めぞん一刻タウン情報


「めぞん一刻」作品中に登場する施設・店舗・企業等を対象にしています。ただし単なる背景として扱われているものは除外しました。
原作の設定に基づき、矛盾しない限りアニメの設定で補う形をとりました。両者の設定が大幅に異なる場合はそれぞれを併記してあります。
は原作に登場するもの、 はアニメにのみ登場するものを示しています。
各項目は50音順に並べてあります。便宜上、飲食店関係のみ独立の項としました。

其の1.ア行

(1)アパート・マンション

一刻館/時計坂
 「めぞん一刻」の主舞台。戦前からある木造アパート。一刻館に関するネタは「一刻館豆辞典」を参照してください。
  ○一刻館の住所は?
 原作・アニメを含めて検討したところ、一刻館の住所は3つ設定があることが分かりました。
時計坂市時計坂町1−3−10  
(1) アニメ54話で八神さんが響子さんに出した宣戦布告の写真入りの手紙に「都内時計坂市時計坂町1−3−10」と書かれています。
(2) アニメ61話で三鷹さんが響子さんに出した手紙に「〒172 都内時計坂市時…1−…」と書かれています。
(3) アニメ63話で五代君が出した「家庭教師引き受けます」のポスターに「時計坂町1丁目三−十 一刻館  (028)-5964」と書かれています。
練馬区時計坂3−3−9  
(1) 映画「完結篇」で響子さんが受け取った封筒に「〒177 東京都練馬区時計坂3ノ3ノ9 一刻館」と書かれています。
(2) アニメ67話で五代君宛の就職案内の封筒に「都内練馬区」「3の3の9」の文字が見えます。
(3) 原作61話「夏色の風と」でも五代君が破り捨てた封筒に「東京都練馬区」の文字が見えます。
…市時計坂2−6−5  
(1) 原作96話「産後の旅立ち」で五代君の履歴書に「時計坂2−6−5」と書かれています(アニメでは出てきません)。
(2) アニメ67話で上京した婆ちゃんが八神さんと「何丁目に行くんら?」「2丁目ですけど」との会話をしています。
 上記のように原作だけでも○○市と練馬区の2つの設定があります。時計坂のモデルが東久留米市であることは定説になっていますが、時計坂はあくまで架空の町であり、高橋留美子さんが生まれ育ち、移り住んだ新潟・中野区・東久留米市・練馬区等の各風景が取り入れられているようです。設定があいまいなのはこのためでしょうか。

月光荘
 原作131話「誓いの母子星」に出てきた、かすみさんのアパート。アニメ82話も同名。アニメでは近くに「錬坂銀座商店街」の看板が見えます。

コーポ・サンハウス
 原作55話「ちょっと休もうか」に出てきた、白石衿子さんのアパート

大宇宙ホール2階/西時計坂駅前
 原作40話「狭い宇宙」で家出した五代君が、1号室で彩子夫婦と同居しました。アニメ30・31話も同名。

高嶺ハイツ杉並区
 響子さんの両親が住む地上7階・地下2階のマンション。両親の部屋は504号室(アニメ90話はなぜか502号室になっています)。
  ○ 高嶺ハイツの住所は?
 原作52話「配達された1枚の葉書」で響子さん側の郵便番号が「167」であることから、その後引っ越していなければ杉並区になります。アニメ33話では中野区小川町3の3の9と書かれています。
  ○ 高嶺ハイツの間取りは?
 原作ではのべ13話に登場する高嶺ハイツですが、その構造は終始一貫していて、特定のモデルがあったことが容易に想像できます。部屋の配置については右図のように推定してみました。リビングと玄関の位置関係から不明な空間(?の部分)が生じ、トイレや物置に使われているかもしれません。
 なお、部屋の広さなどは詳細に検討していないので、多少の無理が生じるかもしれませんがご了承願います。

メゾン・コルホーズ渋谷区広尾
 三鷹さんのマンション。原作では地下1階・地上5階の建物。アニメでは7階建て(11階建てと思われる場面もあります)で、三鷹さんの部屋は6階にあります。家賃約20万の3LDK。三鷹さんは週1回ヘルパーさんに掃除してもらっています。
  ○ メゾン・コルホーズの住所は?
 原作30話「三年待って」で「都心」であること、原作118話「犬詣」で番地が「3-1-10」であることが分かります。アニメ61話では、三鷹さんが響子さんにお詫びの手紙に出しており、ぼやけていますが「渋谷区広尾2-7-5 メゾンコルホーズ6F」と読めます。

立国館/時計坂駅前
 原作78話「いっしょに住もうね」で二階堂君が当初越すはずだった7階建ての3LDK。東京の叔母の友達の従姉が探してくれたとか。

名前不明
(1) 原作6話「サクラサクカ!?」で出てきた小林君のアパート。アニメではこの場面は坂本君に取って変わられました。
(2) 原作25話「響子と惣一郎」以降、何度か五代君が居座った坂本君のアパート。坂本君の部屋は1階にあります。
  ○ 五代君は坂本君のアパートに何回行ったでしょう?
・原作25話「響子と惣一郎」で猫の響子を預かっています。勿論返す時も行ったはずですが。
・原作38話「夏の思い出」で坂本君と小林君に相談を持ちかけています。
・原作43話「坂の途中」で一刻館にも大宇宙ホールにも帰れず、1週間居座りました。
・原作60話「プールサイドのキスマーク」で失恋のやけ酒につきあいます。寝ている時に坂本君にキスマークをつけられました。
・原作99話「バラ色の人生」で就職決定後に訪問、「響子さんて貧乏に強いんじゃないだろうか」と明るく言い放ち、坂本君が絶句…
・原作106話「開かれた扉」で、三鷹さんが響子さんに抱きついているのを見た五代君が、明日菜さんのベンツで直行。2日間呆然としていました。
 以上、原作で確認できるのは6回です。

