第1回「浪人編」に関する情報・記事

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■ドラマ化が実現して
  ■内山聖子氏(プロデューサー)
「『めぞん一刻』は、プロデューサーなら誰でも触ってみたくなるお茶の間劇の金字塔です。初めて企画を出してから8年、ついに実現だと思うと本当に感無量ですね。ベースは普遍的なラブストーリーですから、8年前でも10年後でもいつも時代でも面白いと思うんです。でも「個の時代」といわれている今、一刻館の温かさはより訴求力があるように感じます」('07/4 QuickJapan)

■脚本について
  ■岡田惠和氏(脚本)
「描くにあたって大切にしたのは、展開と時間。これは緩く長く時間が流れる作品で、ドラマの方程式で言えば無駄という部分が多い。でも単発だからって展開を早くしたら「めぞん〜」じゃない。いかに“素敵な無駄をやれるか”を考えました。それから、原作の世界観やキャラクターは出来る限り壊さず、かつ、テレビで見た時にあまり非現実的にならないよう気をつけました。(中略)今のように便利じゃないし、バカバカしく不自由だけど、濃い人間関係の一刻館の住人の生活を見て、いいなと思ってもらえれば嬉しいです」('07/4 月刊TVJapan)

「自分にとっても非常に思い入れのある作品だから、崩せない。とにかく原作重視で行くことは最初から決まっていました。電話もメールもなかった時代だから成立した物語です。現代的にアレンジするとか、意味がないし考えられないですね。  ただ、原作を知らない人にとっては、いきなり「1983年」で始まる物語には違和感があるでしょう。そこで冒頭は2007年の五代が娘の〈春香ちゃん〉に昔話を聞かせて、あの時代にフィードバックする、というスタイルをとったんです。〈響子さん〉が出てこないのは、やはり〈五代くん〉が一目ぼれする、初登場の瞬間を大事にしたかったから。」('07/4 QuickJapan)


■響子役のキャスティングについて
  ■内山聖子氏(プロデューサー)
「2年前に企画が通ってから時間がかかったのは、〈響子さん〉のキャスティングが決まらなかったからなんです。理由はいくつもあって、まずこれだけの長い間多くのファンに愛されているマンガの初のドラマ化ということで、慎重になっていたこと。そして原作の〈響子さん〉は20代前半だけど、いま同じ年齢の女優さんだとイメージが幼くなってしまうこと。さらに〈響子さん〉って、究極のワガママじゃないですか(笑)。若いうちに一生愛せる人と結ばれて、その人とは離れてしまったけれど二人の男性に熱烈に愛されて、けっこう好き放題やってるのに全然嫌みじゃない。役どころとしてかなり難易度が高いんです。それが伊東さんに決まったのは、高橋先生のお墨付きをいただいたからです。伊東さん自身も「なんか似てるかも〜と言っていたので、きっと通じるものがあったんでしょうね」('07/4 QuickJapan)

「響子役は、私や監督、高橋留美子先生らと候補を出し合った中で、全員が伊東美咲さんを挙げたこともあって、選ばせていただきました」('07/4 月刊TVJapan)

  ■高橋留美子さん
「旬の方に演じていただくことになり、うれしく思っております。好きで、気になる女優さんなので、たいへん楽しみにしております!」('06/8 ビッグコミックスピリッツ)

  ■伊東美咲さん
「再放送のアニメ版を見ていたので”私が響子さんをやるんだな”っていう不思議な感覚とともに、いつもほのぼのとして、思いやりのある作品の中で演技できる嬉しさもありました」('07/4 ファミマ.ドッド.コム.マガジン)

■五代役の一般募集について
  ■内山聖子氏(プロデューサー)
「〈五代くん〉の存在をうっかり忘れていたんですよ(笑)。まあ、そのくらいの存在感がまさに〈五代くん〉のイメージなので、いっそ、〈響子さん〉に憧れる視聴者代表的な新人がいいんじゃないか、ということでオーディションにすることにしました」('07/4 QuickJapan)

■五代役が決定して
  ■内山聖子氏(プロデューサー)
「オーディションの最終選考のとき、伊東さんとのツーショットを見て「あっ、もうこの2人!」って私も監督も思ったんです。それがもう決め手でしたね」('07/4 月刊TVJapan)

