皆様からのご意見集

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ハチドリさん(2006年09月19日)
まだ単行本が2巻までしか出ていなかった頃(スピリッツは隔週刊、なぜか笑介の連載が始まった頃)、あまりにヒマだったので「うる星やつら」と同じ作者の「めぞん一刻」を買ってみて、はまりました。貸し本屋でいらなくなっていたスピリッツを買えるところまでさかのぼって買いました。

めぞん一刻のカセットレーベルが欲しくて、小学館の音楽雑誌「(なんとか)パル」もそのためにだけ買っていました。

ところで、「豆辞典」で、めぞん一刻連載前にモデルの建物はすでになかったと高橋留美子さんが言っていた、とありました。
しかし当時、前庭から建物の外観(時計塔まである)何から何までそっくりなアパート(たぶん)が、杉並区の環状八号線と早稲田通りがぶつかるすぐ近く(確か)に実在していました。高校に通う通学路にあったので、毎日「これかぁ」と感激に浸りながら、その前を自転車で通り過ぎたものです。

ちなみに、「一刻館」という名称のアパートは練馬区に実在しています(した?)。こちらはスピリッツ誌上で写真入で掲載されていましたっけ。もう23~24年ほど前の話です。


(管理人より)
一刻館のモデルがなかったことは作者が明言していますから偶然の一致なのでしょうね。写真などがあれば見たかったところです。
「一刻館」襲名がめぞん連載の前だったらすごいですね。連載後には雨後の筍のように全国各地に一刻館やめぞん一刻なるアパートやお店ができたらしいですから。

あなたのソバでさん(2006年08月13日)
単行本4巻の「誤解の方程式」で五代がパチンコ玉を拾おうとして、四谷さんと遭遇した場面。僕にはあれが偶然ではないように思われます。四谷さんは個人で五代の居場所をつきとめて、意図的に遭遇して響子さんと三鷹さんの結婚が間違いだったということを教えにきたのではないでしょうか? 四谷さんはよく五代をオモチャにしていますが、五代が窮地に陥ると影で見守っているように思われます。いかがでしょうか?
(管理人より)
私も可能性は高いと思います。

サクラサキオさん(2006年08月08日)
お久しぶりです。
ドラマ化の話題で盛り上がっているようですね。
私もそれに触発されて久しぶりにめぞんを読み返しました(実はここしばらく封印していました)。
また例によって細かいですが、以前から気づいていたこと、思っていたこと、をいくつか述べさせていただきます。

(1)原作の「沈黙は金ヅル」で、「アケミちゃんいくつ?」と尋ねられた朱美さんが「18」と答えるシーンがあります。
もちろん朱美さんが18歳のはずはありませんが(汗)、これは千昌夫の「アケミという名で十八で」(1973年発売)に引っ掛けたのだと思います。

(2)原作のサブタイトル「青田枯れ」に関して
文化庁の平成16年度「国語に関する世論調査」では慣用句の誤った使用例として「会社が学生を青田刈りする」という言い方を取り上げています。
もっとも「辞書によってはそういう使い方もあると認めている」という指摘もありますが。
で、高橋留美子氏の名誉のためにも、と言っては大げさですけど(笑)、誤用かどうかはともかく、こういう使い方は世間一般に認知されていたように私は思うのです。
つまり「内々定」といった言葉と同じく、一種の”業界用語”だったのではないかと。 しかもこれは単なる学生言葉ではなく就職活動の関係者全般、採用する側の企業、大学の就職担当者などの間でも普通に用いられていたようです。
(どうも高度経済成長時の人材難時代から使われていたらしいです。)
そういう前提があるからこそ、あのタイトル(もちろん青田刈りに引っ掛けた)も扉絵(鎌を持った響子さんと稲穂の上でしょんぼりする五代君)もいかにも高橋氏らしいウィットに富んだものとして生きてくるのではないでしょうか。

他にも何かあったような気もするのですが、とりあえず思いついたものを揚げてみました。
ところでドラマ化を契機に当時を知らない新しい読者も(おそらく)増えることでしょう。
連載開始から四半世紀が経過して、めぞんにもいよいよ「脚注」のようなものが必要な時代になってきたのかも・・
(「めぞん一刻の時代」コーナーなど重宝されそうですね。)
私も気づいたことがあればお役に立ちたいと思っています。


(管理人より)
「企業が、翌年卒業見込みの学生の採用を早い時期に内定すること」
もちろん正しくは「青田買い」で、本来誤用の「青田刈り」も同じ意味で辞書にも掲載されています。
「青田枯れ」という言葉はググってみても、めぞんのサブタイトルしか該当しません。「青田買いの失敗」=「青田枯れ」というニュアンスなのでしょうね。