(2)海の家
ハラギャー亭/江ノ島
 原作13話「ソルティー・ドッグ」で駐車場の看板に名前が書かれており、海水浴の間はここに車を止めたようです。帰りは響子さんがドライバーになり、急発進して風のように走り去りました。アニメ10話では名前不明。

(3)運送屋
DERUI
 アニメ22話で響子さんの母が管理人室の引越を頼んでおり、段ボールに「DERUI」と書かれています。原作27話「引退宣言」では名前不明。

大日通運
(1) アニメ30話で家出した五代君が大宇宙ホールへの引越を依頼しました。原作41話「誤解の方程式」では名前不明
(2) アニメ37話で響子さんの鏡台を配達。原作51話「一刻館の昼と夜」では家具屋さんが直接配達しました。

名前不明
(1) 原作1話「隣はなにを…!?」で響子さんの荷物を管理人室に運び入れた運送屋。原作では挨拶の翌日に荷物を運び入れていますが、アニメ1話では当日です。
(2) 原作44話「風邪に抱かれて」で質屋に入っていた五代君の荷物を一刻館へ運んだ運送屋。

(4)映画館
シネロ…
 アニメ12話で五代君が指定席券を買った映画。響子さんを誘うはずでしたが、結局こずえさんとの初デートになりました。原作15話「複雑夜」では名前不明。映画名は、原作ではチケットに「悪魔のはやにえ」、映画館には「もずの…」と書かれています。アニメでは「もずの花嫁」でした。

ピカソシネマ
 アニメ57話で、こずえさんが保育園に来て五代君を映画に誘いました。映画名は「愛の旅立ち」

みゆぎ座
 原作63話「しわのあるキューピッド」のばあちゃんのお膳立てデートコース。響子さんと五代君の後ろの席に四谷さんが座っていました。アニメ35話も同名。

み…座
 原作103話「犬が好きpart2」で坂本君が五代君を成人映画に誘いました。映画名は「未亡人(秘)仏壇返し」

名前不明
(1) 原作57話「Don't フォローミー」で五代君とこずえさんのデートにばあちゃんが付いてきて映画を見ています。
(2) アニメ31話で家出最終日に五代君が深夜映画を見ています。原作43話「坂の途中」では金がなくて入れませんでした。
(3) アニメ32話で五代君とこずえさんが映画館前を通りかかります。映画名は「スペースタラコ」。五代君は四谷さんから預かった卵のことで悩んでいたので、卵から生まれるインベーダーのイラストに絶句。
(4) アニメ49話で三鷹さんが女性と映画を見ていましたが、画面で犬が吠え始め、青くなって席を立っています。

其の2.カ行

(1)学校

三流大学
 五代君が入学した大学。原作では名前不明。五代君の出席率は低かったようで、学期末試験のたびに正念場を迎えることになります。人形劇クラブに入っていましたが、1年時の大学祭(第15回三大祭)に出たきり幽霊部員と化しました。最寄りの駅は「三大前駅」
 なお五代君は、原作ではN大(日大?)・K大(駒大?)・武野大・二流大・合格した大学と国立の最低6大学を受験、アニメでは6大学11学部(+国立)を受験しています。最初のN大の受験番号が4141(よいよい)(←アニメのみ)で最後の三流大が4989(四苦八苦)とは、五代君の先行きを暗示しているようです。
 「一刻館の思いで」では教育学部がある大学ということで「創価大学」か「文教大学」と推定しています。

白百合女子大
 明日菜さんの出身大学(20歳で卒業したので短大のはず)。第101話「大安仏滅」で三鷹さんの叔父が、「白百合女子大卒、二十一歳」と言っていますが、文庫版では「白バラ女子大」に変更されています。アニメでは「白サギ女子大」となっています。

私立桜ヶ丘女子高等学校
 八神さんが通っていた高校(響子さんの母校)。原作では名前不明。音無老人が理事をしている縁で、五代君が教育実習をしました。五代君と同期に実習をしたのは7人(男2・女5)でした。
 原作では平凡な鉄筋コンクリートの校舎でしたが、アニメでは洋風のしゃれた感じになっています(ただし、アニメ17話では原作と同じ)。最寄りの駅は「桜御苑」
 原作での校舎と制服のモデルは、高橋留美子さんの母校である新潟県立新潟中央高校だそうです。

時計坂小学校
 賢太郎君が通っていた小学校。原作では名前不明。アニメ28話では「第52回時計坂小学校大運動会」で二人三脚障害レースに一の瀬夫婦が参加しています。

日本女子大学
 第161話「P.S.一刻館」で八神さんが通っていた大学。リエさんの情報により高橋留美子さんの母校・日本女子大であることが分かりました。八神さんが浪人していなければこの時3年生です。
●以下はひろゆきさんの掲示板にリエさんが書かれた情報ですが、許可をいただいて転載します。
 最終巻に出てきた、八神の女子大の絵。あれは、日本女子大の目白キャンパスです。日本女子大は高橋留美子先生の出身校でもあるのでモデルにしたんでしょう。知ってましたか?

