「マフ等、あげます」(第2巻part11)によると一刻館の家賃は2万円です。住人は後から引っ越してくる二階堂を除くと、一の瀬、四谷、五代、六本木朱美の4人ですから、家賃収入は8万円にしかなりません。
響子さんは内職もパートもしてませんし(少なくても作品中では)、総てを自分の収入としても物価の高い東京ではたしてこれで食べていけるのでしょうか?
家賃を払わなくていいし、響子さんは質素な生活してるから大丈夫とも言えない事もないですが、それでもテニススクールに通っているし、高そうな服を何着も所有しています。そもそも一刻館の度々の修繕費用はどこから出ているのでしょうか?大体、住人が4人しかいてないのに管理人を置くこと自体不自然です。
私見では一刻館の運営は音無のじいさんの道楽兼慈善事業で、以前の管理人の爺さんも響子さんも、音無の爺さんから家賃収入以外に補助をもらっていたと考えているのですが。爺さん、太っ腹(笑)!
管理人さんはどうお考えでしょうか?
次に、住人があれしかいないアパートに管理人を置くことについて。第147話「いきなり管理人」で、響子さんが出ていったあと、一刻館はスラムと化し、訪れた音無老人が「このままでは人が住めんようになってしまう」と言っています。たぶん、同じことが前にもあって一刻館から管理人を外すことはできなかったのでしょう。なんせ、あの人たちですから(笑)
響子さんの場合は、維持費や生活費でほぼギリギリの金額と思われます。
「一刻館の思いで」では惣一郎さんの保険金を運用(定額貯金など)して生活費に充てていると考察しており、おそらく事実でしょう。大がかりな修理もたびたび行われるわけでないし、当時の高金利を考えると利子でもまかなえる額かと思います。
音無家からは当然補助を申し出たでしょうが、響子さんがそれを受けたかどうかは微妙なところですね。管理人就任については響子さんが自ら申し出たはずですから、前例がなければ援助は断ったんじゃないかなと思っています。
先週末にその友人の家でパーティをしてるときに「日本にはめぞん一刻のWebサイトがないのか?(アメリカにはないそうで、、)」と聞かれて探しているうちにこのサイトにたどり着きました。情報量が半端じゃないので感心しました。友人はけっこう日本語がわかるのですが、やはり難しい部分は翻訳が必要で必死で横について訳してあげました(笑)このサイトで日本版の何話かが英語版に収録されていないことを知ってかなり怒ってました。
英語版の翻訳はアメリカで発売されている日本の漫画にしてはうまく訳されていています。ただ「擬音」がやはりおかしくてしっくりきません。。。その友人になぜめぞん一刻が好きなんだ?と聞くと「日本の漫画はいろいろあるが、この漫画はストーリーがすごく親近感がわくし、日本人の実生活が描かれている数少ない漫画だ、それにSF関連も妖怪も何一つ非現実的なものが登場しないのもいい」といってました。なるほどと思いました。