ミニ用語辞典

○お題募集中。皆さんはめぞん一刻で初めて知った用語はありませんか? 戻 る

[原作編] [
アニメ編
(1)原作編
■一刻
 一刻館の名前の由来は分かりませんが、大時計がシンボルだったため、時間にまつわる言葉からゴロの良さで選ばれたのではないかと思います。一刻とはわずかな時間のこと。余談ながら昔の日本では時間の単位で約30分を示したそうですが、今の中国では一刻とは15分を表す単位です。
○響子「こちら一刻館ですね」(第1話「隣はなにを…!?」)
(Godaiさんからいただいた情報)
 かつての日本では基本的に干支の十二支にちなんだ呼称が用いられており、午前0時を子の正刻(つまり、0時の前後2時間、11時〜1時が子の刻)とし、以後2時間ごとに丑・寅・卯・辰・巳・・・・と十二支を割り当ててゆきます。よって、一刻=約2時間となります(日の出入り時を基準にした不定時法を用いる場合もあり、その場合は季節により一日の長さそのものが変化するので「約」2時間です)。ちなみに、一刻の半分の1時間が「半刻」、さらにその半分は「四半刻」です。

 また、余談ですが「九つ」「八つ半」などのように、数字で表す場合もあります。その場合には、
子の正刻(0時)=九つ
丑の正刻(2時)=八つ
寅の正刻(4時)=七つ
卯の正刻(6時)=六つ
辰の正刻(8時)=五つ
巳の正刻(10時)=四つ
午の正刻(12時)=九つ
未の正刻(14時)=八つ
以下、申酉戌亥と続き子の刻に戻ります。

これに「明け」や「暮れ」、又は「暁」「朝」「昼」「夕」「夜」などの言葉を付けて「明け六つ半」のように使われました。また、一刻を四等分(一つ〜四つ)して「卯一つ」とか「丑三つ」(笑)と呼んだり。一刻を二等分して前半を上刻、正刻時を中刻、後半を下刻のように呼ぶ場合もあります。何にせよ、本当にのほほんとした時間感覚ですね。いい時代です。

■陰陰滅滅
 ひどく陰気で気が滅入る様子。五代君に対する三鷹さんのイメージ(笑)
○「いんいんめつめつ もじもじくよくよ」(第84話「スクランブル・キッド」)

■ウィドウ(widow)
 未亡人のこと。widowには半端者・はみ出し者といったニュアンスがあるようです。
○第32話「怒りのウィドウ

■甲斐性なし (お題提供/柴田純一さん)
 意気地なし、ふがいなし、働きがないこと。「甲斐性」は「積極的に仕事をしようとする気力」のことですが、主に経済的な側面が重視され、働きが悪い意味で使われます。男性についてのみ用いられます。なお、「甲斐」は当て字で、「かいしょなし」ともいいます。
○お題提供者からのコメント
 めぞんで知った、というかめぞんを読んでその意味を感覚的に理解できた用語に『甲斐性なし』があります(笑)
○五代「ふられるのはしかたないよ確かに… おれは甲斐性ないし…」(第50話「こずえちゃん気をつけて」)
○響子「この むむ無職の甲斐性なし貧乏人」(第93話「ひとつだけお願い」)

■帰巣本能
 鳥や動物が、遠く離れたところから自分のすみかに戻ってくる性質。犬の惣一郎さんが持っていないモノ(笑)。鮭が産卵のため自分の産まれた川に戻ってきたり、ツバメが毎年同じ町に飛んでくるのが帰巣本能によるものです。
○四谷「大丈夫ですよ、帰巣本能くらい持ちあわせてるでしょ」(第35話「ふりむいた惣一郎」)

■グル
 悪だくみをする仲間。語源はぐるぐると話になっている様の「ぐる」で、すなわち友達の輪の悪友バージョン。
○三鷹「きみもグルか…?」(第136話「100%SYONEN場」)

■公明正大
 心が潔白で少しも私心がないこと。「公明」は偏りがなく少しも隠し立てをしないこと、「正大」は正しく堂々としているさま。
○五代「…というわけなのです」公明正大(第114話「窓辺のスニーカー」)

■サバト(Sabbat)
 魔女の宴会(=witches' Sabbath)。魔女や魔法使いが年一回集まって飲み騒ぐと伝えられる深夜の宴会。ディスコで踊るゆかり婆ちゃん達を見て五代君が思わずつぶやいた言葉。
○五代「サバトだ、これは…」(第56話「BACHAN IN TOKIO」)

■じじむさい
 様子や服装が年寄りじみていること。犬の惣一郎さんが失踪した時、賢太郎君が「白くてじじむさい犬です」という貼り紙を出しました。響子さんが思いっきり嫌がっているのは、「じじむさい」には「汚らしい、むさ苦しい」というニュアンスを含むためです。
○響子「じじむさいはないじゃない。せめて年寄りくさいとか…」(第35話「ふりむいた惣一郎」)

■ストイック(stoic)
 禁欲的で身持ちが固いこと。本来は「ストア学派の」の意味。ストア学派はギリシア哲学の一派で、理性以外のものは徳に達する妨げになるとして禁欲を理想とし、厳格な義務の遵守を説きました。
○響子「それに、真面目でストイックで…」(第59話「梅酒婆」)

■赤貧
 何一つない貧しさ。ひどい貧乏。「赤」には何もない、という意味があります。→「赤貧洗うが如し」(洗い流したように何もないこと)という成語でも使われます。
○三鷹「赤貧も所帯やつれも、あなたにはふさわしくない。圧倒的に似合いません」(第125話「愛と哀しみの破談」)

