一方、茶々丸を飛び出した響子さんが、Bの方向に坂をかけあがっていく場面があります(第9・89話)。坂の上で道は左に折れ、角のところに街灯と大きな木が立っています。このルートで一刻館に帰れるかどうかは不明なのですが、茶々丸からの帰りに右手がガケ沿いの道を上っている場面があり(第2話など)、Bの方向からも一刻館に行けると考えたほうが自然のようです。
また、第9話の響子さんの影の向きから茶々丸が北向きであることが分かります(ただしかなりの矛盾を含む)。
残りのCの方向から駅に行けることは、以下より推定できます。
○第9話で三鷹さんの車がCの方向へ帰っていったこと
○第66話で茶々丸(裏口?)で一刻館メンバーが駅に行く五代君と八神さんを見送っていること
○第52話で墓参りから帰った響子さんが茶々丸の前を(右から左に)横断していること
ガケを右手に坂を上っている場面は次のとおり。坂の向きがあちこちなのは道が複雑に曲がりくねっているためなのか、設定が曖昧なのか…
○第9話の五代君のバイト帰り。夕日を背にしているので上り坂は東向き
○第27話の響子さんと郁子ちゃんが歩いている場面と、五代君と惣一郎さんが歩いている場面。坂の上に夕日があるので上り坂は西向き
○第30話の五代君がガードレールの欄干の上を走っている場面
○第31話の家出中の五代君が一刻館に向かって?走っている場面
○第34話の三鷹さんのアパートからの帰り
○第47話ののまずくわず(駅前)からの帰り
○第48話の五代君と一の瀬氏が駅から帰る場面(屋台に立ち寄っています)
○第65話の響子さんと五代君が靴屋で会った帰り
○第68話の八神さんと婆ちゃんが駅から一刻館へ向かう場面。影の向きから上り坂は南向き
逆にガケを左手に坂を上っている場面(第6・18・26・43話)もあるのですが、茶々丸からAの方向へ歩いている場面だと考えればさほど複雑にはなりません。