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ほーめい様ありがとうございます。ついでに差し支えなければ教えていただたいのですが、どのような参考書や辞書を使用して中国語を勉強されたのでしょうか。そして、どのくらいの期間勉強した後に、辞書をひきながら白話小説の原書を読んで「泣き笑い」ができるようになったのでしょうか。私は学生時代にフランス語を専攻し、他に、ドイツ語、アラビア語、ロシア語などをかじりましたが、アジア系諸語についての学習経験がありません。中国語は、ヨーロッパ諸語のように、名詞の格変化や動詞の活用といった煩雑な語形変化がなく、また、漢字表記というのが魅力ですね。
ほーめい様、ご丁寧にありがとうございます。まずは普通話のマスターということですね。そこで思い起こされるのは、江戸時代の戯作者・曲亭(滝澤)馬琴です。馬琴は「水滸伝」「金瓶梅」「女仙外史」等の白話小説を読みこなし、それをネタにして「八犬伝」等の長編小説をものしましたが、どうやって中国語(当時は北京官話でしょうか)を勉強し、白話小説を読んでいったのでしょうか。明治時代では文豪・森鴎外。自伝的私小説「ヴィタ・セクスアリス」の中で、「肉蒲団」のことを「けしからんわいせつな本」と評しております。また、「青年」でしたか、「雁」でしたかの冒頭部分で、主人公が神田の本屋で「金瓶梅」の原書を買い求めています。山東方言がふんだんに出てきて中国人でも読みにくい「金瓶梅」を読むとは、明治人の教養がただならぬものであったことが伺えます。馬琴にしろ鴎外にしろ、幕末明治の知識人階級は、幼少の頃から漢文に親しんでいたおかげで、白話の場合、読むだけなら力わざで何とかなったのでしょうか。内山書店や東方書店で白話小説の原書をいくつか購入しましたが、注釈が全くといっていいほど施されていないことには驚きました。現代の中国人は、どういう感じで読んでいるのでしょうか。夏目漱石が古典にカテゴライズされつつある日本語と異なり、中国語はそれだけ変化が緩やかな言葉であるということなのでしょうか。最後に。大陸中国の1元は、邦貨にすると何円になるのでしょうか?またもや長々と失礼いたしました。
まずは、挨拶代わりに、1月21付読売新聞日刊第6面に掲載されていた記事を紹介したいと思います。「肌の露出多すぎる!?紅楼夢大胆漫画化」というタイトルです。曰く、「原作120回分の内容を忠実に12冊に収めた。小中学生が主な読者層だが、現代的なタッチが異例だ」。出版元は「紅楼夢連環画」と同じ中国画報出版社。神田の東方書店に照会したところ、「当店では取り寄せ扱いになる。正式なタイトルは、「十二集新経典 漫画紅楼夢」で、邦貨だと1冊約700円、12冊セットだと約8,400円になる」とのこと。「十二」というのは、「金陵十二」を意識してのことでしょうか。新聞記事には表紙や見開きの一部が掲載されていますが、日本人受けしそうな絵柄、別の言い方をすれば、中国では物議をかもしそうなタッチです。挨拶が長くなりました。私は学生時代に、長期休暇を利用して、平凡社中国古典文学大系の「水滸伝」「三国志演義」「西遊記」「平妖伝」「三侠五義」「児女英雄伝」などは読んだことがありますが、「紅楼夢」と「金瓶梅」については、上・中・下巻中の上巻の最初の方で投げ出してしまった。しかし、最近になって、故・松枝茂夫先生の「松枝茂夫文集」(研文出版)や「中国文学のたのしみ」(岩波書店)や、岡崎由美先生の「漂泊のヒーロー」(大修館書店 あじあブックス)などを読んで、紅楼夢を含めた中国の旧白話小説に再び興味がわいてまいりました。このようなサイトと掲示板にたどりつき、同好の方が沢山いらっしゃることを知り、大変うれしく、かつ頼もしく思っております。日本語に翻訳されていない旧白話小説は山ほどある、内山書店や東方書店で原書を購入し、それを読破していきたいというのが私の夢です。