20元。最も子供向けの本で、文章には全てピンインがふってあります。同内容のパソコンCDも出ていました。
現在Amazonで購入できる電子書籍も同じもののようです。
22元。全ページがカラーで見やすい。
58元。全10章からなり、各章ごとに編者・作画家が異なるため雰囲気が異なります。
16元。河南少年出版社から出ているものも中身は一緒です(16.25元)。作画家による絵の違いが大きい。
58元/10元。中国の書店では比較的よく見かける連環画。下はコンパクト版。全22章(コンパクト版は13章)からなり、各章ごとに編者・作画家が異なるため雰囲気が異なります。
23.8元。カラー本。緻密なイラストが美しい。子供向けの本。
12.5元。カラー本。ラフで大胆なタッチで描かれたイラスト。各ページのコマ割が不規則。これも子供向けの本。
4.20元/47元。中央公論社から出版された「画本紅楼夢」の原書。
私が買ったのは、十年以上前で、最近は見かけません。一話一冊。
(情報提供/ほーめいさん)
28元。カラー本。2009年12月刊行。綺麗なイラストの漫画本で子供向け。切り取ってトランプにするおまけがついています。
120元/120元。今年出たばかりなので、今一番入手しやすい連環画ではないでしょうか。約13センチ×9センチの連環画60冊が、きれいな箱に入っています。一話一冊。
(情報提供/ほーめいさん)
7.50元。紅楼夢新補を連環画化したもの。普通の連環画のサイズより大きい、約18センチ×13センチの本が6冊入っています。
(情報提供/ほーめいさん)
118元。一話一冊のいわゆる連環画スタイルで、縦10cmx横15cmx幅10cm位の箱の中に19冊入っています。第10話「史湘雲」、第14話「司棋と藩又安」など、人物でお話が別れているのが特徴です。
(情報提供/ほーめいさん)
各SIN$10.00/各SIN$14.00。ともにシンガポールの出版社から出ています。内容は同じ。中国語と英語で文章が入っています。中国でオリジナルがあるはずなのですが、不明です。私が上海空港で見た、昔風に製本された連環画(1,080元)と同じ絵柄のように思いました。 連環画のサイズではなく、普通に製本されています。
(情報提供/ほーめいさん)
68.8元(四冊セット価格)/\800。本来は西遊記、水滸伝、三国志演義との4冊で一セットなのですが、ここではばら売りされていました。場所は神戸の南京街、栄町通の中国物産「北京城」です。お店にはまだまだたくさんあったので、お近くの方はどうぞ。中国だと
セットで買わなくてはいけないのですが、ここだとばら売りのため、お得だと思います。
(情報提供/ほーめいさん)
NT$120。日本の漫画やアニメーションのイラスト集と似たような絵柄で、ゲームソフト紅楼夢金陵十二釵の表紙を書いた作者と同じと思われます。賈宝玉が太虚幻境にさまよい、金陵十二釵正冊を見るシーンが、パステルタッチで描かれています。台湾にいらっしゃる方には、ゲームと並んで、是非手に取っていただきたい一冊です。探すポイントは、台北の重慶南路一段(書店街)の比較的大きな書店の漫画売場だと思います。
(情報提供/ほーめいさん)
NT$550・HK$150。「黛玉葬花」がテーマなだけに、灰色や淡紅色を基調として描かれ、前作と比べるとかなり落ち着いた雰囲気です。「紅楼夢絵巻 浮生若夢」とともに、台北・誠品書店の敦南店で購入しました。
2.30元(情報提供/ほーめいさん)
1.80元(情報提供/ほーめいさん)
台湾ドルで480ドルの表示がありますが、中国では192元で売られていました。中国の伝説や実在の女性を描いた中国風の色彩鮮やかなイラスト集で、紅楼夢関係の絵は全部で7枚あり、それぞれ史湘雲、探春、宝釵、林黛玉与賈宝玉、王煕鳳、惜春、元春、とタイトルが付いています。
紅楼夢に良く出てくる「西廂記」に関する絵もあります。
(情報提供/ほーめいさん)
28元。紅楼夢の挿絵としてかかれたものを集めたイラスト集です。
解説によると、程十発先生の挿絵は1950年代前後に出版されたもの、劉旦宅先生のは人民文学出版社から出版されているテキストの挿絵、戴敦邦先生のは英訳版の挿絵だそうです。確かに劉旦宅先生の絵は、手元の人民文学出版社のテキストの挿絵と全く同じでした。挿絵に添えられた説明は中国語と英語です。
(情報提供/ほーめいさん)
→2008年9月に北京曹雪芹記念館で購入できました(頁主)。
66元→書虫で購入可(4,530円)。趙国経さんと王美芳さんの合作の美人画集です。表紙が王熙鳳、裏表紙が妙玉です。
紅楼夢の登場人物は賈巧姐、王熙鳳、妙玉、李紈、賈迎春、賈探春、賈元春、林黛玉(登場順)の絵があります。(妙玉と元春は静静さんのご紹介されていたものと同じでした)とにかく美しいです。私のお気に入りは珍しく賈迎春で、彼女の弱々しさがとてもはかなげです。またそれぞれ美人なのですが、人物の個性が巧に表現されていると思います。
紅楼夢の人物以外でも、人物を連想させるような絵が一杯です。お勧めの一冊です。
(情報提供/ほーめいさん)
NT$800/320元。華三川さんの美人画集です。
四部構成で、紅楼夢関係の絵画は「紅楼夢香」という題をつけてまとめてあり、全部で12枚あります。
「熙鳳弄権」「元春帰省」「探春吟句」「宝釵撲蝶」「可卿春困」「湘雲眼芍」「惜春作画」「妙玉奉茶」「李紈課子」「黛玉埋香」「晴雯撕扇」「宝琴踏雪」です。
