他のサイトでちょくちょく見かけるのが「ソープに行ったくせに“あなたしか抱きたくないんです”なんておかしい」という意見です。(コチラでもありましたね)
う〜ん、そうかな? このシーンの私の見解は…
このホテル前のシーンまで、いろいろありました。こずえちゃんへのプロポーズ疑惑、響子さんの家出、朱美さんのラブホテル疑惑、茶々丸での大ゲンカ。
響子さんは電車の中で、数々の疑惑が全て自分の誤解であることはわかってるのですが、それでも五代君に対しての反発心が消えないでいます。五代君は完全に誤解を解いてもらいたい気持ちでいます。まあ二人とも、まだ少し興奮状態にあるのでしょう。(なんせさっきまでケンカしてましたから)
で、五代君は「…好きです響子さん」と正面きって告白。たぶんシラフでちゃんと言ったのは始めてではないでしょうか。でも、響子さんに「なんか誤魔化されてるみたいで」と否定される。そこで五代君は「好きです」より、もっともっと強い愛情表現をしなければならない。で、勢い余って出てきたのが「あなたしか抱きたくない」であると。
つまり、それまでの流れと勢いがあっての会話であって、「ソープ」の事をツッコむような空気ではないと言うことですね。ニュアンス的には「響子さん好きじゃあああ」のシラフで真剣で生々しいバージョンというかんじかな(笑)
まあ、めぞんは読者それぞれの人生や恋愛経験などで解釈が違うので、そこが面白いんですけどね。みなさんはこのシーン、どう思います?
作品中の事象について考察を行う場合、私は作者の意図がどこにあったのかという点を重視します。
各キャラの場面場面での心理はあまり考えません。キャラクターはあくまで作者の産物ですから。
つまり、高橋先生が五代君がソープに行ったことに対する罪悪感や不純さを感じていらっしゃらないとすれば、響子さんや五代君も感じていないということになります。
少なくとも作中では「五代君のソープ行き」は一過性のエピソードにすぎません。
あとは我々外部の人間の解釈の問題になりますが、五代君のソープ行きについては、許容できるかどうかの問題になると思います。
五代君に前科者のレッテルを貼ってしまった方が以後の展開を否定的な視点で見てしまうのはやむを得ないのでしょう。純愛を語る資格なし、という意見も、この場合は当然の帰結かと思います。
私個人は行くべきでなかったし、好ましくなかったとは思いますが、五代君の人間性を考慮した場合、まだ許容できる行動範囲であり、目くじら立てて糾弾すべき問題ではないと思っています。
「あなたしか抱きたくないんです」といった場面については、はずみで口走ってしまった強い求愛表現であることは明らかですから、文字通りに捉えて云々する必要はないと思います(ちなみに、アニメでは「あなたしか僕の瞳の中にいないんです」と言い換えられていたような覚えがありますが)。
サイトを観ていて気づいたことがあったので参考までにお知らせし
ます。
"めぞん一刻アニメクイズ"の第3問のテレビのメーカーについてで
すが、私も最初に観た時は同じようにSONYと思いましたが固有のメ
ーカーの名前を使うことは考えられなかったので再度戻って観てみ
ました。私はあれは"S"ではなく"5"ではないかと思っています。つ
まり"5ONY"。制作会社とかに問い合わるのが確かとは思いますけど、
もし機会があれば再度確認されてはと思います。
個人的に英語での響子さんの声が好きです。英語版の響子さんの口
癖の台詞がとてもすてきです。機会があればぜひ聞かれることをお
すすめします。すでにご覧になられているかもしれませんけど。。。
ちなみに口癖は"Honestly"。すべては確認していませんが、日本語
では"もー"とかなにも言っていないところでこの言葉をあえてつけ
て言っているようです。意味は状況によってニアンスが変わってき
ます。口癖ですから細かい意味は必要ないですしね。。。
日本語で口癖とかあるのでしょうかねー。