惣一郎の死因は?

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その1][その2]
■高良福三さん(2004年04月21日)
皆さん、惣一郎さんが病死か事故死かで議論をなさっているようで
すが、私はずばり病死説を取ります。情況証拠しかない状態なので、
確証はありませんが、少なくとも事故死説や折衷説には、些か無理
があるのではないかと思います。

もし事故死なら地層が観察される地方の県警から身元調査の依頼が
あると思います。音無家が中野にあることは、「配達された一枚の
葉書」からほぼ確実なので、病院に到着するまでには時間がかかっ
てしまい、身元確認は霊安室で行われることになります。着の身着
のままという訳にはいきません。また遠方に行く準備が必要だと思
います。響子の「だってそんな」という言葉の意味も説得力があり
ません。従って事故死説は却下されると思います。

また折衷説にも疑問の余地があります。「子供のいる情景」では、
響子の母が三鷹に盲腸や糖尿病の心配をしています。しかしそのよ
うな病気に合併症があったとしても、突然死ぬことは考えられませ
ん。盲腸の場合、考えられる合併症は腹膜炎や腸壊死ですが、これ
は、じわじわと死に至るもので、家族に知らされないまま突然死に
至るとは考えられません。また糖尿病にしても、心配されるのは低
血糖ですが、これも糖尿病と診断されれば、頓服の一つや二つは必
ず携行している筈です。糖尿病と診断された人が頓服を忘れるなど
ということは、余程のことがない限り、考えられません。従って折
衷説も却下されると思います。

一方、純粋な病死説の場合、例えば学校で突然死した場合、近所の
救急病院に担ぎ込まれることが予想されます。その時は取るものも
取り敢えず、病室に直行することも可能と思われます。しかし惣一
郎さんの性格からすると、過労死とは思えません。そんな人が突然
死すると考えられるでしょうか?

私がその死因として考えるのは、肥大性心筋症です。肥大型心筋症
は原因が不明で、自覚症状がないまま、突然不整脈になり死に至る
病気と聞いております。惣一郎さんは、この病いだったのではない
でしょうか?自覚症状がないため、健康診断でも精密検査をせずに
発見されず、自分でも知らず知らずのうちに病に犯されていた可能
性があります。それが何らかの原因で発作を起こし、職務中に突然
死した。響子の「だってそんな」という言葉には、今朝まで元気に
学校に行っていた人が死ぬ訳ないとでも言いたげな様子がありまし
た。

肥大型心筋症は24時間以内に死に至る病気と聞いています。私の
友人もこの病気で突然死しました。元気な時は山登りをしていたの
ですが、帰り途、急に気分が悪いと言い出し、数時間後には帰らぬ
人になりました。救急車で運ばれた山麓の病院で、突然死とはこう
いうことをいうのだと実感しました。だから惣一郎さんの場合も、
肥大型心筋症の可能性が考えられます。「子供のいる情景」で律子
が持病を気にしていたのも、盲腸や糖尿病という身近な病名を言っ
てはいましたが、実は肥大型心筋症のような病気がないかと三鷹に
尋ねたかったんだと思います。

皆さんは、如何お考えになるでしょうか?


(管理人より)
貴重なご意見ありがとうございました。
調べてみると、突然死の原因は、急性心筋梗塞、狭心症、不整脈、心筋疾患、弁膜症、心不全など心臓病に起因するものが6割以上であり、特に若年層は肥大型心筋症が一番多いとのことです。惣一郎さんの死が病気による突然死だとすれば、原因が心臓病の可能性は高そうですね。

