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■佐野両太さん(2000年11月28日)
 検索エンジンで探したところここに辿りつきました。
 情報が豊富で楽しいですね。
 さて、今回は管理人さんに質問があってメールを差し上げました。

 以前めぞんが「BSマンガ夜話」で取り上げられたのを最近知りましたが、当時BSに加入していなかったため僕はその放送を見ていません。 
 今から見ようとするとビデオを何らかのルートで入手するか、NHKがよくやる「本にして出版」の形になると思いますが、この番組のビデオなり本なりは世に出ていないのでしょうか?
 なにかご存知ならお教え下さい。


(管理人より)
本はNHKではなくて、キネマ旬報社から出版されています(1999年5月)。書店にない場合は取り寄せてもらってください。内容的に目新しいものは少ないですが、飛鳥杏華さんやひろゆきさんが執筆された資料部分が有用です。
○キネ旬ムック「マンガ夜話」vol.4 キネマ旬報社 \1500(税別)

また、放送内容の一部は、ひろゆきさんのページ上で紹介されています。


■たなかさん(2000年11月19日)
何気なく「一刻館」ということばで検索したら、こんな(失礼)ページに出会うことができました。
 昔のこと、どうせ下宿するんやったら東京にしといたらよかったなあ、とか、とにかく、「めぞん一刻」は、自分に重ね合わせるものが多く、特別な作品です。
 ところで、この作品の舞台がどこか、わざわざ探しに東京までいったことがあり、西武線の東久留米あたりかと、想像して帰ってきたことがありましたが、ほぼそのようですね。
 で、もうケリがついたことかもしれませんが、惣一郎さんの姉は、実姉だと思います。桜もちの話のなかで、お姉さんが惣一郎さんのことを「あの子」と呼んでいたシーンがあったと思います。普通子の場合、実のきょうだいと考えるのが自然だと思います。
 また楽しませてもらいます ありがとうございました
(管理人より)
東久留米の調査結果についてはひろゆきさんのページが詳しいです。東久留米が時計坂のモデルだという説は連載後期には既に唱えられていたようですね。
それから、惣一郎さんの姉の問題について、ご指摘の箇所はもちろん考慮しています。郁子ちゃんの母は「惣一郎」と呼んでいます。ところが義姉でも、呼び捨てで名前を呼べるほど親密な関係になることも考えられ、決定打とはなりません。
このへんのいきさつは、柴田さんのページの補完データNO.8を参照してください。結局実姉でケリがついたわけですが。

■雪野さん(2000年10月23日)
五代裕作の出身大学について

 関東圏・私立・教育学部有り・三流
この辺をキーワードにして探せないもの(見当つけられないもの)かと
思うのですが、いかがでしょうか。大体通学圏から、また試験に遅刻した(と思った)時間から割り出して位置を特定することも可能では。
謎が一つ解けるやも・・・。


(管理人より)
 五代君の大学については、連載当初は校舎の形もバラバラでしたが、「桃色電話」から特徴ある同じ校舎が描かれています。しかし残念ながらモデルの大学はまだ分かっていません。
 「一刻館の思いで」では関東圏にある教育学部のある大学として創価大学と文教大学を候補にあげています。しかし八王子の創価大や越谷の文教大をわざわざモデルとして設定する必要性があるのかという疑問があります。
 そういえば、めぞん一刻には新潟・東久留米・練馬といった高橋留美子さんが住んだ土地の風景が使われています。ならば、五代君の大学のモデルは母校の日本女子大学や目白近辺の大学(学習院とか)或いは新潟大学ではないか……とも思ったのですが、どうも違うようですね。

■みかりんさん(2000年8月18日)
「めぞん一刻」のデータがぎっしりつまったHP、いつも楽しく拝見しています。あの作品は、本当に不朽の名作ですね。
 ところで前々から疑問に思っていたのですが、ネット上で「朱美さんは五代君のことが好きだった」という説を見たことがあるのですが、それは本当なのでしょうか。初めて見たときには「えーっ」と思っちゃいました。私は女ですが、そんなふうに読んだことは一度もなかったので…。あくまで弟のような存在として、かわいがっていたように見えたんですけれど、私が鈍いのかなー(笑)。
 でも、あの煩雑な一刻館の中にも、若い女性は二人(響子&朱美)いるわけで、同じく若い五代君にとっては、ある意味どちらも恋愛の対象になるんですよね(朱美さんが酔っぱらってキスをしたときなんかも、五代くんは密かに喜んでいたし)。朱美さんは、響子さんに活を入れる役であると同時に、不安や焦りを感じさせる役でもあったのだと、今では思うのですが。でも、五代君に対して特別な感情を朱美さんは持っていたんでしょうか?
(管理人より)
「朱美さんが五代君のことが好きだった」というのはBSマンガ夜話の中でTARAKOさんが言った説ですね(他にもあるのかな?)。Web上ではひろゆきさんのページにその一部が書かれています。
それによれば、たまに朱美さんが挑発的なセリフ(寝ちゃおうかなーとか)を吐いたり、ラブホテルに誘ったり、響子さんに捨てゼリフを吐くのも、実は五代君を好きだったからじゃないかってことみたいですけど。

