各家・各部屋の間取考察

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(2)千草家(高峰ハイツ)

原作の描写になるべく矛盾のないように千草家のマンションの部屋の間取りを考察してみました(寸法などは考慮していません)。間取りとしては3DKになります。

高峰ハイツ

響子さんの両親は、東京都杉並区のマンション「高嶺ハイツ」504号室に住んでいます。マンション名は第26話「家族の焦燥」の全景が描かれたコマで、部屋番号は第75話「スーツでおつかい」の五代君が訪ねたコマで分かります。部屋のベランダが縦に6つ並んでいることから7階建てと思われます。

第26話「家族の焦燥」
第26話「家族の焦燥」
第75話「スーツでおつかい」
第75話「スーツでおつかい」

ドアを開けると、玄関の西側にはパネルドアで仕切られた台所があり(第26話「家族の焦燥」)、東側は一面が壁である(第75話「スーツでおつかい」、第146話「出たとこ勝負」など)ことが分かります。

第26話「家族の焦燥」
第26話「家族の焦燥」
第146話「出たとこ勝負」
第146話「出たとこ勝負」

そのまま突き当たりのドアを開けるとリビングになります(第148話「やましい関係」など)。リビングにはソファとテーブル、テレビなどが置かれ、北側のキャビネットの上に電話があり、南側はガラスドアに面しています(第75話「スーツでおつかい」、第147話「いきなり管理人」)。
また、第147話「いきなり管理人」で午後3時過ぎに部屋に差し込む日の光の向きから、部屋は南向きであることが分かります。

第148話「やましい関係」
第148話「やましい関係」
第75話「スーツでおつかい」
第75話「スーツでおつかい」
第147話「いきなり管理人」
第147話「いきなり管理人」

リビングの西側のドアを開けると、廊下を隔てて和室があります(第147話「いきなり管理人」)。第146話「出たとこ勝負」で一刻館を家出した響子さんが犬の惣一郎さんを連れて転がり込んだ部屋ですが、和室の東側に押入れがあって廊下は南側には抜けていないことが同話の描写で分かります。

第147話「いきなり管理人」
第147話「いきなり管理人」
第147話「いきなり管理人」
第148話「やましい関係」
第146話「出たとこ勝負」
第146話「出たとこ勝負」
第146話「出たとこ勝負」
第146話「出たとこ勝負」

台所は北側にシステムキッチンや冷蔵庫が配置され、中央が食卓になっています(第147話「いきなり管理人」など)。南側には電子レンジや食器棚らしきものがあり、東側に壁面が見えるので、パネルドアとリビングの間には壁か柱のようなものと通路がそれぞれあるものと推定しました。
西側にある扉については後述します。

第147話「いきなり管理人」
第147話「いきなり管理人」
第147話「いきなり管理人」
第147話「いきなり管理人」

台所西側の扉については、第147話「いきなり管理人」で湯上がりの響子さんの右側に同じデザインの扉があり、台所で話す両親の声がドア向こうから聞こえていることから、台所と洗面所がこの扉で隔てられていると考えることもできます。しかし、それだと台所から和室や寝室(後述)に抜けるのに、大きくリビングを迂回するか、響子さんがバスタオル姿でいるこの場所を通らないといけなくなってしまうため、台所のドアと洗面所のドアは別物で間に廊下があるものと解釈してみました。
また、響子さんが鏡の前に座っているコマで、右側にある扉はトイレと推定しました。

第147話「いきなり管理人」
第147話「いきなり管理人」
第147話「いきなり管理人」
第147話「いきなり管理人」

最後に寝室ですが、第157話「許さん」で響子さんの両親のベッドが並んでおり、第28話「納得しました」などで、響子さんの父のベッド側にドアがあるのが分かります。実は、原作では寝室がどこに位置するかどうしても分からないのですが、構造的に和室の北側のスペースであれば上手く収まりますので、ここに配置しておきました。

第147話「いきなり管理人」
第147話「いきなり管理人」
第28話「納得しました」
第28話「納得しました」

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