簡約「紅楼夢新補」

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あらすじ] [簡易年表]
(2)簡易年表(第81~110回)

出来事のあとの( )は回数を示しています。

時期出来事根拠
宝玉15歳
迎春が孫家に戻り、孫紹祖に罵倒されて病床に伏す(81)
某日、紹祖、賈芹に借金と引き替えに小尼を借り受ける(81)
翌日、紹祖、酒宴に小尼をはべらせて痴態を尽くす(81)
某日、紹祖、役人に踏み込まれ、逆に賈家を告訴する(81)
宝玉16歳
1月 11日、賈政、済南府の知事に昇任する(81)
王夫人、元春妃より宝玉と宝釵の結婚について打診される(81)
某日、黒山村の荘園が強盗に襲われる(81)
数日後、来昇が黒山村に着いて検分する(81)
数日後、来昇が烏進考を連れて帰り、賈珍の問責を受ける(81)
明記
2月 10日、賈珍の誕生祝(81)
宝玉、賈芸から賈薔と齢官の件を聞く(82)
宝玉、黛玉の掛けた「夷犹図」を見て「竹石図」を描く(82)
宝玉、雪雁の作った剪紙を褒める(82)
某日、湘雲の誕生日で姉妹たちが顔を揃える(83)
宝玉が借りてきた「聖教序」を鑑賞する(83)
湘雲、詩会で「十独吟」の作成を提案する(83)
香菱危篤との連絡を受けて散会する(83)
王子騰夫人、ジャワ国で国妃を求めているとの話をする(83)
同夜、香菱が亡くなる(83)
某日、探春がジャワ国への降嫁の対象に決定する(84)
明記
3月 2日、探春の誕生祝。賈母が親戚中を招く(84)
4日、侍書と翠墨が趙氏にかみつく(84)
5日、大観園で探春送別の宴を開く(84)
6日、清明節。探春、ジャワ国に向けて発つ(84)
某日、煕鳳、賈璉の不在中に彼が隠していた多姑娘の髪と爪を見つける(85)
某日、賈璉が出張より帰り、煕鳳といさかいを起こす(85)
小紅、巧姐を使って二人を和解させる(85)
某日、賈雨村、自身の誕生祝の最中に参内を命じられる(86)
数日後、賈政が帰京と謹慎を命ぜられる(86)
探春の誕生日(3/2)
4月 賈雨村、甄家に関与した罪で左遷される。栄寧邸は無関係とされる(86) 「一ヶ月後」と明記
某日、姉妹たちが黛玉の見舞いに訪れる(86)
宝琴、各地の名勝について語る(86)
黛玉、江南の詩を作る(86)
迎春死去の報が届く(86)
7月 6日、柳湘蓮帰京の報を聞いて宝玉が北王府を訪れんとす(86)
出くわした小紅、北王府の出事を知っていたためこれを留める(86)
賈璉、何者かの策謀と推定する(86)
7日、姉妹たちが瀟湘館に集まって乞巧を行う(87)
宝玉、王夫人に大観園から出るように命じられる(87)
同夜、宝玉、園内を散策して名残を惜しむ(87)
8日、黛玉、思い悩んで病を悪化させる(87)
9日、宝玉、園を出る。通霊玉を紛失する(88)
数日後、王太医、黛玉が精神疲労によるものと診断する(88)
宝玉、賈母に黛玉も一緒に園を出すように提言する(88)
煕鳳、賈母に宝玉と黛玉の婚儀を提案する(88)
王夫人、宝玉の婚儀は「賜婚」であることを告げる(88)
これを立ち聞きした雪雁が話し、黛玉の容態が急変する(88)
数日後、宝釵、瀟湘館に移り住んで黛玉を看護する(88)
数日後、黛玉、宝玉に遺言を残して逝去する(88)
7日後、賈政、工部に左遷され帰京する(89)
賈母、黛玉の柩を江南に送る際に林如海の財を遠戚に返すよう指示する(89)
翌日、賈赦ら、既に使い果たした如海の財について対応を協議する(89)
賈璉の案で、家奴を解放して金を工面することに(89)
数日後、賈政と賈璉、評判の易者に通霊玉の所在を尋ねる(89)
乞巧節(7/7)
9月? 黛玉の四十九日、宝玉、「酸苦辞」を書く(89)
翌々日、賈蓉・賈芸・紫鵑・雪雁ら、黛玉の柩を守って江南へ発つ(89)
某日、湘雲、賈母の見舞いで栄国府を訪れる(91)
「重陽はすでに過ぎ」
某日、賈芸と紅玉が結婚する(90)
某日、智能児、林之孝一家と共に江南に帰る(90)
某日、煕鳳、通霊玉の捜索に着手。賈環を疑い身辺を探らせる(90)
数日後、煕鳳、賈環が雪の下に隠した通霊玉を発見する(90)
翌日、賈環、賈璉に追及され、通霊玉を盗んだことを白状する(90)
数日後、賈政、賈環を邸より追放する(90)
某日、宝玉、湘雲に、衛若蘭に金麒麟を譲ったことを告げる(91)
(湘雲の婚約相手が衛若蘭であったことがここで明記)
翌日、宝玉、馮紫英の宴に招かれ、若蘭の弓の腕前を披露される(91)
数日後、衛家、北静王府に連座して都を追われることになる(91)
数日後、衛家、若蘭と湘雲の婚約破棄について賈母に打診する(91)
賈母、煕鳳に湘雲の意向を尋ねさせる。湘雲、これを拒む(91)
某日、賈政、家政を執ることを決意する(92)
煕鳳、頼大らの意見を容れて大幅な人員整理を行う(92)
某日、宝釵・宝玉・湘雲、大観園を散策する(92)
宝釵ら、黛玉の詩稿の整理に取りかかる(92)
某日、梅翰林一家が帰京するとの報が届く(宝琴の結婚が決まる)(93)
賈母、賈政らに宝玉と宝釵の賜婚を進めるよう伝える(93)
翌日、王夫人、李未亡人に媒酌の労を依頼する(93)
襲人、藕官の例を出して反発する宝玉をやりこめる(93)
王夫人、宝玉に婚儀のことを伝える(93)
数日後、元春妃が婚儀の日を定め、祝いの品を届ける(93)
某日、李紈、賈蘭に詩の講釈をする(93)
翌日、岫烟、栄国邸を訪れ、湘雲と共に櫳翠庵に妙玉を訪ねる(93)
賈母、結婚式の品を検分する(93)
11月 26日、宝玉と宝釵の婚儀が執り行われる(94)
宝玉と宝釵、夜を徹して姉妹達の詩について議論する(94)
27日、宝玉と宝釵の大礼(94)
明記