新潟高等学校
 五代君の母校(?)。第23話「帰らざる彼」で五代君が高校の後輩とラグビーをしています。いただいた情報によると、新潟県立新潟高校(新潟一の進学校)は、高橋留美子さんの母校・新潟中央高校のすぐ近くにあり、グラウンドの様子からほぼ特定できるとのことです。

練馬高等保育学院
 原作144話「わかってください」で五代君の受けた保母試験の実技試験会場。現在は警視庁大泉合同庁舎として使用されています。

早稲田大学
 第138話「きずな」で五代君の受けた保母試験の筆記試験会場。ひろゆきさんのページによると、早稲田キャンパス西8号館がその会場だそうです。

その他
(1) アニメ17話の五代君の回想シーンで、第2山田小学校前で母と記念写真を撮る時に、車に水を跳ねかけられています。
(2) 同話でこずえさんが「私、時計坂第2中学校だったんです」と言っています。五代君そっくりの男子生徒に初恋をしたそうです。

名前不明
(1) アニメ17話で響子さんとこずえさんが傘をさして帰る場面で、女子高の前を通っています。「時計坂女子高」でしょうか? 制服は郁子ちゃんの高校のものと同じようです。
(2) アニメ38話他にこずえさんの大学が見えますが、どこなんでしょう?

(2)企業
陽炎(かげろう)産業
 アニメ78話で八神部長が二回目の紹介状を書いた会社。五代君は断りましたが、坂本君がせしめて就職しました。また、五代君と坂本君がバニーで借金返済のためのバイトを始めた時に、陽炎産業の常務が客としてやってきて、それを見た坂本君は「まずい…」とばかりに、五代君にあとを託して逐電しました。原作で坂本君が入社した会社は名前不明(不景気で喘いでいるようですが)。
●次の情報を川辺の妖精さんよりいただきました。
 八神の父からの紹介状で、坂本の就職先は「かげろう産業」ですが、サウンド・シアター5巻(CD:KTCD-3005)の解説書のキャラクタークリップ(坂本)で、「…77話で五代からもらった紹介状をちゃっかり使って、彼は陽炎産業に入社してしまいます。…」と、漢字表記で書かれています。他にも、39巻(CD:KTCD-3039)の解説書の第78話の筋書きでも、「八神の父親の紹介状のおかげで、陽炎産業に入社が決まった坂本。…」と漢字表記で書かれています。

霞商会
 原作99話「バラ色の人生」で、八神部長が紹介状を書いた三友商事の孫会社。数年で急成長したコンピュータ会社。ギリギリで五代君の就職が内定しましたが、赤口産業(アニメでは日和産業)倒産のあおりを受け、理参電器・軽井商事・センコー商会と共に倒産したことが、卒業前日に明らかになりました。アニメ74話では擔(かつぎ)商会
 これらの会社に入社予定していた人たちも一緒に就職浪人しちゃったんですよね…。あと数年持ちこたえればバブル景気が待っていたのに。

山海証券
 アニメ48話の一の瀬氏が働いているビルに看板が出ているので、一の瀬氏と花枝さんが働いていた会社である可能性があります。原作65話では名前不明

三友商事
 原作94話「振り袖コネクション」で明らかになる五代君の本命だった一流会社。八神さんの父が人事部長を務めています。アニメ71話以降も同名。
 アニメでは系列と思われる三友銀行(こずえさんの先輩の通帳)・三友生命(三鷹さんのテレビでCM)が登場しました。

その他
 第85話「青田枯れ」で、五代君が就職相談室で希望の会社として東日海上火災・四井・五菱・松上・住供の名を挙げています。SK産業・山登産業の就職案内を手にし、松上産業・五井物産を訪問しています。
注)ビッグコミックスでは、東京海上火災・三井・三菱・松下・住友」と実在の会社の名前が挙がっているとのご指摘を微笑庵さんよりいただきました。
 アニメ67話の場合は
(1)五代君が就職情報誌で赤丸をつけたのが四井商事・四菱産業・松上工業・角紅(カクベニ)・フジ株式会社の5社
(2)五代君の手帳に初芝電気・大手商事・積氷ハウス・松上工業・五菱自動車・目立ソフトウェア・横浜オムペット・四井物産・国際流通グループ・第十産業・角紅の各社の名前があります。
(3)五代君が会社訪問したのが四井商事・四菱産業・角紅の順。
(4)坂本君が五代君にコネなしでヒガシ商事に入った文芸部学生の話をしています。

(3)銀行
■第五銀行
 原作159話「形見」でばあちゃんが五代君に差し出した通帳に「第五銀行」と書かれています。新潟の第四銀行がモデルだと思われます。
 その下に「…潟支店」と書かれており、第四銀行の該当する支店を探したところ、「月潟支店」と「南新潟支店」があることがわかりました。が、月潟村では設定に無理があり、南新潟支店は当時存在しなかったことが判明…。結局「新潟支店」と見るのがよさそうです。

