紅楼夢の話題からは外れますが、最後に安陽観光について記載しておきます。
北京西駅-安陽間に和諧号(中国版新幹線)が通り、片道3時間半で行けるようになっており、ちょっときつかったのですが、今回は日帰りで行ってきました。
で、今回利用した和諧号はこちら↓
D133 北京西06:54→安陽10:29
D132 安陽19:30→北京西23:02
帰りはもう少し早い便があるといいのですが、この前の便は安陽発13:46なのです。残念。
和諧号は(春節や国慶節期間などを除けば)当日でもまず問題なく購入できると聞いていますが、切符を買うには従来どおり長い行列に並ばなくてはいけませんので、朝早い列車に乗る場合は前日に購入したほうがよいです。
ちなみに、北京西駅発の切符でも北京駅で購入できます。往復分の購入も可能です。
さて当日、私の乗った和諧号は事故か何かで1時間あまり遅れて安陽に到着しました。
駅前で地図を買って眺めると、殷墟は安陽駅から2キロちょっと。私は雰囲気を味わいたくて(時間もあったし)歩いていきましたが、タクシーの利用が無難だと思います。バスは15路が利用できそうですが、降りてから殷墟まではけっこう歩くことになります。
ご存知の通り、殷墟は殷王朝後期の都城跡といわれ、2006年に世界遺産に登録されました。正面には神社の鳥居を思わせる殷の門(考証により復元されたもので、実際に鳥居のルーツとも言われます)がそびえています。広い敷地内には殷墟博物館や婦好墓、甲骨文字の石碑などが点在し、時間を忘れて走り回っておりました。甲骨文字が刻まれた亀の甲羅を見てちょっと感動(^^)
その後、袁林(袁世凱の墓)を観光し、17時すぎには駅に戻って待合室で休んでいました。足を伸ばせば羑里城遺跡、天寧寺塔といった観光地もあるのですが、くたくたで気力が残っていませんでした。
余裕があれば1泊したほうがいいのでしょうね。帰りの和諧号では爆睡しておりました(^^;
平山さん、お帰りなさい。
北京西駅-安陽間の和諧号の具体的な時間や、その他参考事項、ありがとうございました。私も殷墟には是非行きたいと思っていますが、いつになることやら・・・。
殷の門は、まさに鳥居ですよね。
今、神道文化を学んでいるので、鳥居の写真は興味深く拝見しました。日本の鳥居のルーツは、やはり中国のようですね。
甲骨文字は、台湾の故宮博物館で初めて見ました。
亀の甲羅や牛の肩甲骨に刻まれた甲骨文字を見たとき、とても感動したことを思い出しました。
青銅器に刻まれている金文も神秘的で趣があって大好きです。
>夕陽さん
コメントの承認が遅れて申し訳ありませんでした。
夕陽さんもいつの日か殷墟に足を運べるといいですね。
安陽はいかにものんびりした地方都市といった印象でしたが、あちこちで大がかりな工事が行われており、いずれその光景を一変させるかもしれません。
観光都市としての売り出しを図っており、今回の外国人への観光地の無料開放や北京直行便の増設もその一環のようです。いずれ日本からの観光ツアーも増えていくのではないでしょうか。
殷の門が鳥居に似ているのが偶然なのか必然なのか、私には分かりませんが、超古代の中国と日本につながりがあったというのも夢があっていいですね。
そういえば、殷墟博物館は地下にあるのですが、入口まで続くスロープの傍らに中華人民共和国→中華民国→清→明→元…とそれぞれの王朝が存在した年代が書かれており、時代を逆行していくような演出に思わず身震いしてしまいました(^^; 歴史はロマンです。
ところで、中国文字博物館も地図には載っていました。
安陽駅から5キロほど東にある東汽車站のすぐそばのようです。
駅からバス1本で行けるようですが、安陽ではタクシーもそこそこ走っていて簡単につかまりますので、観光にはタクシーを利用するのが便利だと思います。
とにかくオープンしてからの話ですね。