- 音無惣一郎:1950年
- 第52話「配達された一枚の葉書」で、響子さんが1977年7月30日~8月2日の惣一郎さんの日記を読みながら「だって、この頃惣一郎さん27歳・・・」と言っています。
これ以上は特定できませんので1949年(8月以降)生まれの可能性もあります。
- 三鷹 瞬:1955年度
- 第133話「あぶない夜」で響子さんと見合いをした時(1986年初夏)に、父から「こいつなんか31ですよ」と言われています。この場合、
(1) 今31歳で今年32歳になるんですよ。
(2) 今年で31になる(なった)んですよ。
の二つの見方ができますが、響子さんが「秋には27になります」と言ったのを受けているので、(2)の「こいつは31になる(なった)んですよ」と解釈した方が妥当でしょう。
- 六本木朱美:「完結篇」では1957年
- 原作では第122話「沈黙は金ヅル」での「アケミちゃんいくつ?」「18」という会話部分しかありませんが18歳のわけないですよね。
アニメでは第1話で響子さんを見て「私より若いんじゃないの?」と言っていますが、これ以上明確な部分はありません。
結局、「完結篇」で二階堂君が「朱美さん今年で30でしたっけ?」と言っているのが唯一の根拠となります。
- 音無響子:1959年秋
- 第133話「あぶない夜」の中で「秋には27になります」と響子さん自身が言っています(この時1986年晩春)。他には
○第21話「マフ等、あげます」で「まだ22だもの」と響子さん(1981年12月)。
○第28話「納得しました」で「S41 響子小学校入学」とアルバムに書かれています。
○第52話「配達された一枚の葉書」と第87話「VS.乙女」で1977年に高校3年生であったことが分かっています。
○映画「完結篇」の予告編で五代裕作(25歳)、音無響子(27歳)と書かれた場面があります。
- 五代裕作:1961年(「完結篇」では5月)4日
- スタート当時は浪人生で、第4話「暁に鐘は鳴る」で朱美さんに「そんなこっちゃ二浪は決定だよー」と言われているので、浪人期間は1年だったことが分かります。他にも
○第21話「マフ等、あげます」で「まだ22だもの」と響子さんが言った時に「二歳上」と言っています(1981年12月)。
○第38話「夏の思い出」で坂本君に「おまえ21歳」と言われています(1982年夏)。ここから誕生日は夏以前であることが分かります。
○第96話「産後の腹立ち」で履歴書に23歳と書かれています(1985年1月)。
○映画「完結篇」の予告編(響子さんの項参照)
生まれた月については、「完結篇」で五代君と八神さんが「待て八神、オレの誕生日は…」「来月でしょ」という会話をしており、この時点で4月なので(八神さんの項参照)、5月生まれだということになります。
生まれた日については第96話「産後の腹立ち」で履歴書に4日と書かれています。
- 坂本&小林:1961年度
- 五代君と同じ予備校に通っていたので(二浪の可能性もあるわけですが)。
- 七尾こずえ:1962年度
- 第38話「夏の思い出」で、四谷さんが「彼女もう20歳になるんでしょう」と言っている(1982年夏)ので、昭和37年(たぶん夏以降)の生まれであることが分かります。
- 白石衿子&ジュン:1963年度
- 第55話「ちょっと休もうか」で「あたし達同じ高校の出身なんだ」と言っており、坂本君がジュンちゃんに「へー、ストレートで合格?」、五代君が衿子さんに「つい最近まで高校生やってたんだもんねー」と言っています。
- 九条明日菜:1963年度
- 第101話「大安仏滅」で三鷹さんの叔父が「白百合女子大卒、21歳」と言っています(1985年春)。明日菜さんは1984年春に20歳で短大を卒業したと考えるのが妥当(4年大学は21歳で卒業できません)なので、逆算すると1963年度の生まれになります。
- 晶:1964年度
- 第69話「駆け落ちクラッカー」で「晶はもう19よ」と言っています(1983年12月)。
- 二階堂望:1965年度
- 第78話「一緒に住もうね」で大学新入生として一刻館に入居し、一の瀬さんと「あんたいくつ?」「18です」との会話をしていますので、現役で大学に合格したことが分かります。
- 八神いぶき:1967年度(「完結篇」では4月)