どちらかというと、伝統的な中国絵画の美人画です。説明が中国語と英語で書かれています。
(情報提供/ほーめいさん)
160元→書虫で購入可(3,260円、精装版は9,530円)。本のサイズはA4版で全365ページ。1話につき2枚のイラストですので全240枚。戴氏独特の力強いタッチが壮観です。
NT$140。unoさんが掲示板で紹介されたものは天津楊柳青画社出版でしたので、違うモノかと思ったのですが、以前の書き込みを参照したところ、各人物に対応する花が同じ(蓮花=晴雯、平児=鳳仙花、金釧=水仙など)なので、同じ本のようです。
30名の女性たちがそれぞれの花と共に描かれたイラスト本です。見開きで1名で、右ページが人物解説、左ページがイラストになっています。
25元→書虫で購入可(1,810円)。岩波文庫にも使われている、清代に描かれた改琦の版画「紅楼夢人物図」を新たに編纂したもの。50人あまりが収められています。
40元(→静静さんから妙玉と元春の画像をいただきました)
全22ページ。“美術教学師範作品”と副題がついています。英語では
"TEACHING DEMONSTRATIONS OF ARTISTIC WORKS"
"TECHNIQUE OF DRAWING TRADITIONAL CHINESE FIGURES BY FINEBRUSHWORK"とかいてあります。(英語は題名だけ)
中国画の工筆=細密画の簡単な書き方の説明と作品例という構成です。しかし、説明が載っているのは、16作品中2作品のみで、それぞれ6工程に分けて線の引き方のコツ、色をぬる順番など三行づつくらい書いてあります。ただ説明としてはとても簡素なので教科書というより、ふつうの画集とみてよいでしょう。
全体的に時代衣装を着た美人画という雰囲気で、特に有名人ばかり画題になっているわけではありません。紅楼夢関係の人物は元春と妙玉の2人です。
たいへん美しい繊細な作品ばかりで、きっと大陸でも人気があるのでしょう、カレンダーにもなっていました。(でも紅楼夢の人物は採用されていないようでしたが)
(情報提供/静静さん)
35.8元→書虫で購入可(2.490円)。見開きで人物画と説明文の構成になっており、全部で143名の人物画が収められています。
17元。中国古典小説人物図譜系列の一つで、こちらも見開きで人物画・刻印と説明文の構成。説明は英訳文も併記され、全部で102名が収められています。
26元→書虫で購入可(1,930円)。解説によれば、洋画儿とは20世紀初めに煙草の販売促進を目的に、箱の中に入れたカードのことだそうです。この本は中国南洋兄弟煙草有限公司から出された全120枚の「紅楼夢綉像」を収録したもの。なお「楼夢煙画鑑賞撲克」のトランプも図柄も同じものです。
38元→書虫で購入可(2,660円)。2009年1月に出版された紅楼夢オンリーの画集で、金陵十二釵ら22名の人物画と「芙蓉女児誄」などの場面画からなっています。
彭連煕氏はもともと神話や古典に題材をとった人物画を多く手がけているようですが、突筆すべきはその緻密・繊細な美しさ。A3版の大判本ですが、それでもかなり縮小されているのでしょう。
48元→書虫で購入可(3,260円)。2008年に狂龍国際有限公司から出版されたものの簡体字版とのこと。パソコンCGによる人物画の描き方に関する本で、対象が金陵十二釵です。表紙の絵は巧姐です。
320元→書虫で購入可(15,690円)。2005年に刊行された滕少泉氏の画集で半分以上が紅楼夢に関するものとなっています。原価も高価ですが、大きさも重量もなかなかなので、訪中時に買って持ってくるのも難しそうです。
9.60元→書虫で購入可(880円)。先日香港へ行った友人から、お土産に紅楼夢本をもらったのでご紹介します。これがひとコマ漫画集のような体裁で、見開き左側に漫画、右側に説明文があって、紅楼夢の内容を風刺しています。中国語初心者にもわかりやすいと思います。
私が気に入った漫画は、洗面所で髭剃りをしている宝玉に、賈政が大量の本を抱えて入って来て「お前も大きくなったのだから、遠慮はせんぞ」。それに答えて宝玉「僕まだ小さいの。ただホットドックを食べたいだけなんだから」と描いてある絵です。
この本によると、宝玉はモラトリアムな理想主義者と評価されています。
70年代、80年代に盛んに言われた紅楼夢批評の「封建主義の信奉者(史太君、王夫人、薛宝釵)VS封建主義の反逆者(賈宝玉、林黛玉)」という評価はだんだん崩れつつあるのかなあ、と思いました。
私自身、宝玉を「体制の反逆者」とする位置付けは、「反逆者」の言葉のもつ重さや強さから、宝玉のキャラには合わないなあ、と思っていたので、「モラトリアムな理想主義者」のほうがぴったりかなと言う気もします。
(情報提供/ほーめいさん)
漫画版紅楼夢は原作120回(現行本)が12冊に収められています。
1回分が10ページしかない(しかも原作の回とは一致していません)ので、主要な場面のみ描かれているに過ぎず、残念ながら大半の細かいエピソードははしょられています。また、絵は日本の漫画家と比べるとさほど上手とは思えず、一般的な同人誌レベルかと思います。
しかし、不発で終わった日本の漫画版と比べ、無事完結していますし、気軽に漫画で紅楼夢の世界を楽しめることからお奨めの書と言っておきましょう。