響子さんファンさん(2006年04月29日)
めぞん一刻の一ファンです。情報共有しようと思い、メールします。
めぞん一刻グッズとよべるかどうか、 管理人 響子さんをラベルにした日本酒が発売されたそうです。ラベルは高橋先生の描きおろしのようです。多くのファンの方に知ってもらえればと思いメールしました。

(管理人より)
情報ありがとうございました。
春・夏・秋・冬と4種類の大吟醸が造られるようですね。

おしるこ、いかぁすかさん(2006年03月21日)
18歳の男です。
昨年の秋に原作を全巻購入して以来もう死ぬほど読み返しましたが全く飽きません。もう完全にはまりました。
となると当然アニメのほうも気になってくるわけで、とりあえずすべて観たのですが・・・
たしかに細かい所でヒットはたくさんあります(テレビアニメなのでラブストーリーであるということをわかりやすくするというのもあったのでしょうが)
しかし全体を見ると五代君が就職浪人していないためにエピソードが前後したりして多少無理があるように思います。
そしてなにより就職浪人したことによる(『桜迷路』にあるような)五代君の焦りというか自分への歯がゆさというかそういう気持ちが表現されていないと思います。
幼稚園をクビになったことも原作ほどの重さを感じませんし。
まあ、アニメはアニメでおもしろかったんですけどね。
そして完結篇ですが、これにはひとつ許せない点があります。
後半で響子さんの五代君にたいする思いが観れてその点ではとてもよかったのですが、この作品における五代君はちょっとなさけなくてまるで大学時代のようです。
結婚式二日前といえば原作においては『桜の下で』のあと(たぶん)であり立派に成長した五代君であるはずなのにこんな情けない姿みたくない、
と思いながら観ていたら、なんと響子さんが帰ってきたシーンで
「音無の家にいって惣一郎さんの遺品を返してきたんです。」
な、なにぃ~?!ということはめぞんで最も重要なエピソードともいえる『桜の下で』がなかったということではないか!(遺品を返すことを五代君が知らなかったということになるので)
この件、管理人さんはどのように思われますか?
(管理人より)
まず、アニメについては、途中で打ち切りになる可能性があったりという大人の事情があるため、エピソードの改編についてはやむを得なかったと思います。むしろ、最終話まで作ってくれたことは十分に評価していいと思いますよ。
(うる星やつらも、らんま1/2も、犬夜叉も原作の途中までしかアニメ化されていないのですから)
完結篇については確かにそうですね。気が付きませんでした。
惣一郎さんの遺品がほかにもあったとか…(^^;
高橋留美子先生が全くタッチしていない、別人の手による作品だとしても設定としてはちょっとまずいですね。

ブロッサムさん(2006年03月16日)
めぞんのファンなんですが、
郁子の家庭教師は数学もやっていたはずです。
xの公式にすりかえて、という場面がありました。
(管理人より)
残念ながら数学をやっていたことは確認できません。
第8話「惣一郎の影」に「だからxを2の公式にすりかえてっ」というセリフがありますが、これは郁子の母が突然部屋に入ってきたために出た適当なセリフであって、この前に「これ三人称だろ、be動詞は…」というセリフがあることから、英語を教えていたことは明らかです。

kentarouさん(2005年04月11日)
めぞん一刻小辞典中のめぞん一刻の時代、楽しく読ませていただきました。
そこで提案というかお願いなのですが、時代を感じさせる物として車はいかがでしょう。
三鷹さんの愛車がこちらのサイトの、三代目シルビアか、兄弟車のガゼールだと思います。
今はシルビアもなくなってしまいました・・・。時代を感じます。同じ車が同じ頃ジャンプで連載していた「よろしくメカドック」/次原隆二著、に出ていました。高橋さんは女性なのに車を忠実に描くのですごいですね。アシスタントさんが描いていたのかな?
他に響子さんのお父さんが車で一刻館に来たり明日菜さんが車に乗っていたりしますが車種が分かりません。
検討していただけたら幸いです。では。
(管理人より)
三鷹さんの車については、メーリングリストや掲示板などでも過去に何度か議論されております。
かなり細かく論じられていたのですが、私自身詳しくないこともあって内容は失念してしまいました。
で、確認してみたところ、原作では日産シルビアS110型前期モデル(1979-1981)で、同型のガゼールとはフロントグリルの形が違うそうです。「キッスのある情景」で「SILVIA」と言う文字がボディーのサイドに書かれています。
ちなみにアニメではソアラです。
高橋先生はスタッフも全員女性ですから、どなたか車やバイクに詳しい方がいたのでしょうね。
響子さんの父や九条家の車については論じられたことがないですね。