  ■本木克英氏(監督)
「(岡田寧プロデューサーだけが反対して)五代君はダメ男なんだから、彼は格好よすぎますというような話をしていましたね」(DVDのオーディオコメンタリーより)

■他のキャスティングについて
  ■内山聖子氏(プロデューサー)
「ほかの配役に関しても、変なキャラクターだけれど「本当にいるかも」って思わせるようなリアリティーのある人を選びました。ファンの方がとても多い原作なので、夢を壊すこともあるでしょうから、キャスティングは一番の勝負でした。まさに大作戦でしたね」('07/4 月刊TVJapan)

「ほかのキャスティングは割とスムーズでしたね。高橋留美子先生のキャラの魅力って、見ていて元気になれるところだと思うんです。人間をすごくやさしく描かれているんでしょうね。そして「この人にあってみたいな」と思われるキャラクターを作るのはドラマ制作のセオリーです」('07/4 QuickJapan)


■めぞん一刻の魅力について
  ■伊東美咲さん
「寂しい気持ちが続いているときも、作品に触れると“明日がんばろう”って思える。そんな温かいところが好きですね」('07/4 ファミマ.ドッド.コム.マガジン)

  ■中林大樹さん
「響子さんというマドンナの気持ちが、つり合わない五代くんに傾いていくのは、何度見てもおもしろいですね。'80年代に書かれた作品なのに全く色あせてなくて、今でもファンの多いことが分かります」('07/4 ファミマ.ドッド.コム.マガジン)

■音無響子について
  ■伊東美咲さん
「響子さんはキャラクター的には天然で、放っておけないタイプなんですけど、その中に芯の強さや人を想う気持ちをもった女性。そういう部分にはすごく惹かれました」('07/4 ファミマ.ドッド.コム.マガジン)

「響子さんが“お姉さんが弟を思うような気持ち”で五代さんをも守ってあげたくなる心情、ひと目惚れではなくゆっくりと彼に惹かれていく過程も、私自身と似てる部分もあって理解できました」('07/5 デジタルテレビガイド)

「自分自身がひとりじゃ生きていけるタイプじゃないからこそ、逆に相手を助けたくなっちゃう。心配から恋… 心配してるって事は気になってるってことですからね」('07/5 ビッグコミックスピリッツ)

「彼女が五代君に振り向くまでには、長い時間が必要になるでしょうね。ずっと響子さんは惣一郎さんを思い続けていますし、五代君はどうしても弟のような感覚が強いでしょうから。でも、五代君の一所懸命なところは魅力的ですよね。響子さんが一緒に生活する中で彼の魅力に気付いて、変わっていくところに注目してほしいと思います」('07/4 TVJapan)

  ■岡田惠和氏(脚本)
「〈響子さん〉も相当ヘンですけどね。「こうありたい」自分があるんだけど、意外と脆くて、割と唐突に崩れちゃう。男からすればわけがわかんない。そこが魅力的なんですけど」('07/4 QuickJapan)

■五代裕作について
  ■中林大樹さん
「五代くんはダサくてヘタレで要領が悪くて…。でも響子さんに対する思いは真っすぐ! そこは見習いたいです」('07/5 週刊TVガイド)

  ■岡田惠和氏(脚本)
「〈五代くん〉もドラマのキャラクターとしては実はかなり変わってるんですよ。あっちにもこっちにもいい顔しちゃうでしょ。妙にリアルというか、普通ドラマの登場人物は、もう少し「正しく」作ります。一途だったり、純情だったり。実写だとその匙加減が厄介ですから、誰が〈五代くん〉になってもいいよう、セリフには気をつけました」('07/4 QuickJapan)

■80年代について
  ■伊東美咲さん
「作品の舞台は'80年代ですが、家族の間だけでなく、近所のみんなにも温かな心配りがあり、「ここに帰りたい」と思う雰囲気にあふれています」('07/5 TVピア)

「作品で描かれる'80年代の温かい近所付き合いが、隣人に干渉しないのが当然な現代人にとって“ここに帰りたいな”と思える像であるように『めぞん一刻』は私にとって“早く帰りたいな”と思えるホームのような場所なんです」('07/5 デジタルテレビガイド)