大木康氏の「中国近世小説への招待」(NHKライブラリー)の冒頭箇所で、「現代中国語の勉強が白話小説を原文で読むための最高の武器になる訳です」、「白話小説を読むためには、どうしても中国語の勉強が必要になる訳です」、「(紅楼夢の原文を引用した後)紅楼夢の文章が現代中国語の知識によって読める、というよりむしろ、現代中国語の知識がなければ読めないことがおわかりいただけるかと思います」、としきりに力説されています。そう言えば故・松枝先生も、「中国では高校生くらいの年頃なら、紅楼夢を気軽に読むことができる」とおっしゃっていたような。さて、この「現代中国語」とは「普通話」のことであると考えてよろしいのでしょうか。同じ白話小説でも、金瓶梅は山東方言がふんだんにでてくるので、そうはいかなかのでしょうね(山東方言とは、普通話とはもちろんのこと、上海語とも異なるのでしょうか)。普通話を勉強するとしたら、「CD付 中国語の入門」(白水社)を使用するつもりでいます。その後、「名作シリーズ 中国古典白話小説選」(東方書店/絶版)で腕ならしをして、白話小説のテキストに挑戦したいと思っています。問題は辞書ですか。旧白話小説の語彙を研究して収録した専用の辞書というのはなかなかなさそうで。「君子は怪力乱神を語らず」、白話小説を書くことも読むことも感心できないこと、江戸時代の上田秋成の読本「雨月物語」の序文に、「紫式部は「源氏物語」をものしたたため地獄の業火に焼かれ、「水滸伝」を書いた羅貫中の子孫は三代にわたって口がきけなかった」といった趣旨のことが記されていますが、現在の中国にもこのようなメンタリティーが残っているということでしょうか。日本に置き換えると、コミックやアニメに出てくる言い回しを集めた辞書が出来るとは考えにくい、ということになるのでしょうか。当座は、収録語数10万語くらいの中日辞典や、「グッズ」欄に出てくる辞書を利用するしかないのでしょうか。新入りのくせに長々と書き連ねてしまいました。放言多謝。今後ともよろしくお願いいたします。
中国ではありませんが、京都とインドを舞台にした中年ラブロマン。長編『曼陀羅』よく読まれています。作者はまだ執筆中。
平山さん 皆さんあけましておめでとうございます今年も宜しくお願いいたします。近頃慌しくて、年始のご挨拶も今になってしまいました。これでは旧正月のご挨拶にした方がよかったかも。こちらの掲示板を見て、随分と書き込みをしていないのに気がつきました。自分のHPの更新もさぼっていて、だめだなあ、と思う今日この頃です。先だって仕事でシンガポールに行って、紅楼夢の映画のVCDを見つけました。1961年の作品のようです。見たらまた報告がてらの書き込みをしようと思っています。2002年2003年と二年続けた北京旅行も昨年は出来ず(SSさんの書き込みを見て、正定県の栄国府に行きたくてたまらないのですけど)、私の紅楼夢熱も沈みがちですが、大陸では新版のテレビドラマ紅楼夢の撮影も始まっているはずだし、アンテナだけは張って行こうと思っています。しかしながら昨今話題の韓国ドラマを見るにつけ、恋愛小説(ドラマ)の基本は三角関係、または四角関係なのだと思うこの頃です。
『紅楼夢の殺人』を読んで、紅楼夢に興味を持ちました。こちらのサイトを参考にさせていただいて、今日さっそく『紅楼夢』(岩波文庫)を全巻一括購入。(偶然にも、よく行く古書店にそろっていたのです)これから読破目指して頑張ろうと思っています。一言お礼を言いたくて、書き込みさせていただきました。ありがとうございました。(月)
2004年も残り数時間となりました。今年も更新停止のような状態が続いてしまい申し訳ありません。訪中も計画していたのですが、実現できませんでした。更新する材料は少しずつ集めていますので、いずれきちんとさせていただくつもりです。それでは皆様よいお年を!
お久しぶりです。いきなり宣伝ですが。夏目漱石のデビュー百年を記念してソウセキ と ソウセッキンというエッセーを臨時ホームページに載せました。実際の所は知りませんが、個人的には夏目漱石がペンネームを決めた時、曹雪芹(当時の日本語発音でソウセッキン)が念頭にあったと信じています。どんなものでしょう?