東都銀行
 アニメでこずえさんが入行した銀行。アニメでは当初、富士菱銀行に内定していたこずえさんですが、アニメ88話で先輩と食事をする時に「東都銀行の七尾こずえをよろしく」と言っています。原作では三菱銀行のようです。
 また、原作では銀行の同僚と結婚しましたが、アニメでは先輩がこずえさんに見せた通帳に「三友銀行」と書かれているので、職場は一緒ではありません。2年後には夫の転勤で名古屋に住んでいるので、こずえさんが銀行員だったのは2年未満だったことになってしまいます。ちょっと設定に無理があるかなあ…
 ちなみに北都銀行(秋田)、南都銀行(奈良)は実在しますが、東都銀行はありません。
●次の情報を川辺の妖精さんよりいただきました。
 サウンド・シアター45巻(CD:KTCD-3045)の解説書のキャラクター・クリップ(七尾こずえ2)で、「…東都銀行に就職が決まった後、…」と漢字表記で説明書きされています。

富士菱銀行
 アニメでこずえさんが当初内定していた銀行。アニメ67話で、父のコネでフジビシ銀行に内定が決まったことを、こずえさんが五代君に話しています。
●次の情報を川辺の妖精さんよりいただきました。
 サウンド・シアター34巻(CD:KTCD-3034)の解説書の67話の筋書きで、「…偶然出会ったこずえからも、父のコネで富士菱銀行の受付に内定したと聞かされて、…」と漢字表記で説明書きされています。

水友銀行
 原作106話「開かれた扉」と108話「二人の旅立ち」に五代君の通帳が見えます。104話「とっても好きだよ」で「ぼくは貯金を始めたんです」と五代君が言っていますが、短期間で十万円以上も貯めたのは立派。なお、五代君の口座番号は914867

(4)ケーキ屋
CAKE HOUSE
 原作116話「めまい」で八神さんがケーキを買いました。

(5)興信所
荻西興信所/世田谷
 アニメ57話で九条家の依頼で荻西興信所の職員・原田優作が三鷹さんの身辺を捜索しています。名刺の住所は世田谷区になっています。

其の3.サ行

(1)酒屋

一条寺酒店
 アニメ10話で五代君とこずえさんが働いていたバイト先。こずえさんはここのバイト代でコンタクトレンズを買いました。原作12話「行きがけの駄犬」では名前不明。

伊吹酒造
 アニメ35話で清酒「田畑」の宣伝をしていた酒造店。響子さんと五代君が一の瀬さんたちをまくのに使いました。果たして、前を通りかかった一の瀬さんと朱美さんの足は止まり、二人の追跡を忘れて試飲を始めます。
注)便宜上、ここに入れました。

野本酒店/三鷹のマンション近く。
 アニメ85話で五代君と三鷹さんがケンカしようとして流れ着いた先。原作137話では名前不明

名前不明
(1) 原作66話「一の瀬氏、走る」で五代君がバイトしていた酒店。真面目に働いた褒美に日本酒をもらいましたが、賢太郎君の運動会の晩に四谷さんたちに飲まれてしまいました。
(2) 原作157話「許さん」で一の瀬さんが注文した大吟醸を受け取っている時に、響子さんの父に会いました。
(3) アニメ38話で五代君が配達していた酒屋。途中でこずえさんと三鷹さんが喫茶店にいるのを目撃しました。

(2)下着専門店
Sari/時計坂
 原作97話「深夜の面接」で八神さんの紙袋に「下着専門店Sari」と書かれています。アニメ73話ではSan(これはSariのriをnと読み違えたのでしょうか?)。八神さんが響子さんに「この近くに下着専門店あります?」と尋ねています。

(3)住宅
音無家/中野区中野
 外観はやや古めの普通の住宅ですが、畳部屋に障子・縁側・仏壇の間と揃った純日本式の造りです。
 住所は第52話「配達された一枚の葉書」の響子さんのハガキに「中野区中野」と書かれており、アニメ33話では「中野区中野町5−2−11」となっています。
  ○音無家の間取りは?
 原作で音無家が登場するのはのべ15話、その殆どが玄関・客間・郁子ちゃんの部屋を中心に描かれていますが、その構造はやはり終始一貫していることから音無家についてもモデルがあったのかなと思います。詳細は省きますが、原作から音無家の構造を推定していくと右図のようになり、外観とは裏腹にかなり複雑な構造をしていることが伺えます。
 郁子ちゃんの部屋と音無老人の部屋は二階にあります。ほかにも郁子の母の部屋(1階か2階かも不明)、郁子の父の部屋、響子さんがいた部屋などもあるはずですが、よく分かりません。

九条家
 都内にあり広大な敷地を持つ大邸宅。三鷹さんも「へえさすが旧華族のお屋敷ですね」と感心しています。伊豆に別荘も持っています。その由緒ある家柄は、やはり鎌倉時代の九条兼実までさかのぼれるのでしょうか?

五代家 →定食五代

千草家 →高嶺ハイツ

七尾家/時計坂
 住宅地によくある感じの一戸建て。場所は第15話「複雑夜」でこずえさんが「この公園ぬけると近道なの。いつもは商店街通ってるんだけど」と言っていることから駅前通り(時計坂商店街)をちょっと外れた住宅地だと思われます。
 こずえさんの部屋は二階の玄関側。原作での位置はこちらを参照してください。

二階堂家/茨城
 住宅地にある2階建ての建物です。二階堂君は高級マンション(立国館)に入る予定でしたから、かなり裕福な家庭のハズ。

三鷹家/都心
 三鷹さんの両親が住んでいるのは2階建て?の高級住宅。近隣には団地が密集しています。
 一方、結婚後に三鷹さんと明日菜さんが移り住んだのはモダンな造りの一戸建て。原作31話「三年待って」で三鷹さんが「そろそろ家を買おうと思います」と言っていたのが実現したわけですね。「果てが見えないくらい広大な庭」つきというのは無理でしょうけど…
 三鷹さんのアパートについてはメゾン・コルホーズを参照のこと。