みかりんさんのおっしゃるように、「明るい五号室」の中で「弟みたいに思っていたのに… あいつ案外かわいいとこあったし…」と朱美さんが言っていましたね。これは本心でしょう。
原作ではないんですが、アニメで、一の瀬さんが五代君に「あたしゃ、あんたのこと好きだよ」 と言う場面があるのですが、住民達は家族のような関係で結ばれ、ある意味、保護者として響子さんと五代君の仲を見守っていましたよね。

では、朱美さんが五代君に好意以上のものをもっていたかどうか? 残念ながら私には分かりません。 アニメ第93話で朱美さんが響子さんを責めたあとに、五代君のことを「なんかかわいそうでさ」と言う場面があるのですが、五代君のことをとても大切に思っていたのでしょう。
個人的にはあくまで弟のような存在として接していたと思いますが、次第に恋愛感情に膨らんでいったというのも、決して無理ではないと思います。


■9月生まれの男性さん(2000年7月25日)
初めて一刻館へ来た時は、まだ響子は惣一郎の事を忘れずにいようと
していたはずなのに、なぜ惣一郎との結婚指輪をしていなかったのでしょうか?
(管理人より)
個人的には「惣一郎さんは響子さんに指輪をあげなかった」からではないかと思います。
惣一郎さんと響子さんはきちんと結婚式をあげたようですが、実は結婚式での指輪交換は必ずしも必要ではありません。
で、第35話「ふりむいた惣一郎」や第77話「春の墓」での回想シーンでは響子さんは指輪をしていないようですし、第160話「桜の下で」で響子さんが惣一郎さんの遺品を見て涙にくれる場面がありましたが、指輪を見て懐かしむ場面はついにありませんでした。
もっとも響子さんはおしゃれして外出する時も、イヤリングなどはしても指輪はしないようなので、響子さん自身が指輪を好きでなかったのかもしれませんけど。もちろん、「響子さんが既婚であることを、作者が隠しておきたかったから」という仮説もなりたつわけですが(^^;

■山本さん(2000年6月15日)
 おひさしぶりです。奈良の山本です。昨今の就職不況の有様をみていると、バブルの時期(1989
年)に就職しといてよかったとつくづく思います(現在、県立高校に勤務しています)。さてそこで疑問
が沸いてきます。五代君が就職活動を始めたのは1984年の夏、就職浪人決定が決まったのは1985
年3月、いわゆるバブル好景気前期で、真面目に就職活動する東京の大学生が一社も内定がもらえないな
どとはとても考えられません。五代君自身も別に答えられない程、悪い学校ではないと思っていました
し。どうして彼は就職できなかったのでしょうか?よければ管理人さんのお考えを教えてください。
(管理人より)
結論から申し上げますと、バブル前の不景気だったからです。
まず原作について整理しますと、次のようになります。
 1984年初夏 五代君が就職活動を始める
 1985年3月 就職に失敗し、大学を卒業
 1986年冬  しいのみ保育園に就職
バブル景気は1986年12月〜1991年2月とされていますので、五代君の就職(浪人)期間はまだ入っていませんでした。企業の倒産件数は1984年に20000件超で過去最高となり、1983〜86年の完全失業率は当時の過去最悪値を記録していました。朱美さんや坂本君が「不景気、不景気」と連呼しているとおりだったわけです。1985年9月のプラザ合意に伴う円高不況も背景にあったようで、この時期に実施された景気対策と金融緩和政策がバブルの一因となったとされています。
ただし、五代君の友人たちは皆ちゃんと就職しましたので、五代君の就職活動の遅れが影響したことは否定できないでしょう。

■HIROさん(2000年3月22日)
原作コミックを読んでいて一つ気付いた事を報告します。
(って、たいしたことではないですが)

マンガでは焦った時によく汗が描かれますよね。
僕は「汗る」と言ってるんですが正式名は何でしょうか。
それが極端に少ないキャラを見つけました。ちょっとやそっとでは汗りません。
そう、こづえちゃん!
彼女の性格は分かったつもりだったのですが、うーんと唸ってしまいました。
さて彼女は何回汗っているでしょう?って別にクイズでもないんですけどね。


