紅楼夢雑談部屋

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▩もももんさん (2003年10月31日)

紅楼夢知って20年。
何度読み返しても飽きる事はありません。
その度に新しい発見や感動があります。
ところで・・・「曹周本」日本語版はないのでしょうか?
この先日本語訳になる予定もないのでしょうか?
読みたいんです!!すごく!!!
少々高くても買います!
(頁主より)
残念ながら日本の紅楼夢事情を考えると日本語訳本が出る可能性はないと思います。
これが三国志や水滸伝なら需要も大きいのでしょうが・・・

▩紅娘さん (2003年04月04日)

はじめまして。私はまだ「紅楼夢」にハマって一年の新人です。
中学生の時に中国に住んでいて、現地の書店で見かけた「中国四大古典小説」らしきものがあり、「三国志」「西遊記」「水滸伝」と日本でも有名な作品の中にまったく知らない本が一冊――それが私と「紅楼夢」の最初の出会いです(ちなみに児童図書のコーナーだったので「金瓶梅」ではなかったのでしょうね)。「①中国の貴族の生活 ②美人がたくさん ③絶対的な悲恋悲劇」という私が望んだものがすべて詰まっている「紅楼夢」に出会ってからは骨抜きになり、何度も何度も読み返し、大学の進路も3年間意固地に主張した「中国史」からコロッと「紅楼夢」に切り替えてしまいました。
このHPは本当に素晴らしいです!かなり「紅楼夢」読解の役に立つので大感謝です(^^)ここのお陰で「紅楼夢」のテレビドラマ版を知り、DVDを見て大泣き&感激しまくり、もっと骨抜きになってしまいました(笑)。今はVCDの36枚組を見てます。字幕がないからまったく意味不明ですけど、物語は全部頭の中に詰め込んであるので雰囲気でつかんでます(たまにつかみきれない…)。
ここで質問なんですけど、私が持っている36枚組VCDはピンクのではなく赤い(「“紅”楼夢」だから?)プラスティックの箱に入っているのなんですが、ところどころカットしてあるようで「探春悲別」において探春が回想している「白海棠を詠える」という場面が抜けているんです。これは本来(?)のVCDにはあるシーンなのでしょうか?よろしければ教えてください。
テレビドラマの中では過去の回想シーンが度々出てきますが、この「白海棠~」の場面だけは過去にないシーンだったので・・・。
あと、私が見たDVDというのはコニービデオから発売されている日本語字幕付の四枚組みの方で、「探春悲別」というタイトルになっていました。もちろん、「白海棠~」の場面は回想のみでした。
VCDとDVDを見比べると、DVDの方は抜粋版なのでしかたがないのですが、VCDも微妙に細かくカットされているようで、そういえば衛若蘭もでてきませんでした(これはかなり残念だった)。
(頁主より)
はじめまして、よろしくお願いします。
調べてみたのですが、VCDに幾つバージョンがあるのかはよく分かりませんでした。すみません。

▩たるばがんさん (2002年12月08日)

はじめまして。『紅楼夢』の存在は知りながら、何年も読まないできた者です。
中国の留学経験もありますが、紅楼夢に関しては「源氏物語と対照的に扱われる恋愛物語」という意識でした。初めて『紅楼夢』について知ったのは1994年に初めて山西省に留学したときで、留学先の漢語の先生が文学好きだったこともあって、その話が出ました。ただ、その頃、「ホンローモン」と先生がさらっというのに対し、全くこちら学生が反応を示さなかったので、どういう物語か説明されたような気がします(全然覚えてないんですけどね)。中国に旅行されたときに、バックパッカ-の人たちで『紅楼夢』を知る人が皆無だったので悲しかった、というような経験をされたということですが、留学生にしても、中国語または中国文学を大学で専攻している人ならいざ知らず、私のように大学で第2外国語でしか中国語をやっていないと、あまり授業で古典を紹介することもないことから、知らないのも仕方ないことかもしれません。
帰国して大学を卒業してから、会社で中国人の同僚と仕事していたときにも、なにかの冗談を言うときに、紅楼夢の登場人物が出てきていたので、「おお、ちょっとした話にも出てくるとはすごいなぁ」と妙に感心していました。それも、マレーシアの華人の人と、中国の人がその話題で笑えるのですから、国は違ってもこの作品を共有しているのだと感心したものです。
そこで私も読まなければなぁと思い続けながら読まずに時は過ぎ、今回、上海の人と接することがあって、そのときに『紅楼夢』の話題が出たので、今度こそ読もうか、と思いました。(その方は、紅楼夢の研究をされている方ではありませんが、中国文学について日本で留学中に論文を書いていたことがあり、紅楼夢は何回も読んだといっていました。)そこで、どんな本が読みやすいかなどの情報を集めてネットで調べていたところ、こちらのサイトに辿り着いた次第です。思ったよりも読む量が多そうで、来年の頭に中国赴任する予定もあり時間もないので、差しあたって『ザ・紅楼夢』を読むことにしました。 今日、東京池袋のジュンク堂書店に行って探してみたのですが、本当に中国古典のコーナーに一冊も『紅楼夢』の名のつくものがなく、日本では認知度が低いのだなぁと思いました。
とりあえず、中国人の話に少しでもついていける教養として読みますが、なにかありましたら、またメールいたします。
(頁主より)
紅楼夢については、世界史の授業などで言葉だけは習っても、中国文学を専攻された方以外はあまり馴染みがないというのが実情だと思います。中国の方に日本の事情を告げると驚かれるようです。
三国志や西遊記の故事成語が日本でも日常会話に使われているのと比べると、紅楼夢がいかに歴史的に軽視されてきたかと思います。「ザ・紅楼夢」は、内容的にはかなり端折られています。たるばがん様は中国語が堪能なようですので、中国に行かれてからでもVCDを買い求められてご覧になってみてはいかがでしょうか。