Gオサリバンさん(2005年02月03日)
どうもお久し振りです。私の中では数年周期でメゾンブームがくるみたいで、ちょうど今きてるのでカキコみします(笑)。と、言うのは気になることがありまして…

他のサイトでちょくちょく見かけるのが「ソープに行ったくせに“あなたしか抱きたくないんです”なんておかしい」という意見です。(コチラでもありましたね)

う~ん、そうかな? このシーンの私の見解は…

このホテル前のシーンまで、いろいろありました。こずえちゃんへのプロポーズ疑惑、響子さんの家出、朱美さんのラブホテル疑惑、茶々丸での大ゲンカ。

響子さんは電車の中で、数々の疑惑が全て自分の誤解であることはわかってるのですが、それでも五代君に対しての反発心が消えないでいます。五代君は完全に誤解を解いてもらいたい気持ちでいます。まあ二人とも、まだ少し興奮状態にあるのでしょう。(なんせさっきまでケンカしてましたから)

で、五代君は「…好きです響子さん」と正面きって告白。たぶんシラフでちゃんと言ったのは始めてではないでしょうか。でも、響子さんに「なんか誤魔化されてるみたいで」と否定される。そこで五代君は「好きです」より、もっともっと強い愛情表現をしなければならない。で、勢い余って出てきたのが「あなたしか抱きたくない」であると。

つまり、それまでの流れと勢いがあっての会話であって、「ソープ」の事をツッコむような空気ではないと言うことですね。ニュアンス的には「響子さん好きじゃあああ」のシラフで真剣で生々しいバージョンというかんじかな(笑)

まあ、めぞんは読者それぞれの人生や恋愛経験などで解釈が違うので、そこが面白いんですけどね。みなさんはこのシーン、どう思います?


(管理人より)
ソープ問題については、
「二十歳すぎて童貞でいるのは正しくない・・・」とする高橋先生の強すぎる思い(^^)
→大口小夏との童貞喪失が編集部の反対でおじゃんに
→ソープランドでの童貞喪失
というのが、作者の心理(として知り得ること)の全てです。

キャラクターはあくまで作者の産物ですから、高橋先生自身が五代君がソープに行ったことに対する罪悪感や不純さを感じていらっしゃらないとすれば、響子さんや五代君も感じていないということになります。少なくとも作中では「五代君のソープ行き」は一過性のエピソードにすぎません。

あとは我々外部の人間の解釈の問題で、五代君のソープ行きについては、許容できるかどうかの話になると思います。

「あなたしか抱きたくないんです」といった場面については、はずみで口走ってしまった強い求愛表現であることは明らかですから、文字通りに捉えて云々する必要はないと思います(ちなみに、アニメでは「あなたしか僕の瞳の中にいないんです」と言い換えられていますが)。


(*^。^*)さん(2004年06月11日)
皆様からのご意見集を読みました。
スペルバウンドさん(2003年12月26日)の「響子さんは高校卒業から一年半何をしていたか?という疑問」について、私は次のように考えます。
結論から先に言うと、満20歳になるまでの時間稼ぎと思います。
理由
(1) 両親が共に結婚について反対だった
(2) 未成年の結婚には親の承諾(片方だけでも良い)が必要
(3) 20歳以上になれば親の承諾が無くても良い
そして、その間に車の免許や駆け落ち(結婚資金等も含む)費用を稼ぐためアルバイトをして暮らしていたのではないでしょうか?
作中にもアルバイトに励む五代君にやたら「がんばってくださいね」と励ましています。つまり、響子さんも惣一郎さんに同じように「がんばってください」と励まされた経験があるからこそ、五代君と自分(響子さん)の姿を重ねて見ていたのではないか‥‥。
(管理人より)
私も「人物辞典」の「人物の謎」で書いたとおり、両親から「20歳になるまで待て」との指示があり、一時的に職についていたか専門学校などに行っていた可能性があると考えています。

毘沙門天さん(2004年03月10日)
めぞん一刻のことをよくお調べなので驚いています。古い話になりますが、めぞん一刻の連載中、ヒロインの音無響子さんが、「結婚したい芸能人」だったかのアンケートで、ベストテン入りしてしまったことがあったと思います。実在のアイドル達の人気投票を目的とするアンケートだったのに、コミックの登場人物が堂々ランクインしてしまったので主催者側を驚かせたらしいです。今ではこのエピソードも忘れられていますが、考えてみればもの凄いことで、個人的には「力石徹の葬式」事件に匹敵する、マンガ界に語り伝えられるべき伝説ではないかと思います。残念ながら手元に資料が残っておらず詳しいことを忘れてしまったので、詳しいことを調べていただけないでしょうか?
(管理人より)
申し訳ありませんが、私は存じませんでした。何らかの情報をお持ちの方がいらしたら御連絡ください。

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