■とらべらさん(2000年03月29日)
惣一郎さんの死因なんですが、皆さんの意見を聞きましたところ、病死派と事故死派の両方に分かれると思うんですけど、僕の意見はその両方が原因だと考えてみました。
つまり、惣一郎さんは仕事か趣味かで地層見学に行った。そして惣一郎さんは地層を調べるため、断崖に上っている最中、持病か何かの病気を引き起こして、その弾みで地層から転落して事故死したのではないとかと考えるわけです。
そう考えると、事故死説で引っかかる、三鷹さんとのお見合いの時に言った律子さんの言葉も、病気説で引っかかる、惣一郎さんが亡くなる直前の響子さんの買い物という行動も両方当てはまるのでは?
(管理人より)
ありがとうございました。
状況証拠が殆どない条件下で、そこまで考えを飛躍させてよいのかという問題があります(事故死と病死、いずれも単独説でとりあえずの説明はつきますので)が、一つの説として伺っておきたいと思います。惣一郎さんは持病をもっていたが、直接命に支障のあるものではなかった、ということになりましょうか(貧血症やてんかん等?)。

■山本さん(1999年9月25日)
 どうも惣一郎さんの死因について、事故死派は旗色が悪いみたいです(笑)。管理人さんは
盲腸で入院していたとき何らかの致死にいたる重大な病気を併発したとの説をとっています
が、治療設備のととのった病院ではたしてそのような事が可能なのでしょうか?また、長くと
も数時間以内でその場で最善の治療をほどこしてもあっけなくなくなるような病気(それも盲
腸で併発するような)って、一体どんな病気なのでしょうか?私は響子さんが惣一郎さんの死
をどんなに長くとも2時間以内に予測できなかった事を、合理的に説明するには事故死(交通
事故ではなく、くろべさんの指摘するような転落死の類)かなあと考えるのですが。響子のお
母さんが三鷹に病気の事を聞いたのは、あなたは転落死しないでしょうね、とも言えないので
病気に話をそらした。霊安室の件は亡くなってから、響子さんがくるまで短時間であったから
(つきそいがいない事もこれで証明できます)移動している暇がなかったからと考えますが、
管理人さんはどうお考えですか?
(管理人より)
確かに病死・事故死のどちらも可能性があると思います。
個人的には、今は響子さんの両親のセリフにこだわっています。
響子さんの父は「もっとイキのいい若いもん」を選ぶべきだったと言っていますが、いかに元気な若者を選んだところで事故死はどうしようもないのではないでしょうか?

病気については全く素人ですので何も言えませんが、腸閉塞や急性腸炎で重体に陥ることもあるようです。また、病院の医療ミスが報道で報じられるのは決して昨今のことではありません。


■くろべさん(1999年09月15日)
「入院していた」となれば、響子さんはおそらく毎日看病のため病院に
通っていた…ことになりましょうか?
となれば、「その日」、買い物帰りの響子さんが発した
「え… うそでしょ。だって…」
というセリフの続きが気になります。仮に、
響子さんは惣一郎氏の入院先から帰ってきたばかりだった。
そこへ突然の訃報を知らされた。
というストーリーであれば、響子さんにとっては結構ショックが
大きいのでは…と思います。
「だって、さっきまで惣一郎さんは元気に話していたのに。」
と続けられますから…。

改めて、「入院→病死」というバイアスで(こればっかりですが…(^^; )
ストーリーを眺めてみると、「やっぱり惣一郎氏は入院して、病死した
のかなぁ」と思えてくるから不思議です。

響子の父「現に惣一郎はあっというまに死んじまったじゃないか。
     もっとイキのいい若いもんを選べばよかったのに。」

三鷹「は… 病気…?」「ごらんの通り、いたって健康ですが。」
響子の母「いえ、そーじゃなくてね、ほら 体質で、必ず盲腸になるとか
     糖尿病になりやすいとか…」

さらには
響子「パパに似て健康なのよねー。」

までが死因に関して一方向(病死)を指しているんではないかと。
あと、五代が骨折で入院したときの響子さんの手際の良さ(惣一郎氏が入院 したときに経験済み)とか。
真実はいずこ…? (^^;