▩上関さん (2002年12月8日)

「紅楼夢」の事は、中国人の友人から話しを聞き、電視連続劇版のVCD(36枚組)を貸して貰い、言葉も解らないままに見てからは、すっかり虜になっております。
さて、既にご存じかも知れませんが、最近?、コニービデオからDVD3枚組も発売されました。注文したばかりで、まだ手元には有りませんが、HPにお書きになっている「紅楼夢特選集」(上篇・中篇・下篇)というビデオもコニービデオから発売されています。ビデオ全12集の総集編(というより抜粋版)で日本語字幕つき・各巻90分・各3500円(税別)です。」と同じ内容で電視連続劇版の抜粋版です。同社のHPにも広告が出ております。
情報更新のお役に立てば幸いです。
(頁主より)
DVD3枚組については、発売前から情報をつかんでおりまして、掲示板上でも話題にしておりました。
こちらを見ると、やはり「特選集」なのですね。私自身は特選集はVHSで所有していますし、常連の方々もVCDやビデオなどで所有されている方が多いもので、敢えて食指が伸びなかったのかもしれません。それでも、セットで購入すると結末の3話が入った特典ディスク1枚がおまけでつくという点が、あえて言えばセールスポイントなのかなと思っていました。おっしゃられるとおり、「抜粋版」なので、内容が断片的になっていて、初見の人にはつらいかなと思います。

▩Hydeistさん (2001年07月28日)

メールをありがとうございました。では今回はTV版連環画について書かせて頂きます。これはまさにテレビの紅楼夢の映像を、昔の連環画の形でまとめてあります。全13集で赤い箱に入ってます。表紙はカラーの写真ですが、中は白黒です。
でも見やすく出来てます。1987年に广播電視出版社から出ました。多分内山書店さんで1980円で買いました。
先日の講座で先生に著作集についてお聞きしましたら、10月に出るという事でした。あと改訳についてもお尋ねしましたが、具体的な出版時期などは未定で交渉中という事でした。企業秘密だそうです。でも楽しみですね~~。
(頁主より)
さっそく連環画の情報ありがとうございました。電視台も商魂たくましかったのですね。
著作集は何度汲古書店に尋ねても不明ということでしたので、貴重な情報ありがとうございました。これ以上伸びないといいのですが(^^)

▩Hydeistさん (2002年07月21日)

私も本格的な講義を伊藤先生から受けた事はありませんで、たしか中国文学史の講義だけでした。
紅楼夢日記は1987年、河南教育出版社から出ました。改琦の黛玉の絵の箱に入ってまして、日記の部分の端に十二釵の絵やら切り絵、トランプのイラスト、判詞、人物評、ゆかりの判子、お茶や料理の説明、そして映画やTV、伝統劇で紅楼夢を演じた俳優さん達のサインなど関連の物が印刷されてます。また、後ろの方には物語の紹介、登場人物、詩詞の鑑賞、雪芹の年表紅学の事、大観園の事、そして紅楼夢クイズまでついている、お得な日記帳です。間には劉旦宅氏の十二釵のカラーイラストも有ります。このイラストは切手の絵とは違うようです。まさに紅楼夢日記と銘打つにふさわしい東西ですね~。
次回はTVの紅楼夢の連環画と紅楼夢台暦の説明をさせて頂きたいのですが、そのデータはお持ちですか?
(頁主より)
いただいた情報の品々、私は一切持っていません(^^;
中国でも紅楼夢グッズは流行り廃りが早いようで、少し時機を逸すると入手不可能になってしまうようですね。
ということで、TV版連環画と紅楼夢台暦の情報もお持ちしております(^^)

▩rinさん (2002年07月12日)