八神家
 やや大きめの住宅。場所については全く不明です。

(4)消防署
丸の内消防署
 アニメ72話で産気づいた妊婦と五代君を病院へ運びました。原作では名前不明。

(5)神社
立花神社/時計坂
 原作にはこの神社の名前は出てきません。
(1) アニメ29話で「本日午後7時よりたちばな神社境内にて時計坂商店街秋祭り恒例のきもだめし大会が行われます」とアナウンスされています。
 「秋祭り」できもだめしが恒例だなんて(原作では夏祭り)…設定に無理があるんでは? 原作62話「井戸の中」では名前不明
(2) 原作46話「願い事かなふ」で五代君とこずえさんが初詣に行った神社。こずえさんが「近所の神社で」と言っているので、立花神社だと思われます。
(3) 原作118話「犬詣」で響子さんと五代君が初詣をしており、三鷹さんが惣一郎をなでるためにやってきました。時計坂の神社ですので、立花神社だと思われます。
●次の情報を川辺の妖精さんよりいただきました。
 サウンド・シアター15巻(CD:KTCD-3015)の解説書のスチールサーチ29−A TRACK4に「立花神社境内で、時計坂商店街秋祭り恒例の肝試し大会が」と説明書きされています。

名前不明
(1) 原作46話「願い事かなふ」で五代君と響子さんが電車に乗って初詣に行った神社。
(2) 原作94話「振り袖コネクション」で三鷹さん・五代君・響子さん・こずえさん・八神さんが初詣をした神社。たちばな神社でしょうか?
(3) 桜ヶ丘高校近くの神社。原作95話「案ずるより産むが易し」で、八神さんが千円をおそなえして、三友商事の面接に臨む五代の無事を祈っています(アニメ72話)。
(4) しいのみ保育園近くの神社。原作100話「桜迷路」で、響子さんと五代君と桜並木を歩いており、バックに鳥居が見えます。

(6)スーパー
IO YOKODO
 原作25話「響子と惣一郎」で五代君がキャットフードや猫カンを買ったと思われるお店。紙袋に店名が書かれています。

Fマート
(1) アニメ23話で響子さんが落とした紙袋に「Fマート」の文字が見えます。
(2) アニメ55話で八神さんの抱えた紙袋に「Fマート」の文字が見えます。

オーケースーパー
 アニメ21話で響子さんが下げたスーパーの袋に「オーケースーパー」の文字が見えます。

オーケー?マート
 原作117話「弱虫」で八神さんが「弱虫」と言って走り去る場面で、響子さんが左手に下げたスーパーの袋に「オーケー?マート」と書かれています。

主婦の友
 原作36話「ショッキング・ジョッキ」でビアガーデンでバイトをすることになった五代君と坂本君が買い物をしました。アニメ47話ではファミリーチェーン

スーパー久保
 アニメ31話で、響子さんと一の瀬さんが立ち読みしており、響子さんの下げた袋にも「スーパー久保」の名が書かれています。

スーパーデリシャス
 原作97話「深夜の面接」で家出中の八神さんが響子さんと買い物。アニメ73話では名前不明

PIYOマート
 アニメ32話で響子さんが下げた袋に「PIYOマート」の文字が見えます。

名前不明
 アニメ16話で捻挫した響子さんにラーメンを作ってあげるため五代君が買い物をしています。

(7)寿司屋
おかめ寿司/中野区
 アニメ14話で音無家に集金に来ました。

(8)銭湯
きばらし湯/時計坂
 原作ではねざめ湯しか出てきません。アニメでも「きばらし湯」は入浴には使われず、コインランドリーの使用のみのようです。
(1) アニメ5話で、五代君が隣のコインランドリーでパンツを洗濯しています。
(2) アニメ22話でも五代君がコインランドリーで洗濯しています。原作26話ではねざめ湯隣のコインランドリーのようです。

さかの湯
 アニメ8話で四谷さんが五代君に「となり町のさかの湯、アルバイト募集中、定員は1名です。急がないと」と言っています。四谷さんの目的は番台ですけど。

ねざめ湯/時計坂
 原作に出てくる唯一の銭湯。原作での位置はこちらを参照してください。
(1) 原作12話「行きがけの駄犬」で、五代君が賢太郎君と一緒に出てきて、「よく会うな、きょうは」と言っています(アニメ10話)
(2) 原作22話「あなたのソバで」で、大晦日に五代君と二人で過ごすことになり、響子さんが悩みながら出てきます(アニメ19話)
(3) 原作31話「三年待って」で響子さんと一の瀬母子が出てきます。一の瀬さんが「プロポーズされなかったのかい? わかりやすく」(アニメ25話)
(4) 原作78話「一緒に住もうね」で二階堂君が市役所へ行く途中に通りました。
(5) 原作97話「深夜の面接」で、八神さん籠城3日目の夜、五代君が缶コーヒー飲みながら出てきます。
(6) 原作99話「バラ色の人生」でコインランドリーにいた五代君が、風呂あがりの響子さんに声をかけています。
(7) 原作104話「とっても好きだよ」で響子さんの事を考えながら歩いていた五代君が、銭湯から顔を出した響子さんに驚いています。この回から富士山ののれんが確認できます。(8)からねざめ湯だと分かります。
(8) 原作131話「誓いの母子星」で、五代君が太郎君と一緒に出てきて星を眺めます。富士山ののれんがかかっています。アニメ82話では名前不明
(9) アニメ50話で入浴中に、五代君が三越さんと会います。

