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薛宝釵の従妹・薛宝琴。史太君が一目で気に入り、王夫人の養女にして自分のところで養いたいと言い出しました。書中の記述では、その器量は衆人にずば抜けており、探春も「私の拝見したところでは、あのかたのお姉様(宝釵)も含めて、ほかの方々も、あのかたには及ばないと思う」と述べています。
各イラストでは、第50回で櫳翠庵に梅をもらいにいった宝琴が野鴨の毛の裘(かわごろも)を纏った姿が描かれています。