CHIENMEN CIGARETTES (前門煙草?)の広告ポスターで煙草とは直接関係はないとは思うのですが、ご後室が木犀の花を観に出かける場面(第38回)が描かれています。"耕野″という落款がみえます。
絵の両脇には"紅楼韻事″と題してごく簡単に内容の説明(探春たちが詩社を結成し、ご後室が木犀を観にいった)があり、その下に控えめに煙草のパッケージの絵が・・。
絵として楽しむ要素が大きい広告と言えるでしょうか。
そうそう、6年ほど前に大陸で、中国古典文学名著之一 紅楼夢 中国郵票という切手の本を買ったのですが
「双玉読曲」の切手が入っていなかったのです
もともと入っていないものだったのか店の人にちょろまかされたのかいまだに気になっている次第です
問題の本は95年に広州市内の郵便局で購入したもので、値段は確か300元くらいでした
で、一見カタログのような感じなのですが切手については印刷の上にシートがくっついていて中に本物が入っていました
で、双玉読曲にも、シートがついていたのですが切手が入っていなかったのです
今700元もすることを考えると、入ってなくて当然という気もしなくもないですが、なにせ、シートがついていたので気になって仕方ありません
まあ、すでにないものは仕方がないのですが(買うときにちゃんと確認しなかった私が悪い)、実際のところがどうなのか知りたいので、どなたかお持ちの方がいらっしゃったら教えて下さい。
連環画やビデオも通販やレンタルで入手できる時代になりましたから、是非多くの人に見てもらいたいと思っています。ただしビデオの最後の3巻は見ない方がいいかもしれません(ショックで寝込むから(^^;
わたしも昨年9月に中国へ行って参りました。
残念ながら北京大観園は、時間がなくて回ることができなかったのですが、各都市で関連グッズを手にすることが出来ました。
遊び方が解からないのですが、花花牌というカードは、十中八九、紅楼夢の絵柄のようです。でもどうやら女の子が買って持つ、ゲームではないようなんですけれども…。(誰も教えてくれない)
お土産やさんの隅っこや、市場の雑貨屋で見かけました。色々な絵柄があるようで、わたしが購入したのは書籍紹介のところにも名前のありました、華三川さんの絵柄でした。
日本では無くなってしまいましたが、中国にはまだ美人画というジャンルがあるようで、美人画の技法書などに
紅楼夢のすばらしいイラストを見かけたりしました。
思わぬ発見が沢山あって、おもしろかったです。
でも次回こそ大観園に行くぞ~。
日本語字幕のビデオも見ました。
新宿のTUTAYAに全巻揃いで入っています。
昨年夏頃に入荷したようなので、まだ画像が奇麗です。
日本の源氏物語のドラマ版なんぞと違って、結構凝っていていいですね。黛ちゃん超はまってます。
1つだけこれから中国へ行く方や、中国のお友達と紅楼夢の話をしたいなと思ってる方の為に。
中国に留学している弟の元を訪ねた時のことです。
弟の友達が大学での専攻が中国文学とのことで、紅楼夢の話になりました。その方は中国人なのですが、どちらかと言えば日本に対して好意的な方ではあったのです。それでも、「紅楼夢って途中で途切れているよね」
と言う話をしていて、(もちろん作者の曹雪芹が途中で亡くなったからではありますが)「続きを戦争の時日本軍が持って行ってしまったからじゃない?」と言われてしまいました。中国に関わる以上、こういうこともあるのだなと深く感じています。
私は平凡社の奇書シリーズ・伊藤漱平氏訳のを読んでいるところですが、昨年の暮れ頃黛玉が亡くなる場面にさしかかって、ショック緩和のため3ヶ月中断し、先日やっと再開しました。
読み終えたら、中国に行ったとき購入した中国華僑出版社の上下巻に挑戦したいと思っています。(貴頁を見ながらだったらがんばれそうです。)
意外とたくさんの登場人物が亡くなったり(しかもあっさりと!)、格のある古典文学と思われているわりにすごい悪態・つばをよく吐くのでびっくりしています。
つばの吐き方は相手に対してかかってしまいそうなくらい至近距離なのか?などという点も大変気になります。
中国人の友人に紅楼夢の話をすると、はんで押したように"反封建主義文学・・”というので、教育ってすごいなあ、本気でそうおもってるのかなあと思ってしまいました。高貴な人々の暮らしぶりが読むときのひとつの楽しみであるのに・・。