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おしゃべり好きな史家の姫君、史湘雲。
頸から下げている金麒麟について、はっきり描かれている資料は少ないのですが、握り拳に入るくらいの大きさのようです(郭霄珍さんは佩げています)。
服装については、本文中には彼女が男装した時の様子が詳しく書かれているのみです(下記の他に、宝玉の衣装を着て史太君に宝玉に間違えられたことと、史太君の仕立ておろしの緋羅紗のマントを着たことが第31回に記されています)が、男装している彼女のイラストって見かけないんですよね、なぜか。
湘雲の紹介イラストはやはり、芍薬の花に埋もれてベンチで眠っているシーン(第62回の「湘雲眠芍」)が多いです。
上衣を脱ぐと、襟にも袖にも三色の縁飾りを施した、朽葉色の地に金糸と五色の糸で龍の模様を刺繍した、脇下が狭く袖が小さく、脇下でボタンをかけるようになった銀鼠の皮裏の短い中古上衣を着て、その下には短い薄桃色の緞子に狐の腋毛の皮を裏にした乗馬服を着込み、腰には蝶結びと長い総のついた五色の宮中製の組紐をきっちり締め、足にはほっそりした鹿皮の長靴を履いており、見るほどに腰つきは蜂のよう、曲げた背中は猿のよう、その様子は鶴か蟷螂を思わせます」(第49回・雪見の時の男装)