(管理人より)
有り難うございました。いろいろ考えましたが、ご指摘の響子さんの両親のセリフから、とりあえず病死と推定しておきたいとおもいます。

で、問題は響子さんの母のセリフです。結婚話を持ち出すのに、いきなり健康状態を聞くのも確かにただ事とは思えませんが、それ以上に「必ず盲腸になる」家系だと何が問題なんでしょう???
ふと思ったのですが、惣一郎さんは盲腸で入院している最中に、何らかの病気が併発して亡くなったということは考えられないでしょうか? その記憶、或いは響子さんへの配慮から、響子さんの母は「盲腸はいかん!」と…


■平家さん(掲示板より)(1999年09月08日)
響子さんが惣一郎さんの遺体と病室で対面している事についてですが…。
遺族が霊安室ではなく病室で遺体に対面する事は意外に多いと思います。
私もそれ程多くの病院の事情を知っているわけではありませんので、
一般的かどうかはわかりませんが、惣一郎さんの場合の様に、患者さんが
亡くなってから遺族がくるまでの時間が短い場合は、遺体を霊安室まで
運ぶ事はないように思います。遺族が到着し患者と面会し然るのち霊安室
に運ぶとおもいます。ただ、遺族の到着が遅くなってしまう場合は、先に
霊安室に運ぶ場合もあるでしょう。また、小さな病院では霊安室を持って
いない場合もあり、この場合は必然的に病室で面会する事になります。

私は「病室」で面会しているので、惣一郎さんは入院していた可能性が高いと
思います。もし、事故か突然の発症で病院に搬送されたなら患者は病室ではなく
(救急)外来処置室で診療を受けるはずであり、小康を得るまで病室に移される
事はないでしょう。
もちろんこれも病院側の施設の状況にも因りますので一概には言えないですが…

ついでに…。
死因不明の屍体の場合行われる解剖の多くは行政解剖です。司法解剖は
犯罪性が認められる場合のみ行われるものです。
ちょっと不思議に思われるかも知れませんが、病院への搬送中に救急車内で
死亡する事はまずありません。これは、死亡を宣告するのが医師に限られて
いるためで、多くは病院に着いて蘇生を試みそれが不可能と判断された
時点で死亡が宣告されます。(心肺停止で到着しても心肺蘇生を行うと復活
する人もいます。)ですから病院到着後すぐに病理解剖が行われる事はまず
ないですし、病理解剖を行うとしても遺族の承諾書が必要なので、解剖前に
遺体に対面できるはずです。


(管理人より)
貴重なご意見ありがとうございました。
なるほど、病気・事故いずれも病室での体面はあり得るということになると、これだけでは判断が難しいわけですか。
そして入院中していた可能性高しですか…とすれば、死亡時には病室に付添いが誰もいなかったですから、入院していた惣一郎さんは容態が急変して亡くなったと考えられますね。
個人的には事故死に傾いていたのですが…

■くろべさん(1999年09月08日)
ありがとうございます。いえ、本当に。(^^; 実は、残された家族、ことに
響子さんの負い目を考えると、私自身、原作を読みながらそのことが絶えず
引っかかり、日中は少々重い気持ちで仕事をしておりました。(^^;;

もう一度読み返してみると、響子さんが例の日記を渡されたあと、読み
始めるときの心境は
「惣一郎さんの方は、いつから あたしのこと意識し始めたのかしら………」
でしたよね。日記は故人の内面の記録ですから、惣一郎氏の死因に関して
響子さんが負い目を感じていたとすれば、ここでの反応は全然別のものに
なっているはず。

また、学業関係(学校内)での死亡であれば、同僚が付き添うのが自然です
から、「私生活上で」かつ単独行で突然死亡したとも考えられますね。
脳卒中というには年齢が若過ぎる気がします。やはり「事故死」かつ
即死ではない状況が考えられます。
頭部(脳)に致命的なダメージを受けたというのが分かりやすいと思います。
仮に、頭を強く打って意識不明の重体になった場合、集中治療室で
脳波の検査を受けることになろうかと思います。しかし、手の施しようが
なくなった場合、臨終は病室(個室)で迎えるのかもしれません。
病院関係者の方のコメントをいただきたいところです。

たとえばストーリーとしては、
「惣一郎は、自身の趣味である地層観察(化石採取)に出かけた際、
不注意で足を滑らせて岩場から転落した。地元の住民の通報により
病院へ搬送されたが頭を強く打っており、同日死亡した。」
あたりは十分考えられそうです。平山さんもひょっとしてこの線ですか?

