「東久留米北口駅舎さよならイベント」

タイトルページ

○本文および掲載写真は茶々丸@マスターさんに寄稿いただいたものです。無断転載は固くお断りします。
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8月1日土曜日。時間の都合がついたので、「西武池袋線『東久留米北口駅舎さよならイベント』」へ行ってまいりました。

【DATA】
《東久留米北口駅舎さよならイベント開催内容》
開催日:8月1日(土)
●昼の部 午後2:00~4:00
『めぞん一刻』 時計坂駅面影巡りスタンプラリー
●昼の部~夜の部 午後2:00~8:00
フォトモザイク撮影会
●夜の部 午後5:00~9:00
遊びにおいでよ 駅前夏祭り

主催:東久留米駅前商店会
企画運営:東久留米北口駅舎さよならイベント実行委員会

東久留米へ到着したのは午後1時30分過ぎでしたが、スタンプラリーの「用紙」をもらおうという列は、狭い駅前広場を大きくはみ出し、商店街へと長く続いている状態。並ぶのは嫌いだし、『めぞん一刻』ゆかりの地は、以前、一回りしたことがあったので、スタンプラリーそのものは、パスすることにしました。

用意されていた500枚の用紙と景品(PIYO PIYOうちわ)は結局、全員には行き渡らず、景品なしの約束で、希望者にはコピーの用紙を渡していました。最終的には1000人ぐらいは参加者がいたようです。

『めぞん一刻』直撃世代(笑)が家族連れで参加しているのはもちろん、「めぞん」を知らないはずの若い世代が多く参加していたのが印象的でもありました。地元・東久留米を見直す、良い機会になったと思います。

さて私の方は、「チェックポイント」になっていた『めぞん一刻』に登場する場所(平山管理人さんが、以前、確認して回られたポイントとかなりダブりますが)を参加者と一緒にめぐり、現状を確認してみました。

最大のサプライズは、東久留米駅北口駅舎の看板が「時計坂」に掛け替えられていたことでしょう。スタンプラリーの時間を中心に、午後5時まで、この状態にされたとのこと。

西武鉄道のご配慮には感謝したいです。良い思い出になりました。

第1ポイントはもちろん、「時計坂駅」です。

北口駅舎のイラストをプリントしたTシャツを着た商店街の方々が詰め、高橋先生が描いた『めぞん一刻』の一コマの拡大コピーを置き(小学館も承諾済とのこと)、マンガと実際の風景を対比できるようにされていました。

なお、このTシャツは駅近くの酒店「たけうち」で1枚1000円で販売されています。

「PIYO PIYOマーク」付きで、私も購入しました。


第2ポイントは、第7話「春のワサビ」で五代くんが響子さんと会った坂道。

手前、人が固まっているあたりに響子さんが惣一郎を連れて立ち、奥で交差する道を五代くんが通りかかりました。

第3ポイントは、「茶々丸」のモデルになったスナック「ぷち緒暮路」。

「ねざめ湯」のモデル「源の湯」が第4ポイント。現在、外壁を工事中でした。

第10話「金網は越えられない!!」で、バイトをクビになった五代くんが石を蹴飛ばしていた「黒目川」の河原。ここが第5ポイントです。

惣一郎が逃げ(第35話「ふりむいた惣一郎」)、響子さんと三鷹が結婚すると五代くんが誤解した(第39話「事件」)踏切も健在。このそばに第6ポイントが置かれていました。

実は、この先。第41話「誤解の方程式」で西時計坂として出てきた商店街が、第7ポイントだったのですが、写真を撮り忘れました…雰囲気は当時と変わっていません。

で、第20話「影を背負いて」で、響子さんがにわか雨にあった商店街が第8ポイント。右側にある、緑色のビニール屋根が「貴田時計店」のモデルになった「豊田時計宝飾店」。現在は、廃業されてしまったようです。

なお、右側の赤い鳥居が見える小さな神社がゴール地点でした。

最後の第9ポイントは、第34話「SOPPO」で響子さんと朱美さんが行った美容室「イヴ」があるビル(平和ビル)。

ここが実は今回の大きな収穫で、ビルのオーナー?が詳しい解説や、1980年当時の住宅地図のコピーなど模造紙にまとめて、掲示していただいていました。それによると、『めぞん一刻』連載当時、確かに3階には美容室が、1階にはケンタッキーフライドチキンがあったそうです。

それと、第6話「サクラサクカ!?」で響子さんが着ていた、胸に「K」の字が入ったジャンパーですが、掲示によると、東久留米にある「クリスチャンアカデミー」のバスケットボールチーム「Knights(ナイツ)」メンバーのスタジャンだそうです。今でも寒くなると東久留米では、このジャンパーを着た人が数多く見られるとのこと。これまで知られていなかった事実ではないでしょうか。

チェックポイントになっていたのは以上ですが、それ以外のポイントの現状もいくつか。

五代くんがこずえちゃんと再会した公衆電話。駅を出てすぐ右の文房具屋の前で、今はさすがにカード式になっていますが、昨今の公衆電話撤去の情勢に負けず、健在です。

第8話「惣一郎の影」で五代くんが「はっぴーとーく」から帰る時に歩いていた道。

「イヴ」のモデルとなった美容室があった、前述のビルの3階。

第72話「愛のリハビリテーション」で五代くんと三鷹が「響子のばっきゃろーっ!」と叫んでいた、時計坂駅のホーム(東久留米駅の池袋方面行きホーム)。

なお、東久留米の隣りの清瀬市は人口1000人あたりのベッド数が全国2位(1位は東京都千代田区)という「医療の町」で、蛇足ながら、「愛の骨格」などに出てくる「時計坂総合病院」は清瀬に集中して立地している病院の中のどれかではないか、と考えています。いずれ、機会があれば探ってみます。

また、これと関連して、「一刻館=元・結核療養所説」というのを考えているのですが…まとまりますかどうか(汗

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○おなべさんより補足情報をいただきました。

私もマスター@茶々丸さんと同じくイベントの会場におりました。ほんの数枚の写真を撮影しただけですが,マスター@茶々丸さんが撮り忘れた第7ポイントのみ運良く撮影しておりましたので,お送りさせていただきます。また,そのほかに「美容室イブ」のモデルとなったビルに掲示したあった連載当時の東久留米の地図の写真も合わせて送らせていただきます。誠に勝手ではありますが,平山様のサイトを楽しみにしておられる全国の方々のために,補足として掲載していただければ幸いでございます。
(管理人注:地図はクリックすると大きなものを見られます)