」(百家出版社)
「紅楼夢・大観園人物図譜」(上海人民美術出版社)
「紅楼夢群芳図譜」(万巻楼図書有限公司)
「崔君沛紅楼夢人物册」(上海上海科学院出版社)
「紅楼夢絵画本」(上海人民美術出版社)
「紅楼夢連環画(全3巻)」(中国連環画出版社)
「古代小説名著故事・紅楼夢」(中国辞書出版社)
「紅楼服飾」(山東画報出版社)
「紅楼夢撲克」
「紅楼夢高級撲克」(上海文化用品総公司)
「紅楼群芳図」
「紅楼夢撲克」(杭州亜光撲克彩印厰)
「紅楼夢煙画」(合肥市銀連彩色印務有限責任公司)
「皇城根系列珍蔵撲克・紅楼夢」(北京出版社)

 紅楼夢の影の主人公(?)・薛蟠の妾・香菱。
 香菱について、熙鳳は「器量のよいのは二の次として、その性質といい立居振舞いといい、他の女の子とは大違い、おとなしくて、しとやかで、なまなかの御大家のお姫様でもかなわないくらいよ」(第16回)と絶賛しており、周瑞の女房(第7回)や賈璉(第16回)もその器量の良さを褒めています。また、香菱の眉間に小さな赤いほくろがあることを、葫蘆廟の小姓が語っています。

 服装については、第62回で柘榴赤の綸子のスカート(宝琴が江南から持参した布で仕立てたもの)を泥で汚したという場面があるのみです。山東画報出版社「紅楼服飾」によれば、満州族の単衣のスカートは通常黒色で、赤いスカートは清代の漢族のみの流行だろうとしています。清代には男性は満州族の服装着用と辮髪が義務づけられていましたが、女性については強制ではなかったそうです。


本文中の記載
 容貌について
 「眉間に米粒ほどの赤いほくろがありましたので…」(第4回・葫蘆廟の小姓のセリフ)