皆様、こんにちは。2ヶ月の中国旅行を終えて、帰国しました。以下、今回行ってきた紅楼夢関係の観光地についてご報告します。・ 南京曹雪芹記念館 8月初めに行ったところ、烏龍潭公園は改修工事で1ヶ月の閉園中! あと10日以上も待てないので、あきらめました。実は、7年前に行った時も同じ目に遭ったんです。7年毎に工事するんでしょうか???・ 北京曹雪芹記念館 北京植物園の入場料5元のほか、記念館にも入場料5元が必要でした。初めてなので断言はできませんが、最近きれいに改修したのだと思います。展示もなかなか充実していて、中国人客も熱心に見ていました。植物園もきれいなので、お天気のよい日に時間をとって、ゆっくり行かれることをおすすめします。・ 恭王府 入場料は20元でした。初めてなのに見覚えがあると思ったら、ドラマで見ていたみたいです。・ 頤和園の長廊 黛玉が詩稿を焼く場面と、宝琴の絵を発見! 一つ一つ絵を見ていたらすごく疲れました。まだ見落としがあるかもしれません。・ 河北省正定県の栄国府 はっきり言って、さびれてました……。門前の写真屋(紅楼夢の衣装を着て写真を撮れとしつこい)だけが元気。入場料は20元。入ったとたん、解説はいらないかと熱心に勧められましたが、ゆっくり見たいので断りました。部屋のいくつかには、(下手くそな)人形で物語の場面を再現していますが、その部屋での場面ならともかく、屋外の場面を作ってあるのは、興ざめ。紅楼夢詩詞絵画石刻展や、登場人物の人形を並べた部屋も。閉めっぱなしの部屋も多く、手入れが行き届いていない感じです。 「王煕鳳展庁」という派手な看板の部屋があり、好奇心に負けて5元の別料金を払って入場しました。中身はというと、王煕鳳の動いてしゃべる人形が舞台にあるだけ。係員が何やら司会をしますが、まともに聞く元気はありませんでした……。こんなくだらないものにお金を払ってしまったのかと思うと、本気で気が滅入りました。これから行かれる方、ここには決して入ってはいけません。 ただ、ドラマで見たままの建物を見たのはやっぱりうれしいし、実際に歩いてみてなるほどと思える場所もあり、まあ来てよかったと思えました。門前の寧栄街もドラマで見たとおりに残っていました。 ちなみに、私が見学中、他にお客はいませんでした。私が来た時に1組出てきて、帰る時に1グループ来ただけです。門前には昔風の建物のお店が並んでいましたが、やっぱり閑古鳥が鳴いているようでした。 行くには、石家荘市から。まず、石家荘駅と駅前長距離バスターミナルの途中にあるバス停から、正定行き(201路)バスで終点下車。40~50分ほど、バス代は3元。バスは正定バスターミナルに到着するので、そこから1路のバス(1元)に乗り、「pingpang球基地(pingpangは、ピンポン=卓球の中国文字)」で下車してちょっと戻る感じです。 栄国府のためだけに正定くんだりまで行くのは、いくら紅迷でもちょっとキツイ気がしますが、正定にはそのほか三国志の趙雲廟(ここもいろいろと問題があり、手放しではお勧めしかねます)、隆興寺、大仏寺(行ってません)、いくつかの仏塔などがあり、なかなか見ごたえがあります。特に隆興寺は見事ですので、近くまで来たら足を運ぶ価値はあると思います。
>Earthさんさりげなく返信が着いていたので驚きました。えっと、六月に訪中したときに、紅楼夢関係の書籍を買いあさって、それから忙しくて自分でも何を買ったか忘れていたのですが、その中に「《紅楼夢》与中国古代小説研究」(詹丹・著/東華大学出版社2003年9月出版 ISBN 7-81038-621-2/I・04 定価18元)と言うのがありました。中身を読んでないので、なんとも言い難いのですが、Earthさんの探していらっしゃる本に近いのではないかと思い、御紹介いたします。
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