この線でもう少し思いを馳せると、「桜の下で」で、響子さんが
すすり泣きしながら見ていた遺品、実は文字通り惣一郎氏が最期まで
身につけていたものかもしれません。特にハンマーは…。転落事故と
いう仮定ですと、眼鏡が無傷なのが気になりますが…。


(管理人より)
そうですね、自宅及び学校で倒れたわけではなさそうですね。
病気で倒れるケースもあると思います。成人病は年々低年齢化しており、30歳で脳卒中は決して珍しくはないと思います。他には、肺炎や盲腸で入院している最中に、医療ミスで死亡したなんて線も考えられます。

惣一郎さんの転落死については私も全く同じことを考えていました。惣一郎さんらしいといえば、らしい死に方かなと(不謹慎)。
遺品の件は気がつきませんでした。ただ、地層観察にネクタイしていくかどうかは疑問ですけど…


■くろべさん(1999年09月07日)
「惣一郎氏は自ら死を選んだ」という選択肢はないものでしょうか?

で、裏付けできそうな資料を探しているのですが、なかなか見つかりません。
推理小説の題材として、「自殺扱いであれば死後の処置が簡易(司法解剖
されない)なため、犯人はそのように見せかける」という話があったように
思うのですが、手元に本がありませんので…。

上記の死因の候補で「自殺」が全く採り上げられていないので、
私自身もこの説(今さっき思いつきました)に戸惑っているところです。
明確な反証がありましたらぜひお願いいたします。

で、この線で少し考えを進めていきますと、
・響子が買い物で外出中、惣一郎氏は「何らかの方法で」自殺を図った。
場所は任意ですが、「自宅」という可能性はあります。
・直ちに病院に運ばれたが、処置の甲斐なく死亡。
・その直後、響子ら家族は病室で遺体と対面。
という可能性が出てきます。

さらに考えを進めて、「なぜ自殺するに至ったか(動機)」ですが、
(1) 仕事上の悩み
(2) 持病を苦にして
あたりが考えられます。
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以上を「先入観」として「めぞん一刻」のストーリーを振り返って
みると、いろいろと見るポイントが変わってきます。たとえば、
・響子の口癖「がんばってくださいね」が、悩みを抱えて一人
苦しんでいる惣一郎氏の重荷になったとしたら?
・惣一郎氏の姉「あら、おとうさん、惣一郎ははね、どんなに
悩んでいても食欲だけは影響のない子だったんですよ」は、
裏を返せば普段から何か悩みを抱えていたのではないか?
・なぜ音無老人は惣一郎氏の日記をしばらく響子に見せなかったのか。
「三年もたてば、あんたも冷静に読めるだろうしね。」の真意は?
・遺書は残されていないようであるが、もしそれが遺族、特に響子に
対する最後の「優しさ」であったとしたら?
これはこれで一つの「物語」になりそうな、非常に重いテーマですネ。

また、高橋留美子先生は五代の教育実習の話で夏目漱石作「こころ」を
採り上げていますが、これは偶然の一致なのかどうなのか…というのは
深読みのしすぎですね。ちょっと脱線しました。(^^;

あくまでも私見ですが、私には、「メモリアル・クッキング」で楽しそうに
高カロリーのニラレバ炒めを作っている響子の姿を見ると、惣一郎氏が
食事制限に関わる病気で亡くなった(定説)とはどうしても思えないのです。

内臓疾患を持っていれば、たとえ減塩などの処置を取ったとしても、
とてもあのような料理は食べられない。もし自分の作った食事が夫の死を
早めたとしたら、とても笑顔であの料理を作ることはできない、と考えて
しまうのです。


(管理人より)
 状況証拠で反論はできませんが、自殺は考えにくいと思います。
・めぞんはあくまで高橋留美子氏が作った架空の物語であり、ある意味で起点となる惣一郎さんの死。自殺はその世界観と方向性に反するのでは?
・あの時点では結婚後わずか半年、そして響子さんは二十歳。響子さんの性格からいって、一生未亡人の烙印を背負わせかねない選択肢を、いくら追いつめられたといって惣一郎さんが取るでしょうか?

