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史太君の侍女、鴛鴦。
本文中の彼女の服装・容貌は、第24回の宝玉が鴛鴦にちょっかいをかける場面と第46回の邢夫人が彼女を賈赦の妾にする相談に来た時に記されています。黒の背心と白帯が彼女の衣装の特徴のようですね。
平凡社「北京風俗図説」によると「背心」とはチョッキの類で、袖がなく、着物の上からまとい、寒暖を調整するもの。「腰帯」は汗巾ともよばれ、外側から衣服をとめ、装飾の意を兼ねるものもあったそうです。補足しておきます。
各イラストは史太君と一緒に描かれているものと、鋏で髪を切り落とそうとする姿を描いたものがあります。
「鴛鴦は着古した藤色の綸子の上衣の上に、縁飾りのある黒緞子の背心(そでなし)をはおり、下には薄緑色のスカートをはいています」(第46回)