「最初の予定ではもっとキツイ…怖い女の人でもいいかなと思っていました。よりコメディっぽくするんであれば、そういう人でもありかなと思って。で、1回目のネームを描いていたら、そうじゃなくなってしまった。どちらかと言うと、まあ、天然系な感じになったんですよ。でもこれはこれでいいんじゃないかしらって、思って。だから考えて作ったと言うよりは、なんとなく描いたらそうなったみたいなキャラクターですね。ある意味キャラクターが勝手に動いたみたいな。」
(My First Big「うつ星やつら」飛鳥ふたたび/'02・02)
「すごくオンナが好きというか関心があるんです。ですから、“管理人さん”っていうのは、まさにオンナを描く……というところがあるわけです。(中略)私が抱いている、オンナの理想像といったらいいかなァ。要するに、ほんとうのオンナというのは、こうあるべきだといった……。あるいは、自分がなれなかったオンナというんですかね」
(糸井重里対談集「話せばわかるか。」/'84・11)
「当時はちゃんと意識していたわけではないのですが、後々考えると、五代くんというキャラを作る時、『やっぱ青年誌の主人公は、等身大の人がいいのだろうか?』と思ったんじゃないですかね、私は。青年誌っていうのは、少年漫画だとありえない類の夢を見ていい世界だと思ったんですよ。こう…『かなうかもしれない夢』みたいな。そういうものを仕組んでいくんだったら、やっぱ主人公は普通の…より普通の人がいいかもってね。」
(My First Big「うつ星やつら」飛鳥ふたたび/'02・02)
「四谷さんというのは、昔からそんな人が好きだったんで、なんとなく描いてしまったんです。あれはいかにも“自分がつくったキャラだ”という気がします。
実際にいたら嫌ですけど(笑)。描いている分には、とても興味深いというか、どこかしら好きですね。」
(MOVEMENT/'88・03)
いわしげ孝氏「当時お会いした時に、この四谷という人の職業は何なんですか、と、当然決めていらっしゃると思って訊いたら、何も決めていないと答えられてびっくりしたんですよ(笑)。
高橋先生「四谷さんの仕事は、いまだにわからないという。ノープランにも程があります」。
(ビッグコミックスピリッツ2010年第10号/'10・02)
「最初からきっちりと決めていたわけではないんですけど、いずれ片付けないといけない人たちが、何人かいたわけですよ。その中で、じゃあまず三鷹という人をどうする?みたいな話になって、とりあえずコイツ絶対見合い結婚するんじゃないか?っていう印象があったので、じゃあそうしようって。彼の見合いを設定したあたりから、物語はなんとなく終息に向かっていきましたね。
(My First Big「うつ星やつら」電飾の魔境/'02・09)
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