其の4.タ行

(1)タクシー会社

央都交通
 原作7話「春のワサビ」で墓参りの帰りに使ったタクシー。アニメ6話では名前不明

桜交通
(1) 原作97話「深夜の面接」で八神さんの父がタクシーで一刻館に現れ、五代君を連れて帰りました。
(2) 原作161話「P.S.一刻館」で音無老人と郁子ちゃんが結婚式場に来るのに利用しています。

日ノ丸交通
 原作144話「わかってください」で五代君の「プロポーズしたい人がいるんだ」が大誤解を生みますが、その直後にこずえさんが乗っていったタクシ−。

和平タクシー
 アニメ77話で、八神さんの父がタクシーで一刻館にやってきました。2回目の紹介状を五代君に渡しに来たんですが、五代君は「自分の就職先は自分で決めたい」と言ってそれを受け取りませんでした。横から坂本君が「これを僕にください!!」(おいおい)

名前不明
(1) 原作53話「ちょっと休もうか」で響子さんと五代君が白石衿子さんをアパートに送り届けるのに利用しました。響子さんはそのまま五代君を置いて帰りました。
(2) 原作72話「愛のリハビリテーション」で、五代君が病院から一刻館に帰るのに利用し、一の瀬さんとこずえさんが同乗しました(アニメ43話)
(3) 原作73話「がんばってくださいね」で、期末試験の最終日に五代君も響子さんも寝過ごし、大学までタクシーを飛ばしています。一刻館から三流大学までは混雑がなければ30分くらいで着くようです。
(4) 原作78話「一緒に住もうね」で二階堂君が一刻館に入居する際に、母と一緒に乗ってきました。
(5) 原作94話「振り袖コネクション」で初詣の後、五代君が八神さんを家に送るのにタクシーに乗っています(アニメ71話)。
(6) 原作108話「二人の旅立ち」からの北陸編で、響子さんが2回(旧東廓→江戸村→スナックと金白館→駅)、五代君が最低1回(駅→温泉街)利用しています。アニメ62話では響子さんが一刻館に帰るのにもタクシーを利用しました。
(7) 原作131話「誓いの母子星」で、かすみさんが五代君を振り切って駆け落ちに出発(笑)しています。
(8) 原作134話「朝まで眠れない」で、三鷹さんとお見合いをした日の深夜、響子さんが個人タクシーに乗って帰りました(アニメ84話)。アニメで車のナンバーは「横浜55 か88-23」
(9) 原作149話「ラブホテル事情」で、家出していた響子さんが一刻館に戻る時にタクシーを利用しました。犬の惣一郎さんも一緒でしたが、よく運転手さんが許可しましたねぇ。

(2)ディスコ
Jack&Betty
 原作55話「ちょっと休もうか」で新歓コンパの2次会で五代君たちが行きました。

名前不明(読めません…)
 原作56話「BACHAN IN TOKYO」でばあちゃんたちが繰り出した六本木のディスコ。ゆかりばあちゃんは華麗な扇子踊りを披露しています。

(3)電話会社
NTA
 アニメ13話で一刻館にピンクの電話を設置しました。

(4)動物園
上山動物園
 アニメ38話で五代君とこずえさんがデートしました。五代君のそっけない態度にこずえさんは悩みます。

其の5.ナ行

(1)肉屋

肉のとぶた
 アニメ65話で響子さんが買い物している時、上荻先生に会いました。

名前不明
 原作14話「メモリアル・クッキング」で響子さんが牛ロース500gとレバーを買っています。アニメ11話では小太りの店員さん(声:古田信幸)が営んでいます。

其の6.ハ行

(1)パチンコ屋

上州寅や/時計坂
 アニメ4話で、五代君が受験を途中ですっぽかして帰ってきて入りました。2階は雀荘「上州寅」。ポスターに「新装開店・上州寅や」と書かれており、「娯楽の殿堂、上州寅や」と店内放送が流れています。

大宇宙ホール/西時計坂
 2階がアパートになっており、原作40話「狭い宇宙」で、家出した五代君が1号室に入りました。アニメ30話も同名。

時計坂ホール/時計坂
 アニメ44話で、五代君が尾行していた四谷さんに見つかって入りました。玉は五代君が買ったようです。

パチンコドバドバ
 原作7話「春のワサビ」で五代君の折り畳みテーブルの上に「パチンコドバドバ」と書かれた袋が置かれています。
他にパチンコスポスポというのもあるようです(第33話「あれがいい」で坂の下から電話をかけている五代君の後ろに看板が見えます)。

名前不明のもの
(1) 原作6話「サクラサクカ!?」で合格発表の間、小林君(アニメでは坂本君)のアパートに居座っていた五代君が小林君(アニメでは坂本君)と行きました。
(2) 原作32話「怒りのウィドウ」で、三鷹さんが女性に抱きついているのを見た響子さんが怒りのパチンコ。(1)と同じパチンコ屋のようです。(アニメ26話)
(3) アニメ14話で坂本君が「またしても勝っちゃった」と言って出てきます。看板には「PACHiNCO」と書かれています。
(4) アニメ33話で日記を託された五代君が帰り道に寄りました。

