聖地探索編

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以下の光景に見覚えのある方はメールフォームへ情報をお寄せください。
(1)金白館

響子さんと五代君が能登半島を縦断した末に出会ったのが金白館ですが、原作の雰囲気に該当するような温泉街は能登半島には見つかっていません。或いは作者が訪れたことのある、全く別の温泉地をモデルとして使用した可能性もありそうです。

響子と五代が出会った温泉街
響子と五代が出会った温泉街
金白館
金白館

(2024年4月10日加筆)
Googleストリートビューなどで詳細な検証が可能となり、高橋留美子先生が実際に足を運んだ広島県尾道や能登には、この温泉街のモデルとなった風景はないとほぼ断定できるようになりました。一方、金白館のモデルは、個人的には珠洲市真浦町の「能登観光ホテル」が有力候補と考えています(→金沢・能登ルポを参照ください)。


(2)結納・結婚式場

三鷹さんと明日菜さんが結納をしたのは帝国ホテルであることが分かっていますが、三鷹さんと響子さんが見合いをしたホテルは未だ特定されていません。建物に書かれた「HOTEL NEW…」の文字はヒントになるのでしょうか?
いっぽう、五代君と響子さんの結婚式場は専門の式場のようですが、モデルはどこでしょうか?

三鷹と響子が見合いをしたホテル
三鷹と響子が見合いをしたホテル
五代と響子の結婚式場
五代と響子の結婚式場

(2002年06月16日加筆)
ゆうたさんの情報によれば、三鷹さんと響子さんが見合いをしたのは「ホテルニューオータニ」だそうです。作中に登場する噴水のある日本庭園がニューオータニのそれであることはポチさんのHP等でも紹介されていましたが、建物についても、大改装前のニューオータニであるとのことです。

(2008年12月27日加筆)
usataroさんのブログにて、五代くんと響子さんの披露宴会場は東京都文京区の「椿山荘」ではないかとの提言があり、実際に行ってみました(有楽町線の江戸川橋駅から江戸川公園を横切って冠木門まで徒歩10分強、庭園には無料で入ることができます)。原作との比較はこちらになります。
左側が椿山荘プラザ、右側が椿山荘タワーになりますが、どうも建物の描写はだいぶ異なるようです。もちろん、これをモデルに高橋先生がアレンジした可能性もありますが、原作後半は実景をそのまま描写しているものが多いので、敢えてアレンジする必要があるのかという疑問が生じます。したがって、今回は「可能性あり」という判定にとどめておきたいと思います。


(3)惣一郎さんの菩提寺

惣一郎さんの菩提寺は「菊と積木」と「桜の下で」に出てきます。東久留米市の大円寺がモデルとの説もありますが、やはり雰囲気が違うようです。原作の終盤であることから作者の住む練馬近辺のお寺ではないかと思うのですが。

菩提寺
菩提寺

(2001年11月25日加筆)
時計坂のモデルは東久留米市とされていますが、物語後半は作者が居を移した練馬区の風景が入ってきていると言われます。らんま1/2には東大泉の風景がよく使われていることから、めぞんにも使われている可能性は高いと思います(練馬高等保育学院も東大泉のすぐ近くです)。というわけで「惣一郎さんの菩提寺は練馬にあるのではないか」との勝手な仮説を立て、東大泉近辺の寺院(妙延寺・妙福寺・本照寺・善行寺・法性院・教学院)を調べてきたのですが、結果は全滅でした(T^T) また出直します。

(2005年11月13日加筆)
高橋留美子さんの実家のまわり、つまり新潟市古町通や西堀通には寺院が多く、実家の菩提寺や小さいことから馴染みのある寺をモデルとして使ったのではないか、と考えるようになりました。
優駿さんから「惣一郎さんの菩提寺は浄土真宗の寺」との御指摘がありましたので、新潟市西堀通の浄土真宗の寺(本明寺・泉性寺・蒲原浄光寺・真宗寺・伝教寺・勝楽寺・勝念寺・正福寺・浄泉寺・光林寺・北山浄光寺・超願寺・真浄寺・本浄寺)を調べてきました。残念ながらモデルであると断定できる寺院を見つけることはできませんでしたが、この中では一番近いと思われた正福寺(本殿ではない建物)の写真をこちらに置いておきます。
なお、調査にあたり、「発見!新潟島西堀通り寺めぐり」のサイトを参考にさせていただきました。


■□■注意■□■
ここでは便宜上原作のスキャン画像を使用していますが、著作権を侵す意図はありません。不都合がある場合は早急に対処させていただきますのでご連絡ください。