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「蘭の如く桂にも似たり」。宝玉の侍女、襲人。 山東画報出版社「紅楼服飾」によれば、第51回で襲人が着ているのは賈母から賜った衣服ですが、長上衣の上に羽織を着るのは旗人の衣装であり、その下にスカートを穿くのは漢族のもののようとのことです。紅楼夢にはずいぶん出てくる服装ですね。 |
「熙鳳が襲人の様子を見ると、頭は金や珠玉の簪類で飾り立てていて、なかなか華やかな感じ。身には桃紅色の紗の地に百もの斑紋を金糸で浮かせた、銀鼠の毛皮の裏つきの長上衣を着込み、浅黄色の木綿地に金や五彩の刺繍をほどこしたスカートをはき、上から灰鼠の毛皮を裏打ちした黒緞子の掛(はおり)を着ています」(第51回・宿下がり時の衣装)