- 生年は第87話「VS.乙女」で五代君が教育実習に行った時(1984年)、高校2年生だったことから分かります。
生まれた月については、映画「完結篇」で「八神いぶき、本日無事二十歳になりました!」と言っています(この時4月)。完結篇の設定についてはこちらをご覧ください。
- 音無郁子:1968年度
- 郁子ちゃんは学年や年齢が諸処に明記されていますので特定は容易です。
○第7話「春のワサビ」で五代君に「年はいくつかなー」と聞かれて「12」(1981年春)
○第8話「惣一郎の影」で音無老人が「郁子も今年から中学だろう」
○同話で響子さんが「郁子はまだ12歳ですよ」。ここから誕生日が5月以降であることが分かります。
○第52話「配達された一枚の葉書」で五代君が「今年は3年生だろ」(1983年3月頃)
○第76話「闇の中の顔」で女子校に合格(1984年3月)
○第100話「桜迷路」で郁子ちゃんが「おにいちゃんの学力じゃ、高校二年の英語についてこれないかもねー」(1985年4月)
○映画「完結篇」では大学生になりました(1987年4月)。
- 一の瀬賢太郎:1971年度
- 賢太郎君の年齢については作品中に明確な部分がなく、従来から疑問をもっていました。登場シーン(昭和55年秋)と第66話「一の瀬氏、走る」(昭和58年秋)の両方でランドセルを背負っているので昭和46~48年度の生まれであることは間違いないありません。
(1) 昭和45年度説
「一刻館の思いで」の「賢太郎の失踪」の項目で郁子ちゃんは賢太郎君にとって「年は二つ上で、家主である音無家の一員。なんとこれは裕作と響子の関係とソックリではないか」と書かれています。
しかし二人が「二つ違いである」ことについて、何の根拠も書かれていません。そして、昭和45年度生まれだと、第66話「一の瀬氏、走る」では中学1年のはずなのですが、実際は賢太郎君はランドセルを背負っているのでこれは×。
(2) 昭和46年度説
第14話「メモリアル・クッキング」の中で宿題帳の表紙に「4」と書かれているのでこの時点で4年生と推測するものです。
(3) 昭和47年度説
ひろゆきさんのHPの人物・ポイント紹介+設定集の中では当初、「昭和47年生まれ」とされていました。根拠は思い出せないそうですが。
(4) 昭和48年度説
私が当初提案した説で、第38話「夏の思い出」の中で賢太郎君が「こそあど言葉」の勉強をしていることから、この時点で3年生と考えました。
そして、徳間書店「語り尽くせ熱愛時代」の中に、次の対論を見つけました。
平井「一の瀬夫人の息子がさっぱり出てこなくなっちゃいましたね」
高橋「あれも実は中学生になっていなければならないので、出すのが怖いんです」
この前に二階堂君が登場したという話をしているので、この対談は昭和59年のことだと分かります。賢太郎君が昭和59年に中学生になっているためには昭和46年度以前の生まれでなくてはならないため、昭和46年度であることが確定しました。
賢太郎君と郁子ちゃんは3つ違いということですね。
- 三鷹メイ&モエ:1987年6月頃
- 最終話「P.S.一刻館」で三鷹さんと明日菜さんが茶々丸に駆けつける場面がありますが、明日菜さんのお腹の状態から今まで臨月間近かと思っていました(この時1987年4月初)。
でも第142話「ワンモア・ピリオド」では結納を終えてから三鷹さんが「ぼくはキスしかしていない!!」とか「いっそそうなってりゃ…」等と言っています。(この時1986年8月末~9月)
MLでいただいた情報によると、
「一般に妊娠期間は280日ですが、起算日は最後の生理開始日から280日目が標準妊娠日となる。また、実際の受精日は、荻野学説を適用すると、起算日から約2週間(12~16日)後となる」
とのことで、計算すると茶々丸を訪ねた時には、早くても妊娠8ヶ月(妊娠月は数え月だそうです)となり、双子が産まれるのは最短でも5月下旬~6月になるようです。
- 五代春香:1988年4月
- 春香ちゃんが生まれたのは第161話「P.S.一刻館」ですが、実は五代君と響子さんが結婚した翌年であるとの記述はありません。
でも二人の結婚当時、明日菜さんは妊娠しており、春香ちゃんが生まれた時に、三鷹さんの二人の娘の歯が生えてきているので、翌年と見て間違いないでしょう。
桜の季節ですが、二階堂君が就職しているので4月と特定できます。