(2)花屋
花いち/墓地の近く
 アニメ52話で響子さんが惣一郎さんに供える花を買っています。原作77話「春の墓」では名前不明、次の店とひさしのトーンが一緒ですが、周りの建物が違うので別の店だと思います。

フラワーショップたちばな(立花)/墓地の近く
 原作7話「春のワサビ」で響子さんが惣一郎さんの墓前に供える花を買っています。響子さんが未亡人であることが明かされた回でした。


(3)美容院
イヴ
 原作34話「SOPPO」で響子さんと朱美さんが鉢合わせしました。5階建てビルの3階にあります。

(4)病院
駅前病院
 アニメ49話で響子さんの母が風邪で伏せっており、内服薬の袋に「駅前病院」と書かれています。

第一総合病院
 原作95話「案ずるより産むが易し」で産気づいた妊婦と共に五代君が運ばれます。五代君は三友商事の面接を受けに行く途中でした。アニメ72話も同名

時計坂総合病院/時計坂
 原作68話「宴会謝絶」で骨折した五代君と三鷹さんが入院しました。原作72話「愛のリハビリテーション」で五代君と三鷹さんは電車で帰ってきているので、時計坂のはずれの方だと思われます。アニメ42話も同名

(5)不動産屋
犬山不動産/時計坂
 アニメ50話で三越さんが一刻館に入居する時出入りしました。隣はBookマート。

東京不動産
 原作43話「坂の途中」で、坂本君のアパートに居られなくなった五代君が新居を探していますが、金がなくて断念。アニメ31話では多良子不動産

時計坂不動産/時計坂
 原作39話「事件」で、五代君がここで友人の引越先を探している時、響子さんが通りかかりました。電話番号は(36)XXX7。アニメ30話では名前不明

マイホームタウン(MHT)新宿支店/新宿
 アニメ51話で明らかになる、一刻館買収のため三越さんを送り込んできた不動産会社。5階建てのビルです。

…ロ不動産/時計坂
 原作40話「狭い宇宙」で、家出した五代君が大宇宙ホールのアパートを契約しました。電話番号は(36)0157。「一刻館の思いで」の時計坂町イラストマップではイロイロ不動産になっています。

(6)文具店
田中文具
 アニメ40話でクリスマス・イヴに五代君がカードを購入しました。五代君はこのカードに預かった石の説明を書いて響子さんに渡しています。

(7)ペットショップ
Len2/時計坂
 アニメ31話で茶々丸のマスターが、響子さんに五代君が同棲している真相を話しました。2階は「井上動物病院」です。原作42話「明るい五号室」では喫茶店(名前は分かりません)でした。

わんわん物語
 原作108話「二人の旅立ち」で三鷹さんがマッケンローを購入しました。アニメ61話も同名。買ったのがメス犬だったら、全ての運命は変わったはず…。

(8)保育園
しいのみ保育園
 五代君の就職先。就職浪人した五代君を黒木小夜子さんが拾ってくれ、10ヶ月ほど働きましたが、人員削減で解雇されました。アニメでは大学4年の時、こずえさんの紹介で働き始め、新しい保母さんが見つかったことでやめさせられています。

若葉保育園
 原作156話「不幸な人々」で五代君が保母資格取得後に面接を受けに行きましたが、五代君より更に薄幸そうな中本さんが採用されました。アニメでは卒業試験の結果が出てから訪れています。

その他
 原作121話「陽だまりの告白」で五代君がしいのみ保育園をクビになった直後にあおぞら保育園、白百合保育園等をあたっています。

名前不明
 原作93話「ひとつだけお願い」で五代君と響子さんがクリスマスに、人形劇公演のバイトに行った、早乙女さん(ブチョー)が勤める保育園。

(9)宝石店
アクセサリー環(たまき)
 アニメ39話で五代君が響子さん・こずえさん・郁子ちゃんへのプレゼントを購入しました。値札に店名が書かれています。

ジュエルChris…More…
 原作21話で五代君が響子さんへのプレゼント(イヤリング)を購入しました。アニメ18話ではアクセサリーの店・JOWEL

TOM…aD…rry
 原作3話「勝手に聖夜」で五代君が響子さんへのプレゼント(ブローチ)を購入しました。包装紙に店名が書かれているようですが、一部しか読めません。アニメ2話では名前不明

(10)保険会社
三友生命
 アニメ87話で明日菜さんへプロポーズをした晩、三鷹さんがテレビで生命保険のCMを見ています。原作141話「しあわせ曲線」では名前不明。

(11)ホテル
インペリアホテル
 三鷹さんと明日菜さんの披露宴会場。アニメ95話で朱美さんが「披露宴はインペリアホテルだってね」と言っています。
 インペリアホテル(imperial hotel)って帝国ホテルのことだと気づきました。アニメでは三鷹さんって結納式も結婚披露宴も帝国ホテルでやったのですね。

WEDDING PALACE…
 原作161話「P.S.一刻館」での五代君と響子さんの結婚式場。アニメ96話では名前不明

HOTEL CENT…TOKYO
 アニメ87話での三鷹さんと明日菜さんの結納会場。原作141話「しあわせ曲線」ではよく読めません!! モデルは帝国ホテルであることがMLで報告されています。

ホテル・ニューオータニ
 原作132話「Help Meコール」で三鷹さんと響子さんがお見合いをしたホテル。看板には“HOTEL NEW …”の文字が見えます。ポチさんのサイトで噴水のある日本庭園がホテル・ニューオータニのものであることが紹介されていますが、ゆうたさんの情報によれば作中に描かれているホテルも、大改装される前のニューオータニだそうです。