メール返事ありがとう、日本で紅楼夢を多くの人々に愛讀されてすごくうれしい。実は私何度紅楼夢を読んだことがありますけど、でも最初から最後まで全部読み終わることは一度もありません。びっくりするでしょう。なぜというと、紅楼夢は全部曹氏書いたものではないから。80回までの部分は大好き何度読んでもあきらめないが、後高氏書いた40回はあんまり面白くないと思ってだんだん進んでいく気がなくて随分中途半場になった。前の80回は色彩あり、登場人物は性格鮮明、肉もあり骨もあるといっていいでしょう。物語の筋もはっきり捕らえる。この部分を読むと、何とか歌のように『人生いろいろ、男もいろいろ、女だっていろいろ咲き見たれる』とすばらしいと思う。
(頁主より)
紅楼夢の81回以降を読まないという人は多いようです。
後40回を書いたのが高蘭墅かどうかは分かりません(曹雪芹が最後まで書いたという説もありますね)が、躍動感も華麗さも緻密さも前80回に及ばないと思います。でも紅楼夢の結末はあれしかないわけですから。私は何度も泣きました(^^)

▩Hydeistさん (2002年07月07日)

大観園についてお調べ頂いたようで、お手数をおかけしました。今、伊藤先生は湯島聖堂で紅楼夢の講座を受け持たれてますが、よそ事も多く紅楼夢についてが、最後の5分~という時もあり大学の講義とはやはり違いました。でも先生も、宝・黛が西廂記を読んでいる切手をお持ちで、回して見せてくださいました。誰が一番お好きですか、とお聞きしましたら、「そういう事は言わないことにしてます」とおっしゃられて、ビックリいたしました!てっきり黛玉の名前が出ると思ったんですが。きっと登場人物皆に愛着をお持ちなんですね。私のようにミーハーなお気持ちではないんですねー。
私は紅楼夢の内容を熟読というより、グッズ集めに力を入れてきたように思います。紅楼夢日めくりやら紅楼夢日記とかを買ってはニンマリしてました。今では内山書店さんから紅楼夢関連の物が入荷すると教えて頂けるようにまで出世?しました。
(頁主より)
伊藤先生の講義を直接お聞きできるとはうらやましい限りです(^^)
ところで、紅楼夢日めくりとはどんなものですか? 紅楼夢日記とは? 私もグッズ情報には興味津々ですので是非お聞きしたいところです。

▩Hydeistさん (2002年07月06日)

こんにちわ、初めてメールさせて頂きます。
最近パソを購入しまして、こんなに素敵な紅楼夢のHPの存在を知って、感激しております。
日本ではマイナーだと思っていた紅楼夢ファンが沢山いらっしゃるんですね~。なんだか嬉しくなりました。人気投票などもあって、紅楼夢を楽しむ企画満載ですね。3年前に上海大観園に参りまして、お人形の写真を沢山撮ってきたんですが、今は無い事を知り驚きました。行ってて良かった~と思いましたね。園内で通りすがりに中国人のおじさんが、越劇の一節『天から来たか、林妹妹~』と歌っていたのを聴いて、上海にいるんだなー、と実感したものです。オプションで個人で行ったので時間がなかったのが残念でした。売店でプラスティックのちゃちな通霊宝玉を買いました。寶姑娘の金鎖はありませんでした。でも売れないとみえて埃だらけでしたよ。まだ北京には行った事が無いので是非行きたいですね~。ところで、大観園はタイカンエン、ダイカンエンのどちらでしょうか?今までダイと読んでいたのですが、伊藤先生はタ、とおっしゃてましたので、疑問に思い始めまして。
(頁主より)
大観園の読み方ですが、私も当り前のように「だいかんえん」と読んでいたので、メールをいただきまして初めて気づきました。
文庫本では大観園に読み仮名がある部分を見つけられなかったのですが、松枝先生が訳文と解説を書かれた画本紅楼夢では「たいかんえん」となっていました。伊藤先生と松枝先生が共におっしゃっている以上、これが正しい解釈なのでしょう。
ただし、旅行ガイドブックで北京・上海の大観園を見てみますと、多くのものはダーグワンユエン(daguanyuan)と北京語読みが書かれていますが、地球の歩き方では「だいかんえん」となっていました。

▩rinさん (2002年07月02日)

突然のメールで、失礼ですが日本留学中の中国人です。日本の小説源氏物語が来日前にすでに読んだんですが、でも、その時面白いと思わなかった。来日後日本語と日本文化の勉強につれて、不思議な面白い物語と感じがだんだん強くなってきた。私は文学専攻ではなくて、でも、紅楼夢とか源氏物語りとか結構好きです。つい最近「紅楼夢と源氏物語り」の共通点と違うところにいろいろ考えましたが、なかなかまとめできなくで、先生の意見が聞きたいですがよろしくお願いします。参考できる本や雑誌やあれば、教えてください。ご迷惑になりまして、申し分けありません。
(頁主より)
紅楼夢と源氏物語の比較ですが、書籍としては、日本にはもともと紅楼夢を論じた本が少なく、私は紅楼夢と金瓶梅の比較は読んだことがありますが、源氏物語との比較をしたものは読んだことがありません。
ただし学術論文としては幾つかが出ているようです。松上廣さんのサイトに一覧がありますので、大学などで問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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