■ソルティ・ドッグ(salty dog)
 ウォッカベースのカクテル。グラスを塩でスノースタイルにし、ウォッカとクレープフルーツジュースを注いだもの。「塩辛い犬」とはイギリス船の甲板員を意味する俗語(海水を浴びて仕事をすることから)だそうです。ベトナム戦争終結頃、アメリカ西海岸で流行し、その後日本に入りました。
○五代「ソルティ・ドッグに酔ったんですよねー」(第13話「ソルティ・ドッグ」)

■大上段
人を威圧してかかること。本来は剣道で剣を頭の上に振りかぶり敵を威圧する構えのこと(上段の構えの強バージョン)。
○一の瀬「おーおー、大上段な態度じゃないの」(第66話「一の瀬氏、走る」)

■美人局(つつもたせ)
 男が妻や情婦に他の男を誘惑させ、それをネタにその男から金品をゆすること。元は賭博用語で「筒持たせ」と書き、サイコロにいかさまをしたこと(丁か半かというヤツ)。中国で娼妓を使って少年を誘惑させる犯罪を「美人局」といったため、その漢字を当てたようです。
○五代「てっきり美人局かと思った…」(第40話「狭い宇宙」)

■天の配剤
 偶然とは思えないほど運命がうまくできていること。配剤とは元々「薬剤を調合すること」ですが、転じて「うまく取り合わせること」の意味になり、天はそれぞれにかなった運命を下すということです。人の資質(才能)について使われることが多いようですけど。
 なお、下のセリフ、アニメ2話では「天はオレを見捨てなかった。渡すなら今だ!」となっています。
○五代「天の配剤だ。渡すなら今!!」(第3話「勝手に聖夜」)

■腹芸
 芝居で役者がセリフ以外の方法で気持ちをあらわすこと。作品では響子さんが四谷さんに”おばあちゃんの前で五代さんが家出したことを言わないように”と合図を送りましたが、全く通じませんでした。アニメの朱美さんは「無駄なことを…」と言っています。
 へそ踊りのことも腹芸といいますが、それとは別物。
○朱美「四谷さんに腹芸は通用しないわよ」(第6話「サクラサクカ!?」)

■ヒモ
 俗語で、女性を働かせて(金銭を貢がせて)それで暮らしている男性。めぞん一刻では五代君を指します(笑)
○五代「みやげまでもらってしまった… ヒモだな、まるで」(第32話「怒りのウィドウ」)
○朱美「ヒモ。貧乏人。優柔不断。卑怯者。カス。女の敵」(第34話「SOPPO」)
○響子「五代さんをヒモにするつもりですか」(第97話「深夜の面接」)

■プラトニック(platnic)
 清純な精神的恋愛。プラトニック・ラブ。「プラトニック」とは「プラトンの」の意味で、プラトンはイデア論(理性だけが認識しうる永遠の原理。理想主義)を説いた古代ギリシアの哲学者。
○八神「失礼よね色ぼけなんて。私は高尚な愛(プラトニック)に生きるんだから」(第113話「チャート式恋愛」)

■間男
 結婚している女が他の男と関係をもつこと。またはその男性。夫婦の「間に入ってくる男」の意味です(異説あり)。
○五代「なんでえ、おらあてっきり間男かと…」(第40話「狭い宇宙」)
○五代「間男じゃあるまいし、なんでおれが窓から逃げにゃ…」(第114話「窓辺のスニーカー」)
○敦子「まるっきり間男のあつかいじゃない」(第115話「キック・オフ」)

■未亡人
 夫に死なれた婦人。後家、寡婦。昔の中国(春秋時代)では夫が死ぬと妻が殉死する習慣があったとかで、死なずに生きた妻は自分のことを「未亡人」と自称したそうです。もとは謙譲の自称だったのが、のちに他人がその女性のことを言うようになりました。
 ところで、音無老人の言った「昔は夫が死ぬとね、墓に赤い文字で妻の名前も書き入れたんだよ」については調査中。
○音無老人「未亡人、まだ死んでない妻ってことだよね」(第29話「私は負けない!!」)

■ゆきずり
 通りすがりの人。途中ですれ違っただけの何の縁もゆかりもない人。行きずりとは(1)道ですれ違うこと、(2)通りすがり
○響子「あなたはゆきずりの女性を抱きしめる癖があるんですかっ」(第33話「あれがいい」)

■よしんば
 かりにそうであっても。漢字では「縦しんば」で「よし」、「よしや」と同義。アニメ64話では「たとえそうだとしても」と改められています(あんまり言わないですもんね)。
○八神「よしんばっ、よしんばデキていたとしても、あんなの愛じゃないわ」(第113話「チャート式恋愛」)

■乱痴気騒ぎ
 どんちゃん騒ぎ。はめをはずしたバカ騒ぎをすること。「乱痴気」とは気持ちが乱れて理性を失うこと。「痴気」は当て字で「いんちき」や「とんちき」の「ちき」と同じ接尾語だそうです。
○五代「病院で乱痴気騒ぎするなんて」(第69話「駆け落ちクラッカー」)

■ロハ
 ただ、無料。漢字の「只」をカタカナのロ・ハに分解した略語で、明治時代から使われ始めたそうです。
○こずえ「全部ロハだもんね」(第15話「複雑夜…」)

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