旅行報告・その2

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南京では現在、地下鉄1号線が南北に、2号線が東西に走っており、今回訪問した場所は全て2号線沿いにあります。
「南京站」から1号線に乗り、5駅目の「新街口」で2号線に乗り換えます。
烏龍潭公園は「新街口」から西へ2駅目の「漢中門」、江寧織造博物館は東へ1駅目の「大行宮」、明孝陵は東へ4駅目の「苜蓿園」で下車します。

(1)南京曹雪芹記念館(烏龍潭公園) trip017
結論から言えば、現在(ネットで調べると久しく)閉館しています。
地下鉄2号線「漢中門」の2番口を出て100mほどで公園の南入口に到着します。ただし、正門は公園の北側にあり、南口には看板も門柱もありません。
北門の近くに曹雪芹記念館、石頭記(大石)、曹雪芹像がありますが、記念館が閉館している今、あまり立ち寄る価値はなさそうです。

(2)南京江寧織造博物館
昨年ついにオープンした博物館で、入館料は20元(総統府とのセット入場券が55元)でした。南口は地下鉄2号線「大行宮」の2番口に直結しており、こちらから入ると「紅楼夢館」「雲錦館」のある地下1階、北口から入ると「江寧織造庁」のある1階になります。

あらためて説明するのもなんですが、南京は曹雪芹が幼少期を送った地であり、江寧織造は曹家が代々務めた職です。
で、南口から入ると右手にカフェ、左手に劇場(まだ使われていないようです)があり、その先に紅楼夢館があります。

trip018曹雪芹記念館が曹雪芹や曹家に関する紅学の資料館であるのに対し、ここは紅楼夢のテーマ館といった印象です。
紅楼夢館に入ると曹雪芹の家系に関する「曹雪芹身世」、雪芹の生涯に関する「紅楼夢閲読」に始まり、「作品主題」「紅楼夢文化」のコーナーへと続きます。特にCGを駆使した展示が目立ち、入り口の曹雪芹、大石が道士たちと出会う場面、宝玉と黛玉の4つの名場面、宝玉の出家、宝玉が太虚幻境を訪れた場面の動画が流れています。
通常こういうところは撮影禁止なのでしょうが、皆スマホでバシャバシャ撮っており、私もビデオを回してきましたので、機会があればアップします。
また、紅楼夢文化では87版紅楼夢についてはふんだんに紹介されているのですが、新版紅楼夢についたは全く言及されていませんでした(^^;

雲錦館に展示されているのは「雲錦織物」、つまり歴代皇帝の衣に使われた複雑な模様を織り込んだ南京伝統の織物と清朝皇帝の龍袍です。
2階には旗袍(チーパオ)、つまりチャイナドレスの試着ができる中国旗袍館があります。
売店では旗袍などの衣装販売しかなく、工芸品や紅楼夢関連品は売っていませんでした。

(3)紅楼芸文苑(明孝陵景区)
trip019紅楼芸文苑は世界遺産の明孝陵に隣接しており、地下鉄「苜蓿園」の1番口から明孝陵を目指して登っていきます。
「明孝陵景区」の入場券が70元、中山陵・明孝陵・霊谷寺のセット入場券が100元ですが、いずれも山の上にありますので、時間と体力をよく考えて選んでください(^^;

石獣の並ぶ神道を抜け、明の初代皇帝・朱元璋の陵墓である明孝陵まで歩いて20~30分、その先に紅楼芸文苑があり、
建物は寥汀花溆、櫳翠庵、含芳閣、太虚幻境
石像は通霊宝玉の大石、曹雪芹、警幻仙姑、宝琴、宝黛、湘雲、黛玉
案内表示板は芙蓉仙界・瀟湘竹韻・薬園沉酔・沁香釣台・香丘・香草園を確認しました。
(表示は中国語・英語・日本語が併記されています)

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このページは、平山が2014年10月23日 20:22に書いたブログ記事です。

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