 また自宅で亡くなったなら、病院に運ばれる時に、付き添いがつくのではないでしょうか?
惣一郎さんが死亡(または危篤)の連絡が入った時、音無老人、郁子とその母は揃って家にいました。郁子の父は病院にはいませんでした。音無老人と郁子の母が揃って響子さんの帰りを待っているという状況は不自然だと思います。
やはり惣一郎さんは「外」で倒れ、響子さんが帰る寸前に病院から電話があったという状況、と見るのが自然でしょう。

 確かに惣一郎さんは内臓疾患を患っていたとは思えないほど元気ですよね。死因が病気の場合、やはり内蔵疾患ではなく脳卒中だろうと思います。個人的には「事故死」の方に心が動いています。病室の件が説明できるかどうかが問題ですが。


■平山(掲示板より)(1999年09月06日)
惣一郎さんの死因に関するメールをいただき、調査をしています。
「春の墓」から突然の死であったことは想像がつきますが、問題は響子さん
たちが「病室」で惣一郎さんの遺体と面会していることです。

惣一郎さんが当時入院生活を送っていて、症状が突然悪化して亡くなった
とも考えられますが、響子さんは全く予期していなかったと見受けられる
ため、事故か病気で病院に担ぎ込まれたと考えた方が自然だと思います。

まず、交通事故で即死の場合は警察の霊安室に、原因不明の場合(含病死)
は司法解剖のため監察医務院に運ばれるようです。
次に、病院への搬送途中に救急車の中で亡くなった場合、病院到着後に
病理解剖をし(医師が死因を確認してないため)、霊安室に運ばれます。
いずれも病室での対面はあり得ません。

つまり、病院に担ぎ込まれた時には息があって、響子さんたちが到着する前に
亡くなったことになるわけですが、霊安室でなく病室で遺体と対面するのは
どういうケースが考えられるのでしょうか?


■山本さん(1999年09月05日)
 「一刻館の思いで」によると惣一郎さんは、病死となっていますが、「春の
墓」をよく見ると響子さんは買い物
から帰って、初めて惣一郎さんの死亡(危篤)の知らせを受けてます。つまり数
十分から長くても数時間前には彼が死亡するなど、思ってもみなかった訳です。
病死なら何らかの前兆があるわけで、響子さんも呑気に
買い物など行ってられなかったと思います。
 病死説の根拠は献立のメニューがあっさりしていたからですが、別に特にそう
は思いません。30近い人間
なら、普通あんなものだと思います(天ぷらも食べていたし)。第一、音無の爺
さんも姉さんも「飯ばっかり食ってなあ」、「ほんとによく食べましたねえ」
(「桜迷路」)と言っていたし、炎天下の中、響子さんと地層見学しています
(「契り」)。普通の健康体とするほうが自然です。
 よって惣一郎さんの死因は不慮の事故(交通事故の類)だと思うのですがどう
でしょうか?
(管理人より)
 惣一郎さんの死因について、自分は明確な結論を出せずにいます。
 病気の場合でも、くも膜下出血や急性心不全など突然の死がありますので、響子さんが呑気に買い物に行っているケースもはあり得ると思います。響子さんが全く惣一郎さんの死を予期していなかったのは間違いないでしょうから、外出先で倒れたと見たほうがいいのかもしれません(病室には誰もつきそいがいませんでした)。

 ところで、「一刻館の思いで」で指摘されておりますが、響子さんは「病室」で惣一郎さんの遺体と対面しています。ならば病床で亡くなったことになり、事故死は苦しいかなと思うのですが…
 このへんの事情は疎いので自分もよく分かりません。もう少し調べてみます。


はじめに