…ity HOTEL
 原作86話「見栄リクルート」で、ボーイ室の段ボールに「…ity HOTEL」と書かれています。五代君がバイトしていたスカイプールに響子さんらが泳ぎに来ました。アニメ69話ではDO HOTEL

名前不明
 原作133話「あぶない夜」で三鷹さんがお見合い後に響子さんを連れていったホテル。三鷹さんは部屋を予約してありました。

(12)本屋
近代書店時計坂支店/時計坂
 アニメ39話で、五代君が「鉱物事典」を広げて響子さんから預かった石のことを調べています。こずえさんが「五代さん、お金ないんですか? 本屋で待合せだなんて」

アン書店
 アニメ63話で、五代君が家庭教師用に小学生の参考書を買っています。万全の体制 で待つ五代君でしたが、やってきたのは…

大谷書店
(1) 原作3話「勝手に聖夜」の最初のコマで「大谷…」という店があり、下に「Books」と書いてあるので、大谷書店だと分かります。
(2) 原作4話「暁に鐘は鳴る」の最初のコマに「大谷書店」の文字が見えるため、響子さんが「おかず500種」の本を買った本屋である可能性があります。アニメ3話では名前不明です。

まつなが書店
 アニメ79話で、五代君が保母試験問題集を手にした時、八神さんと会っています。

名前不明
アニメ17話で「古書」の看板が出ている本屋で五代君が雨宿りをしています。電話番号は(39)1234。

其の7.マ・ヤ行

(1)薬局

スズキ薬局/時計坂
 アニメ17話で雨宿りしていた響子さんがこずえさんと出会います。原作20話「影を背負いて」では名前不明

(2)洋服関係
JIROBE
 ジーンズショップ。原作38話「夏の思い出」で、こずえさんが用意したペアルックの入った袋に「JIROBE」と書かれています。

名前不明
 原作117話「弱虫」でクリスマスに、響子さんが五代君へのセーターを買ったファッション・ショップ

其の8.ラ・ワ行

(1)ラブホテル

ホテル壱番/新宿
 原作55話「ちょっと休もうか」で五代君が白石衿子さんと入ろうとしたホテル。響子さんと鉢合わせして未遂に終わりました。看板の位置関係から「ホテル壱番」だと思われます。御休息3000円、御宿泊4500円。「北欧風スペシャル」と書かれています。

HOTELA
 原作148話「やましい関係」で五代君が朱美さんに呼び出された5階建てのラブホテル。302号室に朱美さんが寝ており、出る時にこずえさんと鉢合わせしました。アニメ91話も同名。御休息5000円、御宿泊9000円。

HOTELΩ
 原作150話「好きだから…」で五代君と響子さんが入りました。御休息4800円、御宿泊7400円。

(2)旅館・ペンション
さあもん/北海道
 原作61話「夏色の風と」で五代君が大口小夏さんと会った日に泊まったペンション。ここを発ってすぐ時計台のカットが挿入されているので、所在地は札幌の近くでしょうか?
 その後、高橋留美子さんは実際には北海道を取材しておらず、想像で書いた回であることが判明しました。

金白館他/石川県
 原作109〜121話で北陸旅行をした響子さんと五代君が泊まった宿。旅行日は原作では7月27〜30日、アニメでは6月4〜7日でした。
  ○むろう家旅館
 響子さんが2日目に泊まった金沢の旅館。アニメでは電話番号が0762-379-2950?(予定表にありますがよく読めません)。金沢駅前の鹿島屋旅館向かいの民家(高橋幸吉商店)が「むろう家旅館」に酷似していることから、高橋留美子さんが実際に鹿島屋旅館に投宿して、その時に撮影したこの民家をむろう家旅館のモデルにしたものと考えています(なお現地ルポを参照してください)。
  ○あばら家
 原作で五代君が2日目に泊まった金沢の旅館。しかも布団部屋。警官に不審尋問を受けているうちに門限の0時を過ぎてしまい、入口前で一夜を過ごすことになりました。アニメでは五代君が泊まった宿は不明です。
  ○金白館
 3日目に響子さんが予定を変えて泊まった温泉旅館。入浴中に五代君と出会いました。原作では響子さんが桔梗の間、五代君が桐の間に泊まっています(アニメでは出てきません)。アニメでは電話番号が0762-67-9866?(市外局番からすると金沢市近辺ですが)。
 五代君はこの温泉街の旅館をひとまわりしており、原作では他に穂輝旅荘(ほてるって読むんでしょうか?)の名が見えます。
 この温泉地のモデルは現在「めぞん一刻」最大の謎となっており、過去多くのML会員が実地調査を試みていますが、あのロケーションにあう温泉街は未だに発見されておりません(なお現地ルポを参照してください)。
  ○俵屋旅館
アニメで3日目に響子さんが泊まるはずだった輪島の旅館。電話番号は0768-549-2325?

名前不明
 原作74話「湯治者たち」で一刻館メンバー+三鷹さんが行った温泉。「一刻館の思いで」では箱根とされていますが、これは誤りで、群馬県の伊香保温泉であることが判明しています。
 さらに、くろべさんが
レポート・めぞん一刻古久家旅館を一行が泊まった宿のモデルにあげ、実際に訪れて検証されています。私も投宿して調査を試みました(現地ルポを参照してください)。