(管理人より)
じゃあ、時間ができたら数えてみましょうか。
高橋先生はこずえさんは動かしづらいキャラだと言っていました。「語り尽せ熱愛時代」の中で「謎の人というかああいう女の子の気持ちがわからないんですよね。いったい何を考えているんだろうといったようなところがあります。この人がこういう状況に置かれたらどう反応するんだろうかというのは、よっぽどわからないところがあるんです」と述べておられます。
感情をストレートに表現する八神さん等とは対照的なキャラなんでしょうね。

■HIROさん(2000年3月21日)
はじめまして。
メゾン一刻は原作、アニメとも大変よくできた大人が楽しめるマンガでした。
僕は思うのです。あの古いおんぼろの一刻館が無事バブルの地上げ嵐を乗り切れたのかなと。
変わるものは変わったろうし変わらないものもやはり沢山あるのだろうな。
そこで、希望なんですがメゾン一刻Part2などできないでしょうか。
新しい住人に古い人たちが絡んでやっぱり一刻館なんだ、と言えるような。
僕個人は八神いぶきのファンなんで彼女を出してもらいたいですね。
できれば主人公で。
彼女はあっけらかんとした新人類(私語か?)と思われていますが一人の事を思いつづける等
意外に古風で、自分でも気付かずに傷付いたりしているのでしょう。
多分婚期が遅れているでしょう。(それでもいいですが)
彼女の心を射止める青年の物語がいいですね。
Part1のパターンを踏襲しつつもそうはならないおもしろさと新しさを出して貰えたら最高です。
(管理人より)
続編は現実的には難しいでしょうが、彼ら彼女らの現在の姿を想像してみるのは面白そうですね。ノベライズ等で現在の一刻館を描いている作品はよくお見受けしますけど、住民以外はあまり題材にされないような気がします。
八神さんも今年で33歳になります。その後、どんな人生を歩んだのでしょうか。

■山本さん(2000年1月22日)
 響子さんが美人なのに性格が良い訳は?

 どうも山本です。さてこんな事つっこんでも意味が無いかもしれませんが、響子さんはなぜあれ程性格
がよろしいのでしょうか?PART3「勝手に聖夜」をみても、彼女を取り巻く人々はみな彼女を絶世の美女
であると認識しています。なのに彼女は少しもそれを鼻にかけることをせずに、大変謙虚な性格の持ち主
です。管理人さんはなぜだと考えますか?


(管理人より)
うーん…
山本さんのお説によると美人の女性は皆性格が悪いということになるのでしょうか…
といってしまうと、身も蓋もないので、私の考えを述べます。
響子さんの初恋は高校3年生の時でした。異常に遅かったと思います。そのまま惣一郎さん一筋になって、結婚してしまったため、他の男性を意識する時期がなかったということは言えるんじゃないでしょうか。

■山本さん(2000年1月9日)
おたよりありがとうございました。実はこのような返事がくるのではと思っていまし
た。五代君については実は純朴でピュアなハートの持ち主で、響子さんはそこにひか
れたというのが、公式見解でありましたし、私も以前はそう思ってました。でももう
一度原作をよく読むと必ずしもそうとはいえないと思うようになったのです。その一
番の理由はやはりソープです(笑)。やはりこだわりたい。好きになった人がいるの
に、体は別だというのでしょうか?それにこずえちゃんとの仲が進展しなかったの
も、さまざまな障害があったからで、別に響子さんに操をたてていたからではないと
思います。機会があればやるつもりだったでしょう。その証拠に合コンの女子大生や
朱美さんとも、一種即発の時がありました。そんな訳で五代君は響子さんのハートを
射止めるような純朴な男性とは思えないのですが
(管理人より)
五代君のソープ行きについては、くどいようですが(笑)高橋留美子さんが“いつまでも童貞でいるのは正しくない”という考え方をもっていて、最終的に選んだ手段でした。
「夏の思い出」や「ちょっと休もうか」で坂本君がやたらと五代君のことを心配していますが、これは作者の気持ちだったと見ていいでしょう。「もういー年なんだから、いっくらなんでもそろそろ…」しかり、「管理人さんは経験あるんだぞ。早めに覚えとかんと恥かくぞ」しかりです。
私は別に肯定する気はないですし、不要なエピソードだと思いますが、五代君がソープに行ったことが響子さんにに対する冒涜になるとは必ずしも思いません。

こずえさんとの仲が進展しなかったのは、私はやっぱり響子さんに操をたてていたからだと思います。 合コンで会った白石衿子さんとの件は確かに失態でしたが、結果として未遂に終わりました。朱美さんとは危機的な状況はなかったと思います。結果として五代君の純朴さは貫かれたものと理解しています。


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