「今の世の中と比べると、人と人との繋がりが密で濃かった時代ですよね、時に必要以上なぐらいに、にぎやかで。そんな空気感が大事な作品だと思うんですよ」('07/5 ビッグコミックスピリッツ)

「当時は今よりも密接な近所付き合いがあったんだなぁと実感しました。近所の人々が必要以上にお節介を焼いたり…。一刻館の住人たちはまさにそんな感じ。最近はマンションとかでご近所さんに会っても挨拶がなくなってきているそうですから、そういう意味では一刻館は憧れの場所ですね」('07/4 月刊TVJapan)


■衣裳について
  ■伊東美咲さん
「エプロン姿に竹ぼうきはもちろん、ほかのどのシーンも原作漫画と同じ副葬をしてるんですよ。漫画と見比べるもの面白いかも」('07/5 TVライフ)

「原作に忠実なファッションも見どころの一つですね。最近は股上の浅いパンツが主流でですが、劇中の衣裳では股上の深いパンツを30本近く(?)はき替えています('07/4 月刊TVJapan)

  ■中林大樹さん
「服装が理解できなくて(笑)。ウエストがかなり上で、変な裾のズボンだし…。こんな姿が、全国放送されてしまうことが何だか恥ずかしいと思った時もありました」('07/4 月刊TVJapan)

■音無響子を演じて
  ■伊東美咲さん
「漫画やアニメで見ていた響子さんはすごくハジケた性格でしたが、逆にドラマでは抑えた感じです。一刻館の皆さんはすごく楽しく盛り上がるシーンが多いので、私は少し引いた感じで普通っぽく演じました」(07/05 TVStation)

「今回のドラマ版での響子さんは割と冷静で、いつも周囲を温かく見守る落ち着いた女性になっていると思います。思いやりがあって、深い愛情の持ち主だけどちょっと天然な部分がある響子さんを、微笑ましく思いながら演じました」(07/04 月刊TVガイドTVJapan)


■ドラマの見所について
  ■内山聖子氏(プロデューサー)
「響子さんを誰にしようか話し合うと、必ず候補に上がった伊東さんと、新人の中林くんがこの作品にものすごいエネルギーをぶつけてくれました。世界観は原作とまったく一緒です」('07/5 TVピア関東版)

「今日がダメでも明日また頑張ろうと勇気が出るようなステキなドラマに。原作ファンの方も、知らない方もご期待ください」('07/5 TVStation)

「ありそうでない、でもありそうな場所。いそうでいない、でもいそうな人。そのバランスが今回のドラマの勝負どころでした。「しょせんマンガだからね」とは思われないよう、お茶の間の世界観を重視してディテールにこだわったつもりです」('07/4 QuickJapan)

  ■伊東美咲さん
「一刻館は、住人たちがお節介なくらい相手のことを思っていて、”こういう家があったら帰りたい”と思える場所。みなさんと一緒に、その雰囲気がうまく出せたと思います。(中略)全体を通して、よりストーリー性が強くなってますよ」。('07/4 ファミマ.ドッド.コム.マガジン)

「ドラマの中で私は響子さんの決めゼリフ「五代さん、頑張ってくださいね」を何度も言ってます。ドラマを見てくださる方も、このセリフで元気になってくれたらうれしいですね。」('07/5 TVピア)

  ■中林大樹さん
「この作品の最大の魅力といえる響子さんと五代くんの微妙な関係、ひと癖もふた癖もある住人たちと五代の面白い絡み、原作に忠実な一刻館のセットなど、見どころ満載です」('07/4 TVJapan)

■続編について
  ■岡田惠和氏(脚本)
「僕が原作で好きなシーンは後半が多いんです。結婚を実家に報告しにいったときに〈五代くん〉のばあちゃんが〈響子さん〉に指輪を渡すところとか、はやく続きを書きたいですね」。('07/4 QuickJapan)

  ■伊東美咲さん
「今回、響子さんと五代くんはまだ恋愛の関係には発展しません。二人がどうなっていくかは続編を期待していてください(笑)」('07/5 TVピア関東版)

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