壁絵の設置は南京芸術学院のプロジェクトとして2011年から開始されたものだそうです。
http://rakurakupress.com/news/13574.html
(1)五塘広場
五塘広場站の壁絵は改札の外の通路にあり、電車を出て改札フロアに上がるとフェンス越しに全景を見ることができます。
テーマは「太虚幻境」で、作者は呉達立さんというフランス国籍の女性華人画家です。ダイナミックなタッチで、日輪らしき光を中央に、すぐ右に僧と道士、最も右に宝玉(神瑛?)、最も左に牌坊が描かれています。
(2)南京站
南京站の壁絵も改札の外の通路にあり、電車を出て改札フロアに上がるとフェンス越しに全景を見ることができます。
テーマは「元春省親」で、作者は金延林さんという画家です。紅学会の会員でもある金氏は、細部まで詳細な考察を行い、古典的なタッチで、駕籠(八人大轎)に乗って帰省する元春一行を待ち受ける史太君ら賈家の人々の様子が描かれています。この絵が南京駅に設置されたのは「南京にお帰りなさい」との意味も含んでいるそうです。
(3)大行宮站
大行宮站の壁絵は2号線と3号線の乗換通路に設置してあり、前を通る通行人がなかなか途切れないため、写真撮影はちょっと大変でした。
テーマは「金陵十二釵」で、各人を囲む白枠は宝玉の通霊玉を模しているそうです(作者に関する情報はネット上に見つけられませんでした)。
問題はこの12人が誰なのかがいまいち判然とせず、ネットでも話題になっています。
私は左から宝釵・巧姐・黛玉・惜春・煕鳳・湘雲・探春・元春・迎春・可卿・李纨・妙玉と推定しましたが、あまり自信はありません(^^;
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